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メスティンとは?選び方、取り扱い方法とおすすめアイテム14選

メスティンはキャンプでの炊飯に欠かせない人気アイテム。炊飯だけでなく、煮る、焼く、蒸すといったあらゆる調理ができる万能アイテムです。今回は、メスティンの選び方や正しい取り扱い方法を解説。おすすめのメスティンとあわせて使いたい便利グッズもご紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

メスティンとは?

koto-jpnさんのひのき メスティン TR-210 キャンプ飯 炊飯 キャンプ アウトドア

koto-jpnさんの「ひのき メスティン TR-210 キャンプ飯 炊飯 キャンプ アウトドア」

メスティンとは、ハンドルが付いた箱型の飯ごうのこと。その多くは熱伝導性のよいアルミ製の製品です。炊飯はもちろん、焼く、蒸す、煮るなどのさまざまな調理ができるのが魅力。軽量かつハンドルも折りたためるため、コンパクトに持ち運べるのもキャンパーに愛される理由です。ひとつあるだけでバラエティ豊かなキャンプ飯を楽しむことができる万能クッカーですよ。

メスティンの選び方

Case gardenさんのメスティン かわいい 鳥

Case gardenさんの「メスティン かわいい 鳥」

メスティンには、さまざまなサイズ、デザインのものがあります。用途にあったメスティンを選ぶためのポイントをご紹介します。

サイズ・容量で選ぶ

メスティンには、大きく3つのサイズがあります。1合炊きのスモール(500ml)、1.5〜2合を炊けるレギュラー(700〜800ml)、3合以上も炊けるラージ(1000ml〜)に分けられます。使用する人数に応じてサイズを選ぶようにしましょう。ソロキャンプや2、3人でのキャンプを楽しむ場合はスモールサイズやレギュラーサイズがおすすめ。荷物もコンパクトにまとまります。大人数でのキャンプではラージサイズが適しています。

表面加工の有無で選ぶ

メスティンを選ぶときには、表面加工が施されている製品を選ぶのがおすすめです。アルミ製のメスティンは、水や空気に触れることでサビが発生しやすいというデメリットも。表面加工されているメスティンであれば、サビの発生を防ぎ、焦げも剥がれやすくお手入れを簡単にすることができます。

目盛の有無で選ぶ

内側に目盛のあるメスティンを選ぶと、さらに調理が手軽になりますよ。計量カップがなくてもお米や水の量が計れ、失敗せずにおいしいご飯を炊くことができます。メスティン自体が計量カップとして活用できるので、ひとつあるとキャンプのあらゆる調理シーンでマルチに活躍してくれます。

メスティンの取り扱い方法

puttoさんのアンティーク風ミニ鍋敷き

puttoさんの「アンティーク風ミニ鍋敷き」

ここからは、メスティンを安全に長く愛用するための下準備や、正しい取り扱い方法についてご紹介します。

メスティンを使用する前の下準備

バリ取り

買ったばかりのメスティンは、本体や蓋のフチ部分がギザギザになっている場合があります。このギザギザを「バリ」と呼び、ヤスリなどを使って突起を無くし、なめらかにする作業を「バリ取り」といいます。バリが残ったままで使用すると、料理に混入したり、触れて怪我をしたりしてしまう恐れもあるので注意が必要です。メスティンのバリ取りには、紙ヤスリや耐水ペーパーを使うのがおすすめです。

バリ取りの方法

1. バリ取りのための下準備
作業中はアルミの削りカスが出るため、軍手をして怪我を防止します。室内で作業する場合は、テーブルや床に新聞紙を敷いた上で作業すると後片付けが楽になります。

2. 目の粗いヤスリで削る
ヤスリには「#20」のように番号が振られており、「#400」などの目の粗いヤスリで最初に磨くとバリが取れやすく、仕上がりも綺麗になります。ヤスリがフチに直角に当たるようにして大まかに削っていきます。

3. 目の細かいヤスリで削る
次に、「#1000」の目の細かいヤスリを使って仕上げていきます。

4. 削りカスを洗い流す
最後に、メスティンを傷つけないナイロン製などのスポンジで洗って、水で洗い流します。

シーズニング

シーズニングとは、メスティンに「アルマイト加工」などの表面加工が施されていない場合に行うコーティング作業です。シーズニングをすることで、表面に皮膜をつくり、黒ずみ防止やアルミ臭を抑えることができます。表面加工がされているメスティンであっても、使い込むうちに焦げ付くことが多くなった場合には、定期的にシーズニングを行うのがおすすめ。シーズニングの方法は、メスティンが丸々浸かる大きさの鍋にお米のとぎ汁とメスティンを入れ、10〜15分煮込むだけです。初めて使うメスティンの場合、シーズニングはバリ取りの後に行います。詳細のやり方は以下を参照してください。

シーズニングの方法

1. メスティンの取っ手を外す
取っ手にはシーズニングを施さないため、あらかじめ外しておきましょう。

2. メスティンを洗う
シーズニング前にメスティンの油汚れや焦げ付きをしっかりと洗って落としておきます。

3. 米のとぎ汁にメスティンを入れ、火にかける
メスティンが丸々入る大きさの鍋にお米のとぎ汁を入れ、メスティンを浸します。メスティンが完全に水中に沈んだ状態で、中火で10〜15分煮ます。

4. 鍋から取り上げて乾かす
煮込んだら、鍋からメスティンを取り出します。膜の保護のため、乾くまでは洗わずにそのまま冷めるまで待ちます。冷めたら軽く水で洗って完了です。

メスティンの基本のお手入れ

メスティンを長く愛用するためには、基本的なお手入れ方法を理解しておくことが大切。まず、アルミ製のメスティンには酸性とアルカリ性に弱いため、中性洗剤を使用します。金属たわしやメラミンスポンジはNG。表面加工を傷つけ劣化につながってしまいます。シーズニングをしたメスティンはなるべく洗剤で洗わないことが推奨されますが、油をたくさん使った料理の後や食中毒が起こりやすい夏場は洗剤できちんと汚れを落としましょう。

メスティンの焦げの落とし方

熱伝導性のよいメスティンは、焦げ付きやすいという側面も。メスティンを焦がしてしまった場合は、お酢を使って簡単に焦げを落とすことができますよ。

焦げの落とし方

1. メスティンの中に、焦げが浸かるくらいの水を入れる
2. 大さじ2〜3杯のお酢を入れて沸騰させ、20分煮込む
3. 煮込んだら冷めるまで放置し、割り箸やスポンジで焦げを擦って落とす

おすすめのメスティン・メスティングッズ14選

ここからは、キャンプで活躍するおしゃれなメスティンと、あわせて使えるハンドルカバーなどの便利グッズをご紹介します。

キャンプ料理で大活躍するメスティン

デザインも優れたおしゃれなメスティンをピックアップしました。お気に入りのキャンプギアにぜひ仲間入りさせたい作品たちです。

海沿いキャンプで使いたい

Case gardenさんのメスティン 魚 鯖

Case gardenさんの「メスティン 魚 鯖」

鯖デザインのユニークなメスティン。海沿いキャンプの雰囲気をグッと素敵に演出してくれるはず。釣り好きキャンパーさんへの贈り物にもおすすめです。

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コック帽を被ったサイが主役

もの屋さんのサイコックさんのメスティン (網付き)

もの屋さんの「サイコックさんのメスティン (網付き)」

キャンプシーンにぴったりな、サイのコックが彫刻されたデザインです。サイズは汎用的に使えて嬉しい、2合炊きのレギュラーサイズ。

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メスティンをおしゃれに飾るハンドルカバー

シンプルデザインなメスティンにも自分らしさをプラスできる、おしゃれなハンドルカバーをご紹介します。

グァバフルーツ色のレザー

YETI AND BIGFOOTさんのメスティン 手染めのレザーハンドルカバー [グァバフルーツ]

YETI AND BIGFOOTさんの「メスティン 手染めのレザーハンドルカバー [グァバフルーツ]」

姫路レザーを使用し、手染め・手縫いで仕上げた上質なハンドルカバー。爽やかさの中にも温かみを感じる「グァバフルーツ」をイメージしたカラーがキャンプシーンにぴったり。

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自分色に育てるレザーカバー

bivouac_leatherさんのメスティン用レザーハンドルカバー

bivouac_leatherさんの「メスティン用レザーハンドルカバー」

国産豚革を使用したレザーハンドルカバーです。使い込むうちに自分だけの風合いに変化する、愛着のわく作品。革を育てる楽しさも味わえます。

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刻印もできるサイズ豊富なハンドルカバー

makyo craft worksさんのメスティン、シェラカップ、ニトスキ ハンドルカバー

makyo craft worksさんの「メスティン、シェラカップ、ニトスキ ハンドルカバー」

主要各メーカーのメスティンに対応したサイズ展開で、きっと手持ちのメスティンにぴったりなカバーに出会えるはず。無料の刻印も可能で、世界にひとつだけのアイテムに仕上げることができますよ。

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チャーミングな猫デザイン

littleforestさんのメスティン、スキレットハンドルカバー⭐︎ねこ

littleforestさんの「メスティン、スキレットハンドルカバー⭐︎ねこ」

無骨なデザインの多いキャンプギアをポップでかわいく彩ってくれます。珍しいグリーンもキャンプサイトに自分らしさをプラスしてくれる愛おしいデザインです。

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自分好みのこだわりデザインで

レザーワークスジィーズ zenさんのトランギア メスティン ハンドルカバー 表裏同色

レザーワークスジィーズ zenさんの「トランギア メスティン ハンドルカバー 表裏同色」

レザーと糸の色を自分で選べるレザーハンドルカバー。自分だけのオリジナルデザインに仕上げることができますよ。キャンプ仲間と色違いでそろえるのもいいですね。

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メスティンとあわせて使える便利グッズ

キャンプでの料理時間がさらに楽しくなる、メスティンとあわせて使いたい便利グッズをピックアップしました。

ひのきが香る炊き立てご飯

koto-jpnさんのひのき メスティン TR-210 キャンプ飯 炊飯 キャンプ アウトドア

koto-jpnさんの「ひのき メスティン TR-210 キャンプ飯 炊飯 キャンプ アウトドア」

ひのきを使用した、メスティン専用の蓋です。ほのかなひのきの香りがお米のおいしさを引き立ててくれます。まな板や鍋敷きにもなり、アウトドアでマルチに活躍。

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メスティンに収納可能なまな板

tanakazougetenさんのメスティンにすっぽり入る木製カッティングボード

tanakazougetenさんの「メスティンにすっぽり入る木製カッティングボード」

鍋敷きやコースターとしてもマルチに使えるカッティングボード。メスティンにすっぽり収納することができ、キャンプの荷物をさらにコンパクトにしてくれます。

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国産ひのきのカッティングボード

kirin-woodさんのトランギア メスティンに入るカッティングボード TR-210 木製

kirin-woodさんの「トランギア メスティンに入るカッティングボード TR-210 木製」

国産ひのきを使用した美しいカッティングボードです。メスティンの中に収納可能で身軽なキャンプの強い味方。ミニマルな山デザインのロゴがおしゃれなアクセントに。

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ウォールナットのミニしゃもじ

bunaさんのウォールナットのダイメスminiしゃもじ

bunaさんの「ウォールナットのダイメスminiしゃもじ」

せっかくのキャンプ、しゃもじもこだわりたいところ。メスティンに入るサイズで、すくいやすいカーブが使い勝手も抜群です。防腐・撥水効果のある蜜蝋仕上げも嬉しいポイント。

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ラージサイズもすっぽり収納

nekofukurouさんのメスティン ラージサイズ 収納袋

nekofukurouさんの「メスティン ラージサイズ 収納袋」

収納だけでなく、炊いたお米の蒸らし時間の保温をサポートするメスティンケース。熱々のメスティンをそのまま入れられ、保温にも優れたキルト生地を使用しています。ご飯がさらに美味しくなりそう。

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気軽に扱える帆布ケース

ofukuroyaさんのKinchaku Outdoor メスティン用 コットンキャンバス セルリアンブルー

ofukuroyaさんの「Kinchaku Outdoor メスティン用 コットンキャンバス セルリアンブルー 」

爽やかなセルリアンブルーがアウトドアにぴったりなメスティンケースです。ガシガシ使える丈夫な素材感が魅力。紐のカラーを4色から選べ、ちょっとした自分らしさもプラスできますよ。

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マルチに使える保冷保温ケース

Lyraさんのメスティンケース バックル持ち手 保冷保温ケース メスティン 1合サイズ ペットボトル 1本 サイズ

Lyraさんの「メスティンケース バックル持ち手 保冷保温ケース メスティン 1合サイズ ペットボトル 1本 サイズ 」

スモールサイズのメスティンや、500mlペットボトルがすっぽり入ります。メスティン調理の蒸らしや、ペットボトルの保冷で大活躍。バックル付きでリュックや棚に取り付けることもできます。

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お気に入りのメスティンでバリエーション豊かなキャンプ飯を

minneには、他にも使い勝手のいいメスティンや便利グッズがたくさんそろっています。あらゆる調理で活躍する万能なメスティンを、ぜひ次のキャンプ飯づくりに取り入れてみてくださいね。

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澤田芽乃華
この記事を書いたライター
澤田芽乃華(さわだめのか)
ライター。IT企業の事業開発やマーケティング、デザイナーなどパラレルワークでの知見を活かしたインタビューや執筆が得意。ものづくり好きの家庭に育ち、特に刺繍やミニチュアが大好き。

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