自分でつくるスタンプパッド「いろづくり」
“日本の伝統色”を採用した絶妙なカラーバリエーションがそろう「いろもよう」の専用インキを組み合わせて、他にはない自分だけのオリジナルスタンプパッドがつくれる「いろづくり」。
今回は、2名のminne作家さんにそんな「いろづくり」を使った作品づくりに挑戦いただきました。息を呑むような美しい配色のアイテムがたくさん完成しましたので、ぜひ最後までお楽しみください。
「いろづくり」の使い方
無色のスタンプパッドに、全29色から選んだ複数の専用インキを垂らして、まだら模様やストライプなど、世界にひとつのスタンプパッドを簡単につくることができます。
繊細なグラデーション
版画用のゴム版をひとつひとつデザインナイフで手彫りし、ゴム版ハンコを制作されている作家・cotori cotoriさん。女の子やお花などかわいらしいモチーフのハンコに、「いろづくり」のまどろむような淡いグラデーションカラーがマッチ。心をそっと癒してくれるような作品の数々が誕生しました。
着替えるように色を楽しむ
まず制作いただいたのは、cotori cotoriさんが手がける人気モチーフ「女の子」のハンコをワンポイントに使った手づくりカードです。
「小さな紙でも、ぽんっとハンコを押すだけでオリジナルのカードになります。さらにパンチで穴をあけ紐を通せば、あっという間にギフトに添えたいタグに早変わり。難しい技術は何もいりません。大人も子どもも楽しくつくっていただけるアイテムです」とcotori cotoriさん。
それぞれの女の子が着ている美しいワンピースの色味にご注目を。
実はこんなにかわいいスタンプパッドを使ってつくられているんです。このお花柄のスタンプパッドをつくったのもcotori cotoriさん。
「いろづくり」は、「いろもよう」の専用インキから好きな色を選び、自由に配置して自分だけのオリジナルスタンプパッドをつくることができます。
cotori cotoriさんは他にも、こんなユニークな柄の「いろづくり」をつくってくださいました。スタンプパッド自体もまるで作品のようですね。
使用インキは、露草色(つゆくさいろ)と向日葵色(ひまわりいろ)。
2つの「いろづくり」で、ワンピース部分にハンコをぽんぽん押していき、さまざまなコーディネートの女の子たちが誕生しました。
こちらの作品は、まず、線画を「いろもよう」の墨色(すみいろ)で押し、その上から「いろづくり」でワンピース部分のインキが重ねられています。
ポップで楽しいデザイン
続いて制作いただいたのは、レターセットです。縁取るように、四隅をハンコでカラフルに彩ってくださいました。使われているハンコは、まる、さんかく、しかくとシンプルな形ですが、色使い次第で表現の幅がグッと広がることを改めて感じさせてくれる作品です。
ランダムに重ねられたハンコひとつひとつの発色、グラデーションの美しさに思わずうっとり。ここまで繊細な色の移り変わりの表現は、やはり「いろづくり」だからこそなせる技。
特別な贈り物に
周りと差のつく贈り物を演出できるオリジナルのラッピングペーパーも制作いただきました。「いろづくり」の淡いグラデーションが、cotori cotoriさんのやわらかいフォルムのハンコの魅力を引き立てていますね。
贈り物を手にした人がふと笑顔になってしまうような、やさしい気持ちになるデザインです。
「いろづくり」に使用する専用インキはどれも“日本の伝統色”が採用されているので、どんなにカラフルでもどこか上品で統一感が生まれますね。
最後に、cotori cotoriさんに「いろづくり」を使う上でのポイントや、「いろづくり」を使った作品づくりの魅力についてうかがってみました。
パッと目を惹く華やかさ
続いてご紹介するのは、さまざまなタッチの図案を手がける、消しゴムハンコ作家・Beach Field Stampさん。3つの「いろづくり」を使って、カード、ブックカバー、そしてこれからの時期にぴったりな年賀状を制作してくださいました。
今回は年賀状もつくってみたので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
3つの「いろづくり」
Beach Field Stampさんは3種類の「いろづくり」をつくってくださいました。スタンプパッド盤面を見るとどんな色なのか想像するのが難しいかもしれませんが、ふたに押された色とりどりの葉っぱが、ハンコを押したときに紙に乗る色味です。どれもとってもきれい。
それぞれの「いろづくり」を使った作品をご紹介します。
透き通るようなブルー
縹色(はなだいろ)や浅葱色(あさぎいろ)、瑠璃色(るりいろ)など、ブルー系のインキをメインに使ってつくられた「いろづくり」では、すっきりとした涼やかな配色の作品が完成しました。
右下のブックカバーはタイルのようなデザインに。
お魚のカードに押されたスタンプには、ところどころにうっすらと赤い色味が。全体のブルーグラデーションの美しさをいっそう引き立てていますね。
厚紙に小さなお花のハンコをランダムに押して、総柄風のカードに仕上げるのもおしゃれ。「いろづくり」のグラデーションで、手軽に素敵なボタニカルアートが完成します。
抜け感のあるニュアンスグリーン
専用インキの松葉色(まつばいろ)、朽葉色(くちばいろ)、萌黄色(もえぎいろ)、若竹色(わかたけいろ)などグリーン系を混色してつくられた「いろづくり」では、美しい発色ながらも、落ち着いた大人っぽい印象のカードと年賀状が完成しました。
さまざまなデザインのフラワー、リーフモチーフのハンコを手がけられているBeach Field Stampさん。猫じゃらしやあやめなど、自然モチーフのハンコをぽんぽん押していきます。
「いろづくり」のグラデーションが生むどこかリアルなような、幻想的な色合いが心地いい。
こちらは題して「オーロラの年賀状」。“フォレスト”と名付けられたグリーン系の「いろづくり」と、先ほど紹介したブルー系の「いろづくり」を組み合わせて制作してくださいました。
モチーフはもちろん、文字部分もBeach Field Stampさんのスタンプが使用されています。
ちなみによりしっかりインキを付けた状態の星座盤スタンプがこちら。
「星をくっきりと見せても、また違う夜空になり美しいです」とBeach Field Stampさん。
押すたびに異なる表情を楽しむことができるのも、ハンコならではの魅力です。
ワンポイントにぴったりのレッド
最後にご紹介するのは、レッド系のインキを組み合わせた「いろづくり」で制作いただいた、アネモネのカードとトラの年賀状です。
盤面に使われているインキ色は、桃色(ももいろ)、向日葵色(ひまわりいろ)、牡丹色(ぼたんいろ)。
どちらも、ブルー系、グリーン系の「いろづくり」とも組み合わせて、とびきり華やかに彩ってくださいました。大小のスタンプでメリハリも効いていますね。
最後に、初心者でも上手に「いろづくり」を使って作品を彩るコツをうかがうと、「ただひとつ。コツはいい感じになるまで、スタンプで押し続けることです」とBeach Field Stampさん。
自分だけの「いろづくり」を
好きな色を自由に組み合わせてつくれるスタンプパッド「いろづくり」で、あなただけのスタンプ作品づくりを楽しんでみませんか。
一見難しそうなグラデーションも、簡単に美しくつくることができますよ。これからの季節、クリスマスカードや年賀状づくりにもおすすめです。ぜひ活用くださいね。
「専用インキ」と「いろづくり」のセットをプレゼント
5色の専用インキ【桃色(ももいろ)・藤色(ふじいろ)・常磐色(ときわいろ)・露草色(つゆくさいろ)・水色(みずいろ)】と、「いろづくり」のセットを抽選で1名さまにプレゼントいたします。
<応募方法>
① Twitterにて「minneとものづくりと公式アカウント」をフォロー
② ご自身のTwitterアカウントにて募集ツイートをリツイート
※ 応募に使用するTwitterアカウントは必ず「公開」設定にしてください
<応募期間>
10月25日(月)~11月8日(月) 23:59
当選者には11月12日(金)までに、minneとものづくりと公式TwitterアカウントよりDMにてお知らせいたします。
キャンペーンの概要・注意事項はこちら
たくさんのご応募お待ちしております。
・スタンプパッド 標準小売価格 ¥440(税抜¥400)
・専用インキ全29色 標準小売価格 ¥330(税抜¥300)
・盤面サイズ 63×40mm
文 / 西巻香織 撮影 / 真田英幸
企画・ディレクション / 中村瑛美里