目次
羊毛フェルトとは
羊毛フェルトとは、「ニードル」という細い刻みが入った特殊な針で羊毛(ウール)の繊維を絡め合わせてさまざまな形を成形する手芸の一種です。「ニードルフェルト」とも呼ばれています。
一方、針を使わず、羊毛を平たく重ねて固め、フェルトのようにして使う「ウェットフェルト」の手法でも羊毛フェルト作品を作ることができます。
羊毛フェルト作りに必要な材料・道具
羊毛フェルト作品を作るのに必要なアイテムは、羊毛、羊毛針(ニードル)、フェルティングマットのみです。必要材料が少なく、作る場所も選ばないため、手軽に挑戦することができますよ。
フェルトボールを作ってみよう
はじめて羊毛フェルトに挑戦される方は、羊毛に針を刺してフェルト化していく感覚を掴むために、まずフェルトボールを作ってみましょう。minne作家のROROさんに、その作り方を教えていただきました。
https://minne.com/@rorostore21
羊毛フェルトボール作りに必要な材料・道具
・フェルティングマット
・羊毛針(レギュラー針)
・お好きな羊毛1色
画像くらいの量の羊毛フェルトを用意してください。
手順1、羊毛を手で整える
手順2、針で羊毛を刺し固める
手順3、表面を整える
だいたい直径2cmのフェルトボールになります。
失敗しないためには?羊毛フェルトを上手に作るコツ
これから羊毛フェルトを始めてみたい、という方に向けて、ROROさんに「上手に羊毛フェルト作品を作るコツ」についてもおうかがいしてみました。
羊毛がまとまっている状態から刺していくと、中心の羊毛をしっかり刺し固めることができ、きれいな形を作りやすくなりますよ。
簡単!羊毛フェルトのマグカップの作り方
続けて、ROROさんに初心者でも挑戦しやすい羊毛フェルトレシピ「マグカップの作り方」を教えていただきました。とってもかわいい上にアレンジしやすいモチーフなので、ぜひレシピを参考に、チャレンジしてみてくださいね。
羊毛フェルトのマグカップ作りに必要な材料・道具
・羊毛針(レギュラー針)
・フェルティングマット
・はさみ(先が細いもの)
お好きな2色の羊毛を、画像くらいの分量ご用意ください。
・羊毛A/マグカップ本体
・羊毛B/マグカップの持ち手
・羊毛C/柄用
手順1、カップ部分を作る
まず、フェルティングマットの上に、羊毛Aを平らに置き、だいたい均一の厚みになるくらいに手で整えます。
上下の側面も同じです。マグカップの形になるよう、下の幅が狭くなるように重点的に刺していきます。
部分的に厚みが薄い部分ができてしまったら、追加で少量の羊毛を足して刺し込み、厚さを整えれば大丈夫です。
手順2、マグカップの取っ手を作る
両端の部分はあえてしっかりと刺し込まずに画像のように毛羽立ちを残しておきます。
手順3、持ち手をカップに付ける
画像のように、マグカップ部分を指で固定しながら針をしっかりと刺し込んでください。
手順4、柄の位置を決める
手順5、柄を入れる
裏にピンを付けてブローチにしてみたり、これからの季節はリボンや紐を使ってツリーのオーナメントにしてみたりと、羊毛フェルトを使ったハンドメイドを楽しんでもらえれば嬉しいです!
羊毛フェルトでがま口作りに挑戦してみよう
羊毛フェルトに慣れてきたら、より立体感のある作品作りに挑戦してみましょう。フェルトボールを応用して作れる「がま口」レシピもぜひチェックしてみてくださいね。
初めての方におすすめ「羊毛フェルト手作りキット」
材料や道具、詳しい作り方などが一緒になった、minneで見つかるおすすめの羊毛フェルトキットをご紹介します。
こだわりの手染め羊毛を使用
くせっ毛がかわいいひつじのストラップ作りを楽しめるキットです。パーツを変えれば簡単にブローチに仕立てることもできますよ。
“うちのコ色”で作れます
作りたいインコの写真を作家さんに送ることで、必要な色の羊毛を選定し同封してくれるオーダーメイド型キットです。道具をつけるかどうかも選択可能。
おうち時間で楽しめる「羊毛フェルト」。無心でチクチクと針を刺す時間そのものに癒されるという人も多いようです。ぜひみなさんもチャレンジしてみてくださいね。