mont bouche
フランス在住。いつでも自然体なフランス人のように、気負いすぎず年代を問わないシンプルな可愛らしさをテーマに、ポーチやかばんを制作。
https://minne.com/@ymkymgch
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フランスの伝統的な石造りのご自宅
いつから、この作業机を使われていますか?
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フランスに住み始めたときからなので、今年で7年目です。ミシンは日本から持ってきたもので、その他の道具は元から家に備え付けられていたものをそのまま使っています。
日本ではあまり馴染みのない石造りのご自宅がとっても素敵ですね。
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古い石造りの家なので壁に穴をあけて何かを飾ることはできないのですが、ちょうどいいところに窪みがあるのでキャンドルやサシェを置いて楽しんでいます。
作業机でこだわりのポイントはありますか?
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こだわりが無いのがこだわり、みたいなところがあるのですが…。
目の前にあるものを使って、工夫しながら無理せずやっていくタイプなので、今あるもので満足できているんです。もしかすると、この性格と海外生活で楽しく元気に過ごしていくコツとは通じる部分があるのかもしれませんね(笑)。
目の前にあるものを使って、工夫しながら無理せずやっていくタイプなので、今あるもので満足できているんです。もしかすると、この性格と海外生活で楽しく元気に過ごしていくコツとは通じる部分があるのかもしれませんね(笑)。
お気に入りや大切なものと暮らす
作業机の横には可愛らしいアイテムが並べられていますね。作業道具入れでしょうか。
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はい。この丸テーブルには、旅先で集めたお気に入りの小物入れや陶器を道具入れとして置いています。、あとは緑を取り入れたくて、季節の花を飾るようにもしていますね。
手前の陶器は南仏の「ムスティエ焼き」といわれる伝統工芸品で、ポーチやかばんに必ず付けるmont boucheのネームタグを入れているんです。
手前の陶器は南仏の「ムスティエ焼き」といわれる伝統工芸品で、ポーチやかばんに必ず付けるmont boucheのネームタグを入れているんです。
なにかご自身の整理整頓術などがあれば、うかがいたいです。
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片付けが苦手という自覚があるので、初めから最低限のものしか置かないことにしています。最近は、「大切にしたい」と思えるもので身のまわりを固めるというマイルールを決めていて、そうすることでものを雑に扱うことがなくなり、机を綺麗に保つことができています。
作業机にいつも置いている「スタメン」のようなアイテムはありますか?
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刺繍のピンクッションはフランスに旅立つ際に友人がつくってくれたもので、ずっと大切に使っています。
糸切りは日本製の握りはさみ。フランス製のお洒落なはさみもいろいろ使いましたが、ここに回帰しました。
フランスは日本に比べて乾燥気味なので、ハンドクリームも手放せませんね。
糸切りは日本製の握りはさみ。フランス製のお洒落なはさみもいろいろ使いましたが、ここに回帰しました。
フランスは日本に比べて乾燥気味なので、ハンドクリームも手放せませんね。
制作に使用する道具は普段どのように選ばれていますか?
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「長く大切に使いたいと思えるか」を基準にしています。
フランスの人々が、値が張ったとしても自分にあうものを選んだり、気に入ったお店へ一途に通い続ける様子に影響され出したのかもしれません。
フランスの人々が、値が張ったとしても自分にあうものを選んだり、気に入ったお店へ一途に通い続ける様子に影響され出したのかもしれません。
お庭にもちょっとした作業机が
とても素敵なお庭ですね。気分がリフレッシュされそうです。
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ずっとミシンに向かっていると煮詰まってしまうので、そんなときは庭に出てかごバッグを編んでいます。庭にあるこの机も作業机のひとつですね。
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外でかごバッグを編んでいると、南仏の陽射しや空気も一緒に編み込めているような気がして楽しいですし、ふと「あ、今度あれをつくろう」と思い付いたりもします。
最後に、作品制作で大切にしていることをうかがいました。
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わたしが大切にしているのは「丁寧さ」です。フランスから作品が飛び立った後は発送前の確認などを自分ですることができないため、とにかく丁寧に、しつこいくらい丁寧につくることを心掛けています。
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それから、感謝の気持ちです。
私は誰かがデザインした生地で作品をつくらせてもらっているので、素敵な生地を生み出してくれたことにまず感謝し、それを日本の皆さまにお届けできるこの状況にもいつも感謝しています。
私は誰かがデザインした生地で作品をつくらせてもらっているので、素敵な生地を生み出してくれたことにまず感謝し、それを日本の皆さまにお届けできるこの状況にもいつも感謝しています。
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取材・文/中村瑛美里
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