特集

あの人の作業机​​ vol.30 アクセサリー作家・harapecoraさん

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、 絵本から飛び出したようなアクセサリーや雑貨を手がけるharapecoraさんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

harapecora
物語をモチーフにした、絵本から飛び出したようなアクセサリーや雑貨を手がける。
https://minne.com/@151a

秘密基地のような作業部屋

いつから、この作業部屋を使われていますか?

harapecora
今年の4月に中古の戸建てを購入し、リノベーションしました。その際にロフトにアトリエをつくりました。ロフトなので天井は低いのですが、それが秘密基地っぽくて気に入ってます。

机や棚がお部屋のサイズにピッタリとはまっていますね。作業部屋づくりのこだわりはなんでしょうか。

harapecora
部屋をつくる際に、机や棚も大工さんに頼んでつくってもらいました。
とにかく作業がしやすい部屋にしたいと思ったので、収納棚を増やしたり、明るい窓の前を作業用のスペースにするなど、ものづくりに特化したお部屋になっています。

きちんと整理されていて、こだわりを感じる部屋になっていますね。
後ろの壁にはかわいらしいポストカードがたくさん。

harapecora
後ろの壁がマグネットボードになっているのでお気に入りのポストカードや、自分の描いたイラストを飾っています。
マグネットなのでその日の気分で入れ替えられるのがとても便利なんです。
仕事中ふとした瞬間に好きなものが目に入ると自然とワクワクして良いアイデアが浮かぶような気がします。

片付けが苦手な自分のための棚

とってもきれいに棚に収納されていますが、作業部屋の整理整頓術などがあれば教えてください。

harapecora
わたしは片付けが苦手でめんどくさがりなので、手が届く範囲に収納スペースをたくさんつくりました。
 
これも大工さんと相談して制作されたんですね。

harapecora
そうなんです。アクセサリーパーツのストックから梱包材まで全てこのエリアにまとめています。

harapecora
制作から梱包までひと通りの作業を行うとどうしても作業スペースがもので溢れかえるので、初めから作業するスペースはできるだけものを置かないようにしています。

欠かせない2つのアイテム


 
作業机にいつも置いている「スタメン」のようなアイテムはありますか?


harapecora
一番欠かせないものはスケッチブックとペンタブレットです。
 
それぞれどのように使われているんでしょうか。

harapecora
スケッチブックはアイデアを考えるときに使います。
学生の頃からアイデアはスケッチブックに手書きするというのが染み付いているのでパソコンで絵を描くようになってからも、このスケッチブックを使っています。
 
便利な世の中になっても、アイデアを書き留めるのは手書きがいちばんだったりしますよね。

harapecora
そうですね。ペンタブは実際に作品で使うイラストを描くのに使用しています。
線の調子を整えたり配色を考えるときなど、時間短縮になるのでとても便利です。

制作に使用する道具は普段どのように選ばれていますか?

harapecora
道具は昔から特にこだわりがなく、使いやすいものを壊れるまで使い続けています。
アクセサリーを組み立てる道具はかれこれ5年以上は使っていると思います。
 
手に馴染んだ道具たちなんですね。
最後に作品制作で大切にしていることを教えてください。

harapecora
ものづくりは、つくっているときの自分の感情が完成した作品に反映されると思っています。
自分自身が楽しみながらつくったものほど、お客さまにもちゃんとその楽しさが伝わっていくと思います。
なので仕事中はいつも自分がリラックスしてご機嫌でいられるように心がけています。

今住んでいるところは田んぼに囲まれた自然豊かなところなので、煮詰まったら散歩するなどしてリフレッシュしています。

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取材・文/中村瑛美里

今後もminneとものづくりとでは、みなさんの「作業机」を募集しております。「#わたしの作業机」(「#minneとものづくりと」をお忘れなく!)の投稿をお待ちしております。

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