特集

【季節のスワッグ】空間のアクセントにぴったりな「烏瓜のスワッグ」の作り方

日比谷花壇さんに、季節のお花やグリーンを使ったリースやスワッグの作り方を教えていただく連載です。今回は、豊かな発色で視線を集める烏瓜(カラスウリ)をメインに使った秋色スワッグの作り方をご紹介します。

烏瓜のスワッグの作り方


 
日比谷花壇 シニアデザイナーの西澤さんにおしえていただきます。

西澤真実子さん
ギフト商品の部門でデザインのコアを担う、トップデザイナー。シンプルかつ花材の繊細な色合いにこだわったデザインを得意とし、女性的で透明感のある作風が特徴。

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秋はかわいらしい形や色の実もの、穂を楽しむグラス類、紅葉の枝など、花以外にも魅力的な素材がたくさん出回ります。
今回は、収穫の秋をイメージして、黄色やオレンジ色に色づき始めた烏瓜の実をメインに野バラの実、グラス類のパニカム、ワックスフラワーなどを合わせたカラフルなスワッグを作りましょう。

これからの季節は、烏瓜の他にも、野ブドウ、ヘクソカズラ、スズメウリ、ツルウメモドキの実など個性的で美しい実ものを身近で見つけることができますので、アレンジして楽しんでいただくのもおすすめですよ。

それでは一緒に作っていきましょう。

必要な材料と道具

(花材左から)
・ミシマサイコ 1本
・パニカム 5本
・ワックスフラワー 1本
・野バラ 1本
・烏瓜
・リボン(お好みの長さで)
・麻ひも 1本
・輪ゴム 1本
・花ばさみ

STEP1 花の下準備をする

まずはじめに、スワッグの仕上がりが30~40cmくらいのサイズになるのをイメージして、花の下処理をします。
パニカムは長めに使うので、穂の部分が40~50cmくらいになるように穂と葉を切り分けます。

ミシマサイコは、下のほうの長い茎は枝分かれしている根本でカットし、上のほうは元の枝に付けたままで長く使えるパーツにします。余分な葉は取り除いてください。

ワックスフラワーは手元で短く使うので、20cmくらいの長さのパーツに切り分け、つぼみや葉の枝は長く残します。持ち手より下になる葉は取り除きましょう。

STEP2 花材を束ねる

スワッグにしたときに細いもの、長いもの、動きのあるものは先端に、面積の大きいものは
持ち手となる部分の近くに配置するとバランスよくまとまります。

まずは、パニカムを中心に野バラの枝を添えるように持ちます。

ワックスフラワーの葉やつぼみの長い枝、ミシマサイコ、野バラの実、パニカムの穂や葉などを左右に広げながら段々に上に重ねていきます。

小さめの烏瓜やワックスフラワーの花を重ねます。


持ち手となるジョイント点の近くには、いちばん目立たせたい烏瓜がくるように配置します。
烏瓜はやや重さがあるので、持ちあげて吊るした状態にしながら配置する位置を確認しましょう。

ジョイント点を輪ゴムでしっかりと留めます。巻き始め、巻き終わりともしっかりした太めの茎に絡めてください。輪ゴムはリボンで隠したいので、なるべく上に巻き付けましょう。
ジョイント点から10cmくらいのところで、茎を揃えて花ばさみでカットします。

STEP3 リボンを結ぶ

麻ひもで壁に掛ける用の輪っか(二重止め結びが簡単でおすすめです)を作ります。

結び目がスワッグの裏側にくるようにジョイント点にしっかりと結びます。

麻ひもの上にリボンを結びます。
リボンで印象が変わるので、お好みのリボンで楽しんでください。

形を整えて完成です。

烏瓜は長い蔓なので、完成したスワッグの上からさらに巻き付けたりしてもおもしろいですよ。

それでは、次回もおたのしみに。

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撮影 / 福井崇史さん
日比谷花壇 シニアデザイナー。フラワーデザイナーの想いや、作品の特長、特性を理解して撮れるフォトグラファーとしても社内外で活躍。

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編集 / 西巻香織

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