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24金、18金、14金、10金の違い
24金、18金、14金、10金の違いとして、一番わかりやすいのは金の割合です。金の純度を表す数字は、24分率という特殊な基準で表されており、10金の場合は全体の42%が金、18金は全体の75%、24金は金の割合が100%となります(詳しくは下記を参照)。また、金の単位には「金」や「K(カラット)」が用いられますが、意味は同じです。
「KGF」と「KGP」の違い
アクセサリーなどの素材として用いられることの多いKGF(ゴールドフィルド)やKGP(ゴールドプレーテッド)。見た目には大きな違いが見られませんが、その製法や特徴に大きな違いがあります。それぞれについて解説します。
KGF(ゴールドフィルド)とは
KGFは主に真鍮などの合金でできた金属を芯として、総重量の5%に相当する量の金(主に14金などの金合金)をコーティングした素材のことで、和名を「金張り(きんばり)」といいます。また、金の含有量によって、14kgf・12kgf・18kgfなどのように表記が異なります。
KGP(ゴールドプレーテッド)とは
KGPとは金メッキのことを指します。金メッキは、色仕上げを目的に、表面を金で薄くコーティングした状態。そのため、ゴールドフィルドに比べて20〜30分の1程度の厚みしかありません。衣服との摩擦などで数ヶ月〜1年ほどでメッキが剝がれてしまうことがあるので、取り扱いには注意が必要です。またKGFのように、段階による表記の違いはありません。
ゴールドの純度別の特徴とおすすめ作品9選
24金/K24
錆びることがなく、劣化しづらいといわれている24金/K24。永久的に黄金色に輝いてくれるので、シンプルなデザインのアクセサリーでも十分に華やかさをプラスしてくれますよ。
18金/K18
ジュエリーの素材としてもっともポピュラーな18金/K18でつくられたピアスです。汚れた後、すぐに布で拭くなどのケアを怠らなければ、変色が起こりにくいという特徴をもつ素材ですよ。
14金/K14
金の中でも変形しにくいという特徴をもっている14金/K14。24金や18金に比べると輝きは少し弱めですが、派手になりすぎず、落ち着いた印象を与えてくれますよ。
10金/K10
10金/K10は強度があるので、気軽にアクセサリーを楽しみたい方におすすめ。明るく爽やかな風合いなので、太めのリングなど存在感のあるアクセサリーでも抵抗なく身につけられそう。
24KGF
金属アレルギーを起こしにくいといわれている24KGFでつくられています。シンプルながらも個性が光るデザインなので、コーディネートのアクセントにもぴったりですよ。
18KGF
18KGFも24KGFと同じく、金属アレルギーを起こしにくいといわれている素材です。チェーンの長さが調節できるネックレスは、プレゼントにも最適ですよ。
14KGF
ほとんど表面のゴールドが剥がれることない14KGF。飽きのこないシンプルなネックレスなら、より永く愛用できそうですね。
10KGF
メッキよりも丈夫な素材の10KGFでつくられたピアスです。琥珀色のパーツが、異国の雰囲気をプラスしてくれます。顔周りのワンポイントにぴったりですよ。
KGP
KGPは金属の表面にごく薄く金の膜を張ってつくられた素材です。軽やかなつけ心地なので、アクセサリーが苦手という方にもおすすめですよ。
金の特徴を知って、アクセサリー選びをもっと楽しもう
ジュエリー売り場などでよく見かける金の種類についてご紹介しました。含有率などによって強度や色合いに差が出るので、アクセサリー選びの参考にしてみてくださいね。
フリーのエディター・ライター。出版社勤務の経験を生かし、現在はウェブメディアや紙媒体などで執筆中。インテリアや手仕事系のインタビューが得意。趣味は雑貨収集、インスタパトロール、かわいい子ども服探し。