クリスマスツリー愛好家
minneには自称「クリスマスツリー愛好家」を名乗る人物がいます。その人とはminneの作家活動アドバイザー・和田まおさん。
毎年「クリスマスといえば、まおさんのツリー」を想うスタッフも多いのです。
今回はそんな、まおさんのご自宅におじゃまし、毎年大切に育てているというクリスマスツリーを一緒に愛でさせていただきつつ、クリスマスツリーを彩るたのしみを語っていただきました。
わあ、とっても素敵なクリスマスツリーですね。
まお
そうなんです、ありがとうございます!お披露目できて嬉しい!
まおさんの“クリスマスツリー愛”はminneスタッフの間でも毎年認知を広げている印象です。愛が芽生えたきっかけは何だったのでしょう。
まお
もともと「飾り付け」が好きなんですよ。壁もそうだし、棚の上とかも平面があればとにかく何かを置いたり、飾りたくなってしまうんです。でね、子どもが5歳くらいになったとき、もう暴れたりしないし(笑)、そろそろクリスマスツリーを飾りたいなって。そんな時たまたま同僚が「毎年人気ですぐに売り切れてしまうツリーがある」と教えてくれて購入したことがきっかけです。
ツリー(RS GLOBAL TRADE社の150cmのツリー)を購入して3年目。2016年のまおさんのクリスマスツリー。オーナメントぎっしり!に見えて、実は裏側にはオーナメントが一切ぶら下がっていなかったそう。
飾り付け好きからしたらもう、クリスマスツリーは飾り放題ですもんね。
まお
そのとおり。例えばもっと大きなインテリアだと、一回買うとそのテイストとかってあんまり変えられないけど、ツリーはオーナメントを変えれば全体のイメージがガラッと変わる。あと、日常では身につけられないな、置けないなというキラッキラなデザインとかもツリーだったらOK。普段できない飾り付けをこの時期だけは楽しめるんです。何をどれだけ飾ってもいいんだって気付いてから、どハマりしてしまいました。
確かに、クリスマスツリーはどれだけ派手にしても受け入れられる唯一のものな気がしてきました。
ツリーを購入して5年目。2018年のまおさんのクリスマスツリー。「白っぽいものを減らして、ベージュっぽいゴールドと赤を足した年ですね」とまおさん。電飾は細いワイヤーで小さな光を放つものに変更。
まお
クリスマスツリーの起源とか知識は詳しくないんだけど、ただただ好き。毎年あちこちにオーナメントを見に行っては仕入れて、その年の自分の中でのテーマというか、好みにしっくりくるものに仕上げています。来年はもっとこうしたい!がとまらないんです。
ツリーを購入して7年目。2020年のまおさんのクリスマスツリー。赤とゴールドに加えてネイビーが追加され締め色に。白樺のツリースカート(ニトリ)も仲間入りしました。「240°くらいオーナメントが埋まってきた頃」と振り返るまおさん。
ツリーを素敵に彩る術
クリスマスツリーの変遷をみると、改めて、同じツリーでも飾り付けでこんなにもイメージが変わるんだなあってびっくりしました。オーナメントもそうですが、全体の色味の印象の変化も大きいですよね。
まお
それこそ最初の頃は白、ピンクなどのパステル系にしていて、そこからシャンパンゴールド系を経て、このオーソドックスな色味に落ち着きました。
飾るテクニックも向上しているように感じます。まおさんがクリスマスツリーを飾り付ける上でのこだわりといえば、何でしょうか。
まお
わたしはこう、もりもりもり〜って出てくるタイプが好みなので...
もりもりもり〜とは、奥行き?立体感的な?
まお
そうそう!なので、大きな玉も外に出さずに内側に埋めて、ツリーの隙間を埋めていくのが好きなんです。ライトも外側じゃなくて内側から光が漏れる感じにしています。そういう意味だと、今年も隙間がいっぱい空いてるから、まだまだだなあ。
(え、隙間ある....?)
まお
これは3年前くらいに買ったリボンなんだけど、中にワイヤーが入っていて好きな形に調整できるんです。こういうリボンもね、ツリーの間から引き出したりして隙間を埋めるんですよ。クリスマスツリー屋さんのサイトとかで研究を重ねて、試して。納得いくバランスに仕上げるのは、けっこう難しいんですよ。
そんなテクニックが!くるんくるんって形づくれるのもいいですね。まおさんは毎年、飾りを買い足しているということですが、これまでに「これは!」と衝撃を受けたようなものがあれば教えてください。
まお
この子です!!
カエル!?
まお
そう、この子は昨年の12月に代官山にあるクリスマスカンパニーで出会ったんですが「やっと見つけた!」と思って。どこかの国ではラッキーアイテムなんだって。実はガラス製なんですよ。色がとってもきれいだし、この表情!とってもいいでしょう。
ツリートップにカエルとは、個性がすごい。レベルの高さを感じました。ちなみに、逆にクリスマスツリー初心者が今年から飾り付けを始めるとしたら、どんな手順を踏むと素敵に飾れるでしょうか。
まお
まずは全体のテーマカラーを決めるといいです。オーナメントを選びやすくなります。飾り付ける際のわたしのおすすめは、ライトから巻き付けていくこと。光がより美しく感じられるはずです。オーナメントのバランスは好みですが、大きいものから飾って、小さいもので隙間を埋めること。ただ、1年目で完璧を目指さなくてもいいと思っています。毎年すこしずつお気に入りを買い足して、毎年飾り付けを楽しめるといいですね。
わたしとクリスマスツリー
まおさんにとって、クリスマスツリーとは?
まお
わたしにとっては、うーん、盆栽のようなもの。育てるものであり、成長をともに楽しむものかな。飾っては直すんです、こまめに。そしていろんな角度から眺めて、また付け替えてバランスを整えてっていうのをやるんだけど、それがおもしろい。
盆栽!確かにここまでさまざまなオーナメントが飾られていると、眺める角度でかなり表情が変わりますね。まおさんのお気に入りのオーナメントをいくつか教えていただけますか。
まお
どうしよう、たくさんある。今日は同僚からの贈り物、minneで見つけたお気に入り、イベントで出会ったお気に入りをいくつか紹介します!
まお
このJ STORESさんのプレッツェルオーナメントは、「まおさんのツリーにぜひ!」とminneスタッフのかくちゃんにプレゼントしてもらったもの。色もいいし、丸っこい形もとってもかわいくて存在感がある。目に入るたびに嬉しくなってしまいます。
まお
TAKATORI MEGUMIさんのオーナメントは、購入してから毎年飾っているお気に入り。一見写真のようでいて、実は手描きの絵をプリントした布でオーナメントにされている、その工程にもグッときます。
まお
アボポニーさんのエッグアートは、細工の細かさも色も形もドンピシャ。本物の卵が使われているなんて...という驚きもポイントです。ハンドメイド作品の醍醐味がギュッと詰まってる。
まお
これは今年の新入り。Fish Born Chipsさんの10周年の個展で見つけたもので、過去作品の一部を裁断したりしてパッケージングされています。オーナメントではないんだけど「クリスマスツリーにもぴったりじゃん!」とひらめいて吊るしています。かわいいしアクセントになって最高。
こうしてみると、クリスマスのオーナメントといえば...という固定概念はもったいないですね。ツリーの飾り付けは自由なんだ!
まお
そう!クリスマス用とか関係なしに、心がときめいたもので吊るせるものは、何でも吊るしちゃえばいい。
minneのオーナメント
室内にはミニサイズのクリスマスツリー(ニトリ)も。こちらもおしゃれなオーナメントがいっぱいでした。
まおさんのお話を聞いていたら、なんだかわたしもクリスマスツリーの飾り付けをしたくなってきました。minneにも素敵なオーナメントがたくさん出ていますよね。
まお
年々増えてきていると感じますね。このタツノオトシゴなどヴィンテージゴールドのパーツを使った作品はアクセサリー作家・leapさんのものですが、冬になったらオーナメントを販売されてるんですよ。アクセサリーとしてもオーナメントとしても使えるという2wayタイプも最近増えています。
なるほど、それはいいアイデアですね。最後にまおさんが今年狙っているアイテムを教えていただけないでしょうか。
まお
はい!たくさんあるけどいくつかをピックアップしてご紹介しますね。
まお
子どもが幼いうちは、オーナメントの落下や破損を考えると飾りにくいけれど、ニットやフェルト素材なら安心です。バレリーナオーナメントはやさしい色使いも含めて好み。
まお
minneにはアンティークのオーナメントもありますよ。このくまさんは、本場ドイツのマーケットで手に入れたものなのだそう。裏側もしっかりペイントされていて、両面楽しめる!
まお
オリジナルデザインが見つかるのは、ハンドメイドならでは。いろいろな形が連なったガラスオーナメントは、革紐をほどいて1点ずつ使うこともでき、アレンジを楽しめそうです。
まお
ブローチとしてもオーナメントとしても使える2wayタイプです。透け感のあるオーガンジーとラメ感のあるアンティークゴールドの組み合わせが繊細で華やかで素敵。
minneにはユニークなオーナメントがたくさんありますね。クリスマスまでまだ時間があるので、わたしもこれからじっくりと探してみたいと思います!
今日はありがとうございました。よいクリスマスをお迎えください。
今日はありがとうございました。よいクリスマスをお迎えください。
まおさんの深い深いクリスマスツリー愛。みなさんも感じていただけたでしょうか。
なお、まおさんは例年10月頃から飾り付けをはじめ、1月頃までクリスマスツリーを愛でるそうです。みなさんもminneでお気に入りのオーナメントを見つけて、ぜひクリスマスツリーを育ててみてはいかがでしょう。
minneのクリスマス特集もチェック
minneのクリスマス特設ページでは、大切な人への贈り物やツリー、リースとあわせて手の込んだオーナメントも多数紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
取材・文 / 西巻香織 撮影 / 真田英幸