大家さんから譲り受けた大きな作業机
いつから、この作業部屋を使われていますか?
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12年程前からこの部屋を使っています。机は大家さんの倉庫にあった作業机を譲り受けました。同じサイズでオーダーした裁断用のビニール板を設置して使っています。180x90cmとサイズも大きく、革や布を広げても十分な大きさなので重宝しています。
10年以上使っている、愛着のある作業部屋なのですね。
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年に一度は配置換えをして気分を変えるようにしています。壁側に作業机を配置していたときも集中できて気に入っていたのですが、机が中央にある今のレイアウトは一番動線がよく快適です。
作業部屋の中で特にお気に入りのスポットはありますか?
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植物を飾った窓辺のスペースですね。ミシン越しの眺めが癒しでとても気に入ってます。
作業効率を高めるワゴン収納
革が所狭しと並んでいますが、とても整理整頓された綺麗な作業部屋ですね!なにか収納に工夫があるのでしょうか。
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以前は、道具類を机の上に並べていたので今よりも雑多な環境でした。しかし、ワゴンに収納することを思いついてからは、机の上がさっぱりして快適になりました。ワゴンは机より低い高さなので上から眺めて道具が探しやすく、ぱっと手に取りやすいところもお気に入りです。今までいろんな収納方法を試しましたが、道具を立てて収納する+ワゴンが今のところ一番使い勝手がいいですね。
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材料の箱やトレーには、中にあるものをすぐに思い出せるようにテプラでラベルを付けています。
作業効率にもつながっている収納アイデアなのですね!作品のアイデアもこの作業部屋から生まれるのでしょうか。
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デザインを考えるときは、机の上を何もない状態にリセットしてから始めますね。日常では、ついつい道具や材料を出しっぱなしにしてしまい、目からいろんな情報が入ってきてしまいます。イメージをカタチにする大切な作業なので、視覚も頭の中も整理整頓するようにしているんです。
無骨でかっこいい道具たち
作業机の上に必ず置いているアイテムはありますか?
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小さいサイズのビニール板とアクリル定規ですね。ビニール板は細かいパーツを裁断する際、回しながら切ったり段差を利用して糊を塗ったりするときに使います。老眼が進んできたので、繊細な作業にはめがねも必需品です。
制作に使用する道具選びにこだわりはありますか?
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レザークラフトの道具は無骨でかっこいいものが多いので、気に入ったものが見つかるたびに買い足しています。最近見つけたお気に入りの道具は、生地の張り合わせのときに使うローラーです。見た目だけでなく使い心地もよく満足しています。
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がま口をはめるヤットコやヘラ、目打ちなどのよく使う手頃な道具は、さまざまな使い心地を試してみたくなるので、ついつい増えてしまいます。
最後に、作品制作で大切にしていることをうかがいました。
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昔は量産の仕事もしていたので、同じものをたくさんつくってお店に納めておしまい、といった流れで作業していました。今ではご購入いただいたお客さまと直接やりとりすることができ、同じ「つくること」でも気持ちの入り方や緊張感がまったく違います。たくさんの作品の中からお選びいただくわけですから、喜んでいただきたい一心で、心を込めて丁寧に制作しています。お客様からいただくメッセージが、制作の大きな励みです。
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文/澤田芽乃華 撮影/真田英幸
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