わたしのお買いもの

伝統的な焼きものの陶片を使ったリング

「minneのハンドメイドマーケット2023」で見つけたアイテムです。個性的でまわりと被らないアクセサリーが好きなので、ひと目惚れして二点も購入してしまいました。

紹介してくれる人:なかる
minneのエンジニア。最近ハマっているのは麻雀。好きな役は七対子です。

世界でひとつだけのアクセサリー

engraceさんの金継ぎリング

以前から気になっていた、アクセサリー作家・engraceさんの作品。伝統的な焼きものや、長い時間をかけて流れ着いた「シー陶器」などを使った、金継ぎアクセサリーをメインに制作されています。
engraceさんの作品の魅力は、なんといっても“唯一無二”だということ。そして、日本の伝統が感じられる陶器のデザインと金継ぎのゴールドの組み合わせが、アクセサリーとしての存在感や高級感を感じさせてくれるところです。金継ぎの美しさにも惚れ惚れとしてしまいました。

engraceさん
もともとはレジンアクセサリーなどを制作していたのですが、2019年に京都で器を修復する金継ぎを習得してから、「この技術をアクセサリーに活かしたい」と思い、独学で金継ぎジュエリーをつくり始めました。2020年に「minne × HIZEN5」プロジェクトに参加させていただき、廃棄されてしまう予定だった焼きものをジュエリーに生まれ変わらせるという体験がとても面白くて、直感的に「この先も続けたい!」と思い、プロジェクト終了後も白華窯さんとコラボを続けさせていただいて今に至ります。

日本の伝統美を身につける

こちらは、かわいらしさもありつつ、落ち着いたカラーが手元を上品に見せてくれるので、いろんなシーンで大活躍しています。

engraceさん
こちらの作品は、佐賀県伊万里市で作陶されている「白華窯(はっかよう)」さんの三島紋の陶片を使用させていただいています。お花のようにも見える三島紋の丸い陶片は、1枚1枚白華窯さんが制作してくださったものなので、その時々によって微妙に色の濃さや質感が異なります。落ち着いた和柄がすこしだけ華やかになるよう三島に合わせてドットを入れたり、横から見ても美しいように陶片のサイドにも金彩を入れています。

ブルーの方は何だかかわいいキャラクターの顔のようにも見えて愛着が湧いています。

engraceさん
遥か遠くの海から流れ着き、波で角が丸くなった「シー陶器」を使用しています。シー陶器の柄は唯一無二で面白い柄も多いので、もともとのデザインを活かしています。波ですこし色褪せたように見えるシー陶器ですが、金継ぎの金がとても綺麗にブルーとマッチして映えるんです。金継ぎは繋ぎ目にラインを引くだけでなく、絵も描けます。このリングは、柄の横に沿わせてブルーとゴールドが引き立て合うようにデザインしました。
余談ですが、今年の7月にフランスのパリで出展したときに、パリジェンヌたちにシー陶器の金継ぎジュエリーがとても好評だったので、その流れもありシー陶器シリーズを多めに制作していました。

普段は、シンプルなファッションにアクセントをプラスしたいときにつけています。リングのサイズも調整可能なので気分によってつける指も変えていろいろな組み合わせで楽しんでいます。

「engrace」さんのショップはこちら

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