新たな発見に満ちた3日間
シルバーウィークの連休を通して開催された「minneのハンドメイドマーケット2023」。出展ブースの数は3日間で2,400を超え、大盛況のうちに幕を閉じました。旅をするように新たな「好き」を見つけてほしい、という想いのもと企画された今回のイベントでは、会場内もエリア分けされ、好奇心をくすぐる数多くのブースが出展されました。
ここでは、出展ブースのご紹介と合わせて、作家・ブランドのみなさまからいただいた出展への想いや、イベントで印象的だった出来事、感想などもご紹介します。
「minneのハンドメイドマーケット2023」に足を運んだ方もそうでない方も、旅の思い出を振り返るようにイベントでの写真やコメントを楽しんでくださいね。
都会的なモノトーンとドライフラワー
真っ白の壁に彩り豊かなドライフラワーの飾りが目を惹く「MONOTONE TOKYO」さんのブース。シンプルな中にも凛としたかわいさが見え隠れする、MONOTONE TOKYOさんの作品の雰囲気がブースからも感じられました。
MONOTONE TOKYO
世の中が感染病による影響でイベントなども開催できない状況となってしまい、オンラインページだけでは伝わりきれない魅力を実際に見ていただきたいという気持ちが高まっていました。制限が少しずつ緩和され、お客さまにもゆっくりと穏やかに、そしてワクワクと楽しい気持ちになって作品を見ていただきたいと思い、今回の出展へを決意しました。
MONOTONE TOKYO
会場では、お客さまも作家さんたちも楽しそうに話をしている様子や、お客さま同士で話をしながら買い物をされる姿がとても印象的でした。 また、何度もブースに戻って作品を見てくださる方もとても多く、作家として覚えていてくださることがとても嬉しかったです。オンラインショップが便利な世の中となりましたが、やはり対面でお客さまとお話をしたり、作品を実際に手に取って見たり、イベントを通してオンラインにはないコミュニケーションもとても大切なことなのだと改めて感じました。お客さまが作品を実際に見られたときの言葉や反応が、これからの制作の活力にもなりました!
「MONOTONE TOKYO」さんのショップを見る
癒される動物の時計がずらり
木工作家「Cinematic Forest」さんのブースには、動物がモチーフになった壁掛け時計がずらり。ブースの前を通りかかるお客さまからも「あの猫の時計かわいい!」「ペンギンだ〜!」といった声が飛び交っていました。
Cinematic Forest
久しぶりの開催で、初めて時計作品を携えて参加できる!とはりきって出展の応募をしました。家庭用のレーザーカッターで趣味として遊んでるうちにできたフクロウのブローチを、初めて購入いただいたのがminneのお客さまでした。その頃はまだ、時計をつくろうともしていなかったのですが、minneに見つけていただいてから、レーザーカッターにより真剣に向き合うようになりました。 紆余曲折を経て、やっとイベントまでたどり着けたという気持ちです。
Cinematic Forest
今回のイベントでは、福岡に住まわれている遠方のお客さまや、実物を見てから購入したかったという方も来てくださり、お客さまの感想を直に聞くことができました。いろんな動物のオーダーをいただき、イベント後も創作意欲が止まりません。創作活動を続けていくモチベーションに繋がりました。次の機会がございましたら、もっと魅力的な世界観を構築して挑みたいです!
また個人的には、今回のイベントでゲストとしてライブパフォーマンスをされていた向井秀徳さんの大ファンだったので、自分のブースに向井さんの歌声が流れていることに感動しちゃいました。 大変素敵な思い出になりました!
「Cinematic Forest」さんのショップを見る
朗らかな作品と店主がお出迎え
「hug & humor(ハグ&ユーモア)」をコンセプトに、動物が肩に乗ったオーダーメイドの似顔絵や、どこかゆるくて愛おしい絵柄の雑貨を制作される「yukino」さんのブース。心落ち着く雑貨店に訪れたようなやさしい空気が流れていました。
yukino
今回、minneのハンドメイドマーケットに初めて参加させていただきました。コロナ以前のイベントには来場者としてうかがったことがあったので、出展者として参加するのをとても楽しみにしていました。イベント2日目に体調を崩してしまったのですが、救護室が用意されていてとても助かりました。その際も、運営の方が電話をくださり「ブースにお客さまがお待ちですよ」と状況を知らせてくださったのでありがたかったです。スタッフの方が会場内にたくさん居てくださり、さまざまなことに目を配っていただいたおかげでトラブルも少なく感じました。また出展チケットや看板などもデザイン性が高く、可愛くてさすがだなと感じました!
yukino
ブースでは、お客さまと比較的ゆっくりお話しができました。普段、レジばかりを忙しく回していることもあるので、「これが可愛い!」「こんなのがほしい!」とお客様のリアルな反応やお声をいただけるのはイベントならではだなと感じました。作品やブースを可愛いと言っていただけるだけで本当に疲れが吹き飛びます。また、作家仲間の皆さんに声をかけていただく機会がだんだん増えてきて、活動を始めてまだ数年ですが、まわりの作家さんとの関係が積み上がっていくのを実感できたのも嬉しかったです!このたびは参加させていただきありがとうございました。
「yukino」さんのショップを見る
白く儚い不思議な世界
白い照明と繊細で美しい作品が相まって、そこだけが別世界のような空間を演出されていた「okamoto barba nami」さんのブース。透明なガラスのマグカップやシリンダーの中で繰り広げられる模型作品からは、その技術力の高さがうかがえます。
okamoto barba nami
コロナ禍で大型イベントを長らく避けていたので、今回は満を辞しての参加となりました。そろそろ大きいイベントにも出たいと思いながらもなかなか踏ん切りがつかず、いくつか機会を見送っていたところで、ハンマケであれば!と思い、出展を決めました。ハンマケは運営スタッフさんにも出展者さんにも来場者さんにも信頼のおけるイベントなので、復帰初戦にはもってこいでした。
okamoto barba namiさんのブース設営に用いられた作戦スケッチの一部
okamoto barba nami
今回のイベントでは、これまで以上に周辺のブースをはじめとする他の出展者さんとお話しできたのが印象的でした。他ブースを見てまわっていると、出展者パスを見て「どんなもの出品してるんですか?」と話しかけてくれるので、出展者パスの存在はとてもありがたかったですね。 そして社交辞令かもしれませんが、その場で作品を検索して「あっ、知ってます〜!」と言ってくれる方がいらっしゃり、minneを始めて6年、少なからず積み上げてきたものがあるのかも、と思うことができました。
okamoto barba nami
通販では、一点ものの複数出品は大変なので避けがちですが、大型イベントでは「気まぐれ品」と称してマイナーチェンジの一点ものをたくさん持って行けます。植物の枝振りの個体差や植木鉢の形、家具の種類や配置など、細やかな変化を見留めてじっくり比較検討してくれる方が多く、出展の意義を改めて感じることができました。
「okamoto barba nami」さんのショップを見る
手づくりの温もり感じる陶器作品
人気作品でもある「カップとソーサーの照明」が装飾された「ODD MASSIMO」さんのブース。ユニークな照明が看板となり、多くの来場者が興味を惹かれてブースに立ち寄っていました。
ODD MASSIMO
ハンドメイドの世界に飛び込んで、イベント主体で活動してきた中、生活の変化でほとんど活動ができていない状況でした。今回は4年ぶりのイベント参加で、実際にお客さんと触れ合う機会をつくっていただきましたので、過去4年間ため込んだエネルギーや作品の魅力をお伝えしたいと思い、参加を決意しました。
ODD MASSIMO
イベントでは、たくさんのお客さまに手づくりの温かさや色の深みなどを実際に手に取って触れていただきました。ECでは伝えきれない作品の魅力をお伝えできたのではないかと思います。また、これまでのイベントではお客さまと話すことが多かったのですが、今回はまわりの出展者ともお話しをする機会があり、他の出展者もわたしと同様の理由で参加している方が多い印象を受けました。再開したばかりで、過去以上の盛り上がりとはいきませんでしたが、またみなさんでハンドメイドマーケットを盛り上げていきたいです。
「ODD MASSIMO」さんのショップを見る
作家・ブランドの世界観があふれる、素敵なブースはまだまだたくさん。10月7日(土)には、第二弾として同様にブースのご紹介をするので、そちらもお楽しみに。
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