2022.02.28 更新

アイロンワッペンの付け方のコツとおしゃれなワッペン8選

洋服やバッグのワンポイントとして人気のワッペン。入園入学準備にも欠かせないアイテムですよね。アイロン接着できるワッペンの付け方のコツとあわせて、おしゃれなワッペンをご紹介します。

子ども

入園入学準備にも。ワンポイントになるワッペン

chiquitos baby&kidsさんの「お名前ワッペン〈Cherry 〉」

ワッペンとは布製の紋章の総称で、もともとはブレザーの腕や帽子に階級、所属を示す意味や装飾で付けられるものでした。今では、さまざまな絵やマークが刺繍・印刷されたワッペンが増え、ファッションのワンポイントとして楽しまれています。また、入園・入学準備では、装飾と名入れを兼ねた「お名前ワッペン」も一般的になりました。最近は、シール感覚で付けられるシールワッペンや、アイロンだけで付けられるアイロンワッペンなども人気です。シールワッペンより接着が強く、縫い付けも必要ないアイロンワッペンはとても便利でおすすめですよ。

アイロンワッペンの付け方

SERRYさんの「カラフルひらがな刺繍ワッペン」

糸で縫い付けることなく、簡単に接着できるアイロンワッペン。基本的なアイロンワッペンの付け方をご紹介します。

洗濯表示タグを確認する

まずは、ワッペンを付けたい洋服やバッグなどの素材がアイロンの熱に耐えられるかを事前にチェックしましょう。洗濯表示タグのアイロンマークが「×」の生地や、中温以上に耐えられない生地はNG。熱に弱いナイロンやポリエステルはアイロンワッペンに不向きな生地です。

アイロンが掛けられない場合

アイロンが掛けられない生地や、素材に凹凸があり接着面が安定しない生地にワッペンを付けたい場合には、周囲をまつり縫いなどで縫い付けるのがおすすめです。

付ける位置を決める

洗濯表示タグの確認が終わったら、さっそくワッペンを取り付けていきましょう。まずは、水やアイロンの熱で消えるチャコペンなどを使用し、ワッペンを付けたい位置に印を付けておきます。一度接着すると修正が難しいため、しっかりとデザインを考えてみてくださいね。

アイロンで付ける

アイロンは中温（140〜160度）に設定します。高温で取り付けると生地を傷める原因にもなってしまいます。必ずワッペンとアイロンの間にあて布を挟み、アイロンの中心がワッペンにあたるように位置を調整し、上から20〜40秒垂直に押し付けます。

アイロンワッペンの付け方のコツ

Terry landさんの「イニシャルワッペン」

アイロンワッペンは、工夫次第で剥がれにくく、仕上がりをきれいにすることができますよ。付け方のコツをご紹介します。

仮止めをする

いざアイロンで圧着してみたら、印を付けた位置からずれていた...なんてこともあります。狙った位置にきちんとアイロンワッペンを付けるために、ワッペンの端をマスキングテープで固定し仮止めするのもおすすめです。ワッペンの中央部分だけを５秒ほどアイロンで接着させてからマスキングテープを外し、その後にしっかりアイロンで全体を接着させると、位置がきれいに仕上がります。

アイロン台は硬めのものを使う

アイロンワッペンを剥がれにくく、きれいに付けるには、ワッペンと生地の間に隙間がない状態をつくることが大切です。できるだけ硬く安定感のあるアイロン台を使うのがおすすめですよ。

アイロンで付けた後は冷めるまで放置

アイロンワッペンは、アイロンの熱で溶けた接着面の糊が固まることで生地に付く仕組みです。熱をもった状態で生地に触ってしまうと、ワッペンがずれ、剥がれてしまう原因に。アイロンを押しあてた後は、冷めるまで時間を置きましょう。

裏側からもアイロンをあてる

アイロンワッペンの表だけでなく、生地を裏返して裏からもアイロンをあてることでぴったりとワッペンがくっつき、剥がれにくくなりますよ。

アイロンワッペンは剥がれる？再利用できる？

gooshufu（グーシュフ）さんの「刺繍アイロンワッペン5枚組」

アイロンワッペンは、何度も洗濯をしたり、生地が伸び縮みしたりすることで徐々に剥がれてくることがあります。最初のうちは再度アイロンをかけて接着できる場合もありますが、糊がなくなってしまっている場合は別の方法で補修する必要があります。
市販のアイロン接着用の接着シートやボンドを接着面に貼れば、ワッペンを再利用することができる他、糸を使ってワッペンの縁をまつり縫いなどで縫い付けると強度が増しますよ。

アイロンワッペンの剥がし方

アイロンワッペンは、付けるときと同様に接着面の糊を熱で溶かしてあげることで剥がすことができます。アイロンのスチーム機能や、ドライヤーをあてる剥がし方が一般的。どちらの場合も20秒ほど熱してあげると糊がやわらかくなって剥がしやすくなります。火傷に注意して、ピンセットなどを使用してワッペンをやさしく剥がしましょう。