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キャンドルの作り方|ボタニカルキャンドルを手作りしよう

手作りキャンドルを楽しみませんか。クリスマスをイメージした、かわいいボタニカルキャンドルの作り方をキャンドル作家のチュルメールさんに教えていただきました。種類や形などキャンドルの基礎知識とあわせてご紹介します。

キャンドルとろうそくの違い

チュルメールさんの「ミモザキャンドル-CUBE-」
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キャンドルとろうそくは一見同じようですが、原材料や煙の立ち方などに違いがあります。
芯の長さや種類にもよりますが、一般的にはキャンドルは主に石油由来の原料が使われるのに対し、ろうそくは主に植物由来の原料が使われるため、ろうそくのほうが炎が大きく、消えにくいといわれています。

キャンドルの種類

ひと言で「キャンドル」といっても、その種類はたくさんあります。主な違いはワックスの種類と形によるものです。それぞれご紹介します。

ワックスの種類による違い

キャンドルの主原料のワックスには、もっとも一般的といわれる石油由来の「パラフィンワックス」の他に、ミツバチが分泌する蝋分を使った「蜜蝋(ビーズワックス)」、石油由来の透明ジェル状ワックス「ジェルワックス」、大豆を原料とした「ソイワックス」などがあります。

キャンドルの形による違い

キャンドルには形もさまざまあり、昔から広く使われていたシンプルな丸型(ラウンド)、三角型(コーン)、四角型(スクエア)は「ベーシックキャンドル」と呼ばれています。
一方、ハートや動物、食べ物など特殊な形をしたものを「モチーフキャンドル」といいます。
最近は、缶や陶器に入った「グラスキャンドル」や水に浮かべて使う「フローティングキャンドル」も人気を集めています。

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今回は、そんな数あるキャンドルの中から、これからの季節にぴったりなクリスマスムードあふれる「ボタニカルキャンドル」の作り方を、作家・チュルメールさんに教えていただきました。


キャンドル作りに必要な材料・道具

【材料】
・パラフィンワックス 190g
・マイクロワックス 10g
・ドライフラワー 適量
・土台のキャンドル 1個
・シリコンスプレーまたはサラダ油 適量
・顔料(白)適量 あれば

【道具】
・アクリル製の型 1個
・IHヒーター
・ホーロー製の鍋またはカップ
・温度計
・割りばしまたは 竹串 1本
・ティッシュペーパー
・バットまたはクッキングシート
・ペンチ あれば
・鍋つかみ

土台となるキャンドルは、市販のろうそくでも大丈夫です。ただし、芯が1cmほどの場合、作業中に倒れてしまうなど安定しない可能性があるので注意しましょう。
材料、道具ともに100均などをうまく活用してそろえるといいですよ。

おしゃれなクリスマスキャンドルの作り方

真っ赤な実がかわいい「ペッパーベリー」をメインに使った、クリスマスにぴったりなキャンドルの作り方をご紹介します。自宅で簡単に作ることができるので、ぜひ参考にしてチャレンジしてみてくださいね。

チュルメール
キャンドル作りを始める前に事前の下準備として、汚れ防止のため、作業台に新聞紙や模造紙を敷いておくことをおすすめします。IHヒーターの周りやパネルはラップでカバーしておくといいですよ。準備が完了したら、作業を開始しましょう。

キャンドルの作り方手順

1、キャンドルの型をオイルでコーティングする

チュルメール
キャンドルの型離れが良くなるように、型にシリコンスプレーをかけます。スプレーが無い方は、ティッシュペーパーに少量のサラダ油を垂らしてまんべんなく塗ってください。

2、土台のキャンドルを型に入れる

チュルメール
土台となるキャンドルまたはろうそくを、アクリル製の型の中心に置きます。周囲の隙間が均一になるようにしましょう。

3、ドライフラワーを敷き詰める

チュルメール
キャンドルと型の隙間にドライフラワーを詰めていきます。分量はお好みで調整してください。割りばしや竹串を使って、配置のバランスをとりましょう。

4、ワックスを低温で溶かす

チュルメール
ホーロー製の鍋またはカップにパラフィンワックス、マイクロワックス、顔料を入れて溶かしていきます。
低温でゆっくりと溶かすことがポイントです。90〜95℃を保つようにしましょう。あっという間に高温になりますが、120℃以上にはならないように注意してください。

5、ワックスを型に流し込む

チュルメール
溶かしたワックスを型に流し込みます。土台のキャンドルの芯の上からかけるようにすると入れやすいですよ。キャンドルがしっかりと隠れるまで入れてください。このとき、芯は7㎜以上出るようにします。

花材が浮いてきたら割りばしで押し込むか取り除き、土台のキャンドルの上に花材がこないようにしましょう。

6、冷まして型から取り出す

チュルメール
常温で2時間ほど冷ましたら、型から取り出します。
抜けにくい場合は、さらに30分ほど冷蔵庫で冷やすと型離れしやすくなりますよ。
上面の周囲をティッシュで拭いて整えれば、完成です。

キャンドルをきれいにつくるコツ・注意点

チュルメール
土台のワックスは中心に置くこと、ワックスは低温で溶かし90〜95℃を保つこと、溶かしたワックスを流し入れる際に、浮いてきてしまった花材は押し込むかきちんと取り除いておくこと。手順をしっかり守れば、どなたでも美しく作ることができるはずです。

チュルメール
完成したキャンドルの上部の凹みが気になるようでしたら、低温で溶かしたワックスを75℃に加熱して静かに上から流し込み、割りばしや竹串で整えると平らになりますよ。

チュルメール
慌てずにゆっくりと試してみてくださいね。

さらにひと手間かければ、より立体的で色鮮やかに

左・通常の手順で完成したキャンドル 右・ひと手間加えてドライフラワーを際立たせたキャンドル。表面の立体感、花材の鮮やかさにご注目ください。

チュルメール
完成したキャンドルに、もうひと手間加えることで、ドライフラワーの立体感を際立たせることができます。より色鮮やかに楽しむことができますよ。

事前準備として、バットにシリコンスプレーをかけるか、クッキングシートを広げておいてください。詳しい手順をご紹介します。

1、溶かしたワックスにキャンドルを浸ける

チュルメール
先ほどホーロー製の鍋またはカップで溶かしたワックスを、110℃まで加熱して保温設定にしたら、完成したキャンドルの芯を持ち、静かに浸けます。
このとき、上面まで浸けないようにしましょう。芯が短い場合は、ペンチで挟むなど、やけどに注意してください。
数回、出し入れしてドライフラワーが浮き出てくるまで周囲のロウを溶かします。

2、しっかり冷ます

チュルメール
バットやクッキングシートの上に置いて冷まし、周りのロウが固まったら完成です。
よりドライフラワーの色味が鮮明になり、キャンドルの表面に立体感が生まれました。仕上がりのお好みにあわせて、よろしければチャレンジしてみてくださいね。

初心者でも簡単に手作りできる!キャンドルキット

材料がひとまとめになった「キャンドルキット」もおすすめです。minneにある中から特に手軽に作れるものをピックアップしてご紹介します。

おいしそうなカヌレのキャンドルキット

kira candle/キラキャンドルさんの「《手作りキット》カヌレキャンドル(材料一切不要)」

kira candle/キラキャンドルさんの「《手作りキット》カヌレキャンドル(材料一切不要)」
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まるでスイーツを作るように、3種のカヌレが完成するキットです。見た目のかわいらしさに加えて甘い香りも楽しむことができますよ。手作りプレゼントにもおすすめです。

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モザイク柄が楽しいキャンドルキット

ccandle358さんの「キャンドル工作キット」

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点灯すると綺麗なモザイク模様が浮かび上がるキャンドルを作ることができます。自身で用意する道具については商品ページをご確認くださいね。
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おしゃれなキャンドルでクリスマスを彩ろう

minneには、サンタモチーフ、もみの木モチーフなどクリスマスムードを高めてくれるキャンドルもたくさん。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

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作り方を教えていただいた作家さん
キャンドル作家・チュルメール
「幸せな彩り」をコンセプトに、置くだけでお部屋をおしゃれに演出するキャンドルやワックスサシェを制作。
https://minne.com/@michone

西巻香織

この記事を書いたライター
西巻香織(にしまきかおり)
GMOペパボ株式会社 minne事業部所属。雑誌や書籍の編集、ライティングの経験を生かし、レシピやインタビューなど幅広いジャンルの記事を担当。陶芸、刺繍、料理など手仕事全般が好き。
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