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ハンカチは結婚式の必需品
結婚式では、思わず感動して涙があふれることも多いもの。涙を拭うハンカチは男女問わず必須アイテムです。他にも、食べ物や飲み物がこぼれてしまった際や、乾杯の挨拶、スピーチを任されて汗をかいてしまったときなど、ハンカチを使うシーンは多くの場面で訪れます。このようにハンカチは多くの人目に触れやすく、服装と同様に結婚式にふさわしいハンカチ選びが大切です。
結婚式に持っていくハンカチの基本の選び方
ハンカチが活躍するシーンの多い結婚式。ここからは、結婚式にふさわしいハンカチの基本の選び方をご紹介します。
色で選ぶ
結婚式のハンカチの色は「白」がふさわしいといわれています。白といえば、新郎新婦の衣装と色が被ってしまうので、結婚式の服装では避けるべき色という印象がありますよね。しかし、ハンカチの場合は上品さと清潔感のある白がベスト。白以外であれば、淡いピンクなど、控えめで明るいパステルカラーがおすすめです。
素材で選ぶ
結婚式に持っていくハンカチでおすすめの素材は、上品な光沢の「絹」、吸水性のある「綿」など。優雅な印象の絹のハンカチは、慶弔どちらのシーンでも使えるのでひとつ持っておくと便利です。また吸水性の高い綿は涙や汗を拭うときに役立ちます。夏の結婚式では、涼しげな「麻」のハンカチもおすすめ。麻は吸水性にも速乾性にも優れた素材です。
デザインで選ぶ
結婚式に持っていくハンカチは、基本的には「無地」がよいとされています。女性の場合、控えめなレースや刺繍で装飾されたデザインも上品でおすすめ。男女ともに、イニシャルが刺繍されたデザインも素敵な印象を添えてくれます。控えめで清潔感のあるデザインを選ぶのがポイントです。
結婚式でマナー違反となるハンカチ
結婚式に持っていくのは控えたい、マナー違反となるハンカチについても確認していきましょう。
黒、ダークカラーのハンカチ
黒やダークカラーのハンカチは、お祝いの場では避けるべきとされています。黒のハンカチは弔事で使われる印象が強く、結婚式で使うのは縁起がよくないといわれます。結婚式で黒やダークカラーのハンカチを見て不快に思う人もいるため、注意したいカラーです。清潔感や上品さを感じさせる淡いカラー選びが無難です。
シワが付いているハンカチ
色やデザインだけでなく、見た目の清潔感もとても大事。シワが付いているハンカチはお祝いの場にふさわしくありません。シワが気になる場合は、必ずアイロンをかけて綺麗な状態のハンカチを持っていくようにしましょう。ハンカチをポケットに入れる際も、綺麗に畳んでシワが付かないように気をつけることが大切です。
キャラクターもの、派手なハンカチ
キャラクターものや、派手な原色カラーのハンカチも避けた方がよいでしょう。ハンカチが悪目立ちしてしまい、フォーマルなシーンにふさわしくないとされています。キャラクターものの場合、幼いイメージにつながってしまうことも。上品な白やパステルカラーの無地デザインを選ぶのがおすすめです。
タオル素材のハンカチ
タオル素材のハンカチは吸水性があり、涙や汗、こぼれてしまったものを拭く際に便利ですが、結婚式という場では避けた方がベター。どうしてもカジュアルな印象になってしまい、フォーマルなシーンで浮いてしまいます。結婚式に持っていくハンカチは、絹や綿、麻などの素材から選ぶのが無難です。
男性のポケットチーフとは?
ポケットチーフとは、スーツの胸ポケットに挿す布のこと。スーツを華やかに飾り、結婚式などのフォーマルな場にふさわしいファッションアイテムです。結婚式の服装では、ポケットチーフなしでもマナー違反ではないものの、フォーマルなシーンでぜひ取り入れたいアイテム。スーツのワンポイントになり、胸元に立体感を出すことができます。華やかでよりフォーマルな雰囲気に格上げしてくれますよ。
ハンカチとの違い
ハンカチとポケットチーフは、よく混同されやすいアイテムです。大きな違いは、ハンカチが涙や汗、洗った手を拭く際に使う実用的なアイテムであることに対し、ポケットチーフはスーツを飾るためだけのファッションアイテムだということです。素材に関しても、ハンカチはコットンやタオル素材など吸水性の高いものが多いですが、ポケットチーフは絹や麻素材のものが一般的です。
結婚式にふさわしいポケットチーフ
結婚式のポケットチーフの色とデザインは白の無地が基本かつ、もっともフォーマルなデザインだとされています。また、結婚式にふさわしいポケットチーフの素材は、麻や絹。ポケットチーフは素材によって適した場面があるとされ、昼間の結婚式には光沢が控えめな麻、夕方から夜の結婚式には光沢が美しい絹が向いていると言われています。結婚式の二次会など、カジュアルなシーンでは、ネクタイと同系色の色を選ぶのがおすすめです。
結婚式におすすめのポケットチーフの折り方
ポケットチーフには、折り方にさまざまな種類があります。ここからは、結婚式におすすめの4つの折り方について解説していきます。
スリーピークス
スリーピークスとは、ポケットから3つの角が見える折り方です。もっともフォーマル度の高い折り方とされており、結婚式にもぴったりです。
2. さらに三角に折り、頂点をすこしずらす
3. さらに三角に折り、2つの頂点からさらにずらす
4. ポケットの深さにあわせて下部を折って完成
TVフォールド
TVフォールドはビジネスシーンにも使えるオーソドックスな折り方で、すっきりした見た目を演出できます。
2. ポケットの横幅にあわせて両サイドを中央に向かって折る(三つ折り)
3. ポケットの深さにあわせて下部を折って完成
トライアングラー
トライアングラーは、三角の角をひとつだけポケットから覗かせる折り方です。ビジネスシーンからパーティーまでオールマイティに使えます。
2. ダイヤのかたちになるように置き直し、両橋を折り込む
3. ポケットの深さにあわせて下部を折って完成
パフドスタイル
パフドスタイルはふんわりとしたフォルムがやわらかい印象と華やかさを添えてくれる折り方です。簡単で初心者の人にとっても挑戦しやすいのが魅力。
2. チーフの中央をつまんで持ち上げる(つまんだ部分がポケットから見える部分になります)
3.下部を折ってポケットに入れ、もたつく部分を整えて完成
クラッシュドスタイル
クラッシュドスタイルはラフで遊び心のある折り方。カジュアルなパーティーにも向いています。「パフドスタイル」の上下逆バージョンとなり、無造作なチーフの端がポケットから覗くスタイルです。
2. チーフの中央をつまんで持ち上げる
(つまんだ部分の逆、チーフの下部がポケットから見える部分になります)
3. つまんだ側をポケットに挿し込み、チーフの端を花びらのように整えて完成
結婚式のゲスト向け おすすめのハンカチ6選
ここからは、結婚式におすすめのハンカチをご紹介します。1枚持っておくとフォーマルなシーンで役立つ、素敵なデザインの作品をピックアップしました。
ひとつは持っておきたい名入りハンカチ
結婚式にぴったりな白のコットンハンカチ。品のあるフォントで名前やイニシャルを刺繍できます。ひとつ持っておくとあらゆるシーンで役立つので、大人のたしなみとして贈り物にもおすすめ。
上品な誕生花刺繍がワンポイント
名前と各月の誕生花の刺繍が入ったデザイン。シンプルながらも華やかな印象で、結婚式のハンカチにぴったりです。オプションでスカラップタイプにも変更可能。
うっとりする手編みレース
手編みレースの装飾が華やかで、年齢問わず使えるリネン素材のハンカチ。すこし小さめのサイズも使い勝手がよく、結婚式や入学式、卒業式などフォーマルなシーンで大活躍の1枚です。
春色のレースハンカチ
草木染めによる淡いピンク色が魅力的。フォーマルな場面でも悪目立ちせず、装いをやわらかな雰囲気に演出してくれます。桜柄のレースが上品で、贈り物にも喜ばれるはず。
さりげないムスカリがアクセント
落ち着いた色合いが美しいムスカリの刺繍が映える、ソフトリネンハンカチ。フォーマル用の小さめサイズになっているのも魅力です。6文字までの名入れも可能。
糸色が選べるブーケ刺繍
7色の糸色からお好みの色を選んでオーダー。繊細なブーケの刺繍が美しいデザインです。ハンカチもコットン、リネン、レースなど複数種から選べ、自分だけのオリジナルハンカチに仕上げることができますよ。
結婚式にふさわしいハンカチで、フォーマルな印象を
minneには、結婚式におすすめのハンカチがたくさんそろっています。マナーを守ったハンカチ選びは大人のたしなみともいえますね。ぜひ、シンプルで上品な1枚を探してみてください。
minneのお呼ばれアクセサリー特集
結婚式などの華やかなお呼ばれシーンで使いたいアクセサリーを集めました。ぜひチェックしてみてくださいね。
ライター。IT企業の事業開発やマーケティング、デザイナーなどパラレルワークでの知見を活かしたインタビューや執筆が得意。ものづくり好きの家庭に育ち、特に刺繍やミニチュアが大好き。