特集

あの人の作業机​​ vol.36 紙モノブランド・feellike

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、使う人・もらう人の気持ちが温かくなるような紙モノブランド「feel like」さんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

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使う人・もらう人の気持ちが温かくなるような紙モノブランド。
https://minne.com/@feellike

スイッチを切り替えるふたつの作業机

いつから、この作業部屋を使われていますか?

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半年前の引っ越しをきっかけに、お部屋のワンルームを制作部屋にしました。

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この机は、絵を描いたり作品をつくるときに使います。窓向きで開放感があり、自分の好きなものに囲まれて気持ちよく作業できる机です。机はもともと旦那の家にあったもので、この机で作品写真を撮ったらかわいかったので譲ってもらいました。

作品ページで見かけるのはこちらの机だったんですね!作品がとても映えていて撮影にぴったりですね。

こちらの机はPC作業専用でしょうか。

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はい。先ほどの木目の机とは別に、印刷やデータ作成などのデジタル作業用にもうひとつ机を用意しています。こちらにはPCに集中できるように、最低限の本やデバイスしか置いていません。

本から作品のアイデアをもらうこともあるのでしょうか。

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そうですね、アイデアに困ったら作品に触れるのがいちばんなので、本と触れ合う時間を大切にしています。
ここに並んでいるのは本棚から今お気に入りの本をピックアップして、机に並べています。本棚に並べてしまうと何の本があったか忘れがちなのですが、目に入るところにあるとちらっと振り返るきっかけになります。

こちらの机は窓際の机とはまた雰囲気がガラッと変わりますね。

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同じところにずっといると集中力が切れてしまうので、机を変えることで気持ちのスイッチの切り替えにもなっているんです。

机を分ける以外にも、作品制作のためにしていることはありますか?

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作業机の下に、疲れたときのためのおやすみスペースをつくり、永く楽しくつくり続けるために、眠いときは寝る!疲れたときは休む!と決めています。
たまに甘いものや温かい飲み物を飲んでぼーっとアイデア出しをしたりもします。

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あと、いつもこのぬいぐるみに見守ってもらっています。
作業机ではしかめっ面になりがちなので、この子を見ると表情筋がほぐれて、リラックスしてものづくりに向き合えるんです。

気に入ったものは買い足して永く使う

作業机も整頓されていますが、こだわりなどがあれば教えてください。

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ポケットが多いクリアファイルが便利で、印刷した素材の余りやサンプルなどを作品ごとに管理しています。
紙ものはきれいに保管しておくことが大事なので、折れずに保管できるクリアファイルは最適です。

作品づくりに使用する道具はどのように選ばれていますか?

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あまり特殊な道具はないのですが、基本的に学生時代からずっと使っている手に馴染むものを使えないくらい古くなったら買い替えるイメージです。
水彩絵の具は昔祖母からもらって、色が気に入ったので、なくなったら買い足して使い続けています。
基本的に新しいものを試すより、一度気に入ったものをリピートしたいタイプです。
最近ではiPadも使い始めて、スピード感や色の再現性を重視するときはそちらを選ぶことも多いです。

最後に、作品制作で大切にしていることをうかがいました。

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作品を考えるときは、お客さまが第一声に「かわいい!」「素敵!」とときめいてくれるかどうかを考えています。みんなから愛されて欲しいので、その声が多いところと、わたしの思う素敵が噛み合うかなと思えたら作品にします。
実際手にしていただいた方から、「かわいい」とか「こういうときに使ったよ」というご報告をいただいたときに、とても安心します。素敵な方に買ってもらえたなと…。
お客さんのもとで愛される作品を生むことを大切にしています。

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取材・文/中村瑛美里

今後もminneとものづくりとでは、みなさんの「作業机」を募集しております。「#わたしの作業机」(「#minneとものづくりと」をお忘れなく!)の投稿をお待ちしております。

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