『野生の手仕事と知恵』展
幾度となくアマゾンを訪れ、彼らの生活の道具を物々交換等で収集してきた文化人類学研究者・山口吉彦氏のコレクションが展示されます。南米アマゾン川流域の先住民を中心に、そこに暮らす人々の生活に密着した道具からその土地に生息する生物標本に至るまで、幅広い資料が揃っています。遠い過去の話や別の世界のことではなく、今日もこの地球で営まれている暮らし。さまざまな禍(わざわい)が起きる現在だからこそ、一層多くの気づきや学びがありそうな展示です。
期間:9/10(金)〜11/7(日) 11:00〜20:00
定休日:店舗に準ずる
入場料:無料
HP:https://atelier.muji.com/jp/exhibition/3759/
王 露 写真展「Frozen are the winds of time」
1989年中国・山西省生まれ、現在、東京藝術⼤学美術研究科先端芸術表現専攻修⼠課程在学中の写真家・王 露(Wang Lu)氏。本展では、都市開発が推進されている中国の地方都市である故郷を背景に、自身の父と母を捉えた写真と、母の手記を手がかりとして、家族の肖像を描き出します。あるひとひとつの家族と都市を、透明感のある写真でありのままに捉えた作品は、国境や文化的背景を越え、多くの人々の無意識部に訴えかけるはずです。
期間:9/16(木)〜10/3(日) 火〜金 12:00〜19:00、土・日12:00〜18:00
休廊日:月曜
入場料:無料
HP:https://fugensha.jp/events/210916wanglu/
3331 GALLERY #042 3331 ART FAIR recommended artists
石場文子個展「不在(ない)と存在(ある)」
日用品にささやかな手作業を加えて撮影することで、見る者の視覚にだまし絵的な印象を与える作品をつくり出す美術作家の石場文子氏。本展では、主に印刷技術の中で「白」を「無」として捉える現象に着目。“そこに在るはずなのに無い。無いのに在る。”というパラドックスから生じる哲学的な命題に取り組んでいます。デジタル技術が発展し、ボタンを押すだけで思い通りに加工された画像が得られる今の時代に、あえてアナログな手法で果敢に二次元(平面)と三次元(立体/遠近法)の世界に挑戦する作品をぜひご覧ください。
石場文子個展「不在(ない)と存在(ある)」
期間:9/17(金)〜10/17(日) 11:00〜19:00 ※最終日は18:00まで
入場料:無料
HP:https://www.3331.jp/schedule/005427.html
グッドデザイン賞フォーカス・イシュー 2015→2020
デザインの現在地
「フォーカス・イシュー」とは、デザインが社会課題にどのような解を示そうとしているかを読み解き、発信するためのグッドデザイン賞の取り組みです。本展では「イシュー」を12のテーマに再編集し、それぞれに関わる約100点の受賞デザインをグラフィックと現品で展示。これまでに、デザインについてどのような議論がなされ、「重要」とされた領域に対しデザインがどのように呼応してきたかを俯瞰し、「デザインの現在地」を確認する企画展です。
デザインの現在地
期間:8/31(火)〜9/20(月・祝) 11:00〜19:00
入場料:無料
HP:https://www.g-mark.org/gdm/index.html
中野由紀子 個展「遠くに山、窓の外、駅までの道」
日々の生活や夢で見て気になった風景を、記憶を手繰り寄せながら描いている中野由紀子氏。不思議な浮遊感と柔らかさに覆われた画面は、ともすれば忘れてしまいがちな日常の風景やはかなく消え去る夢の中のイメージをゆるやかに形象化し、それらの「気配」を画面に投影していきます。本展では社会的情勢により変化した車窓の眺めや駅までの道で目にする風景に注目し、過ぎてゆく日々を画面に留めた十数点の平面作品が展示・販売されます。
期間:8/27(金)〜9/12(日) 12:00〜19:00
休廊日:月〜水曜
入場料:無料
HP:https://www.art-dyne.com/
大河 紀 個展 『 地鳴る絵画 』
色彩豊かで、どこかコミカル。しかし、描かれる内容やテーマはどれも意味深で現代美術的。イラストレーターとして活動している大河 紀氏による個展です。彼女にしか表現できない世界をぜひお楽しみください。
ー「空を越えるのが難しくなって、地面を見つめ直さざるを得ない。この地面を愛したい。今日も地面の声がでかい。瞬間的な今この時代、私が描くべきは、この地に立つ心を鼓舞させたいという意志です。」ー
期間:8/28(土)〜9/12(日) 13:00〜19:00
定休日:水曜
入場料:無料
HP:https://new-pure-plus.tumblr.com/
曽田朋子「ガワ と ミ」
造形作家の曽田朋子(ミミヤマミシン)氏による展覧会です。展覧会名となっている「ガワ と ミ」は、内側と外側のような極端なことではなく、“パン生地と餡子”のことを指します。ガワ側からみるか、ミ側からみるか…?そんな風景は街の風景にもつながります。
会期中は随時、生地のほつれや虫喰い穴に、お好きな色で生地をあてがう「ミミヤマ手当て」を受付。詳しくはHPをチェックしてみてくださいね。
期間:9/11(土)〜10/2(土) 13:00〜19:00
定休日:火〜水曜
入場料:無料
HP:https://hitoto.info/gawatomi/