特集

新作おしえてvol.46「kaori morihiraさんの新作、果汁が滴る檸檬のブローチ」

作家さんにSNSで「新作」を募集し、編集部の目にとまった素敵な作品を、制作の背景と交えてご紹介していきます。今回ご紹介するのは、kaori morihiraさんの新作、「果汁が滴る檸檬のブローチ」です。

作り手は、kaori morihiraさん

kaori morihira
「繊細さとかわいさが共存するデザイン」を目指し、フェイクスイーツやミニチュアスイーツのアイテムを制作。
https://minne.com/@kaori-mo-02

kaori morihiraが生まれるまで

まるで本物のようにリアルなフェイクスイーツを制作しているkaori morihiraさん。作家活動の原点は「もったいない精神」だったのだといいます。

美しいいちごの断面に思わずため息が漏れそうな「いちごがたっぷりのフルーツサンドチャーム」(左)と、みずみずしいフルーツがたっぷり入った「やさしい色合いのフルーツサンドチャーム」(右)

kaori
morihira
現在18歳の長女が小学生だった頃、フェイクスイーツでデコレーションを施す「スイーツデコ」がとても流行していました。つくることや絵を描くことが大好きだった長女に、思う存分スイーツデコを楽しんでほしい!と思い、自分で粘土を買ってスイーツのパーツをつくり始めたんです。

kaori
morihira
というのも、市販のパーツはなかなか高額で、たくさん買い与えるとすごい金額になってしまうんですよね。「もったいない精神から制作を開始した」といった方が正直かもしれません。

kaori
morihira
その後、長女が大きくなり、必要なくなってしまった粘土のスイーツのパーツたちをどうしよう…と思っていたところ、minneを知り販売してみることに。すると、想像以上に喜んでくださる方がたくさんいて、ここまで続けることができました。

わくわくが詰まった作品たち

本物のようなリアルな表情に加え、美しい色使いに思わずうっとりと見惚れてしまうkaori morihiraさんの作品。制作においてのこだわりについてもうかがってみました。

表面に振りかけられた粉砂糖まで忠実に再現された「マリトッツォのバックチャーム

kaori
morihira
わたしの作品には、わくわくと楽しみが詰まっていると思っています。実際わたし自身も制作が楽しくて楽しくて仕方がなく、自由な時間がもらえるとして「何をする?」と聞かれたら、間違いなく「粘土!」と答えます。

kaori
morihira
購入してくださったお客さまが、身につけたときにもわくわくしたり、癒しを感じたりするような作品をこれからもずっとつくり続けたいと思っています。また、実際に購入してくださった方だけではなく、Instagramを見てくださっている方にも同じようにわくわくや癒しをお届けしたい!と思い、投稿と制作を続けています。

新作は、果汁が滴る檸檬のブローチ

kaori
morihira
今回の新作は、市販のレモンパーツではここまでの繊細さとみずみずしさは再現できないのではないか?と思い誕生した作品です。

kaori
morihira
量産されているような市販パーツには出せないような、繊細さやリアルさ…ハンドメイドの強みを存分に発揮できる作品をつくりたくて、レモンパーツづくりに挑戦してみました。そして最近わたしが夢中になっている、チェコビーズとの組み合わせがとてもうまくいって、このブローチが完成しました。

kaori
morihira
ときめくものしかつくらないため、わたしの作品はフルーツかスイーツがほとんどなのですが、その中でも特に、レモンパーツは大変な手間がかかっています。

kaori
morihira
YouTubeでつくり方動画をアップしているのでぜひ見ていただきたいのですが、このつくり方に到達するまでは、大変な苦労がありました。繊細さは失わず、できるだけ効率良く完成するように長年試行錯誤してたどり着いたものです。

最後に、記事を読んでくださったみなさんに向けてメッセージをいただきました。

kaori
morihira
ハンドメイドの温かみや、繊細さが存分に味わえる粘土作品を楽しみながらつくっています。みなさまの暮らしの中に、ちょっとした癒しをお届けできたらとても幸せです!

果汁が滴る檸檬のブローチ
https://minne.com/items/30678446


連載「新作おしえて」はSNS連動企画です。minne作家のみなさんは、TwitterまたはInstagramにて「#新作おしえて」「#minneとものづくりと」の2つのタグをつけ、新作画像と作品URLをつけてぜひご投稿ください。

募集の詳細を見る

文 / 堀田恵里香

  • Xでポストする
  • Facebookでシェアする