ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました
ハンドメイドマーケット「minne」と全国に約360店舗の手芸用品専門店を展開している藤久株式会社が運営する「クラフトハートトーカイ」、株式会社エポック社「シルバニアファミリー」が共同で開催した、『シルバニアファミリーハンドメイドコンテスト by minne&Tokai』。シルバニアファミリーをテーマに「#お洋服部門」と「#こもの部門」の2部門で作品をTwitter上で募集し、400点以上の素敵な作品が集まりました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
今回はコンテストの結果発表とあわせて、映えある受賞作品をご紹介します。どうぞminneの作家・ブランドによるシルバニアファミリーの世界をお楽しみください。
コンテスト各賞発表
大賞
お洋服部門
「夢は憧れの宇宙飛行士」
「宇宙飛行士」のアイデアがとても独創的で目を惹きました。ピンポン玉を切り出してつくられたというヘルメットも実現のために工夫が凝らされ、宇宙服にはどんぐりの惑星マークなどシルバニアファミリーをモチーフにしたオリジナルのワッペンが貼られており、細部へのこだわりもシルバニアファミリーへの想いを感じました。
<トーカイ>
とにかく第一印象でのインパクトが大きかったです。宇宙へ飛び立つ直前のいつも以上に凛々しく見えるお顔と尻尾が出ているギャップにも惹かれます。ヘルメット部分はじめ、技術力の高さも素晴らしいです。
<エポック社>
「シルバニア村から宇宙に飛び立つ」という夢のある壮大な着想視点と、宇宙服にもシルバニア村の「宇宙飛行士」がいかにもつけていそうなデザインのワッペンなど、細かい部分のアイデアが調和してよくまとまった作品になっています。
大賞
こもの部門
「シルバニアシネマ」
こだわりポイントはいろいろとありますが、今回は、シネコンやミニシアターなど映画館の要素を小さな箱型に詰め込みました。
見る人によって、自身の中にある思い出の映画館や理想の映画館が想像できる空間になってたら嬉しいなと思います。
「映画館」というテーマのもと、その世界観に合わせてつくられた小物たちはどれも再現度が高く、パンフレットやポスター、ポップコーンマシンなど細かい部分まで眺めては心を奪われました。ライトアップされる部分も工夫されており、表現したい映画館の世界が伝わってきました。
<トーカイ>
この空間の中にシルバニアの映画館の世界観が詰まっています。見えない部分も含めてひとつひとつのクオリティが想像を絶するほど高く、時間を忘れてこの世界に入り込んでしまいそうな感覚になります。
<エポック社>
映画館特有の雰囲気と、KanaFettさんの持つ映画館への特別感と、シルバニアファミリーの世界観がバランスよく融合した作品になっています。細部へのこだわりが感じられ、照明もとても効果的に使われています。
minne賞
お洋服部門
「キリン夫婦のリンクコーデ」
首が長いキリンファミリーの良さが出るようなデザインを考え、個性的なお顔が映えるようにシックなリンクコーデを意識しました。
ドレスを着せるとボリュームが出るお母さんとマッチするように、お父さんには本革の靴やカバンをつくりました。お父さんの洋服はシャツやチョッキを一体型にして、すこしでもスタイリッシュに見えるようにしています。
キリンのお父さんとお母さんにぴったりの華やかな色合いのお洋服で、どちらも凝ったデザインが魅力的でした。お母さんのドレスは色味もデザインも上品なつくりとなっており、お父さんはシャツとチョッキが一体型になっている部分や本革でつくられた靴など、どの部分を見ても丁寧に仕上げていることが伝わりました。
minne賞
こもの部門
「保育園のお散歩カート」
幼少期、実家にあったシルバニアファミリーを見て触ったときの感動が、わたしたちminimumsのコンセプトである「小さな世界」の原点でした。それは大人になった今でも変わらず、わたしたちが日頃「かわいい!」と感じる感動を、大好きなシルバニアファミリーのキャラクターたちに込めました。
保育園のかわいらしい「お散歩カート」がシルバニアファミリーの世界で表現されており、そのアイデアにとても驚きました。屋根の取り外しなど細部までこだわってつくられており、総合的な世界観をつくり上げるのではなくプロダクトに一投入魂、今にもお散歩に出かけていきそうなリアリティに圧倒されました。
Tokai賞
お洋服部門
「風にゆれるネモフィラ刺繍のワンピース」
お花をイメージしたスカートのスカラップと、柔らかい風を表現したオーガンジーリボンがポイントです。ネモフィラのお花の刺繍はグラデーションになるように意識し、小さいお洋服だからこそ繊細さを表現できるよう、丁寧に刺繍しました。
小さな頃、シルバニアファミリーで遊ぶのが大好きなわたしに、母がシルバニアファミリーのお洋服や小物をたくさんつくってくれました。どれも大切な宝物になっています。そんな宝物のように、見ると幸せな気持ちになれるお洋服をつくりたいと思いながら制作しました。
ネモフィラブルーのお花畑にお出かけしているのが頭に浮かぶような素敵なお洋服です。丁寧に気持ちを込めてつくられたお洋服で、シルバニアファミリーとそのお洋服に対する愛情がよく伝わってきます。ネモフィラのグラデーションになったお花の刺しゅうをはじめ、繊細な技術力と配色バランスにも驚かされました。
Tokai賞
こもの部門
「移動図書館がやってきた!」
自分の手で動かす面白さを感じられるように、ワゴンやブランコは動かせるように、本は開閉できるようにしました。思わず、「あ、見てみて!あんなところに!」と言いたくなるような、そして「もしかしてこれは…?」と自分の中で物語を広げていけそうな、そんなワクワクする遊び心で満ちた作品となっていたら本望です。
シルバニアファミリーの仲間たちが移動図書館で本を楽しくシェアしているという物語が素敵です。みんなのお話声が今にも聞こえてきそうですね。この世界観の中で「こんなところにも!」という発見がいっぱいで、見ている方を幸せな気持ちにしてくれるあたたかさの詰まった作品です。
エポック社賞
お洋服部門
「ゆめいろまほうつかいのペルシャネコちゃん」
この作品はシルバニアファミリーの世界観に合うように、できるだけ繊細すぎず派手すぎない、素朴なかわいらしさを目指しました。また、既存のお人形やおもちゃと一緒に遊べるように、いろんなポーズができる動きやすいお洋服にもなっています。星をモチーフにしているのは自然科学が好きなペルシャネコのスカイちゃんから持ってきました。足首が見えるスカート丈もこだわりです。足首が見えたほうが元気な感じがしてぴったりだなと思いました。
シルバニアファミリーの「お城のゆめいろゆうえんち」で本当にパレードをしていそうな、しかもペルシャネコファミリーのそれぞれの性格にもピッタリなお洋服だと思いました。細かい設定の世界観まで考えながらつくってくださっているのが伝わったので、選出いたしました。
エポック社賞
こもの部門
「くるみリスによるくるみリスのための椅子工房」
そんな光景を思い浮かべながら制作しました。しっぽの大きなくるみリスファミリーの仲間たちにとって、座りやすい背もたれのない椅子ができて、それをみなさんに見てもらえるのがとても嬉しいです。 くるみリスのお父さんが使い込んだ工房の小物も自然素材を使って丁寧につくりました。
その精巧さはもちろんのこと、くるみリスのお父さんは発明家でもあり、そのプロフィール、また作家さんがイメージしたストーリーが伝わる工房だったのと、体の特徴(大きな尾)を配慮いただいての、座りやすい椅子を考えてくださっていたりなど、キャラクターへの「愛」が感じられる作品でしたので、選出させていただきました。
オーディエンス賞
「星月夜の雑貨店」
店員さんを誰にしようかと考えていたときにふと目にとまったのは、ショコラウサギのおじいさんでした。ひと目惚れです。おひげの紳士がお出迎えしてくれるアンティークショップが誕生しました。
受賞作品はイベントで展示予定
今回のコンテストではシルバニアファミリーやハンドメイド、ものづくりへの愛がたっぷり詰まった作品がたくさん集まりました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
コンテストや作品についての感想は #シルバニアハンドメイドコンテスト のハッシュタグでSNSで投稿いただけますと幸いです。
また受賞作品は、2022年6月24日・25日開催のハンドクラフトフェア in NAGOYAでも展示を予定しております。こちらのイベントの詳細については、トーカイ公式Twitterよりチェックくださいね。
文・企画・ディレクション / 三好雛子
シルバニア村からもし宇宙飛行士が誕生したら…?そんなことをわくわく想像しながらつくりました。