特集

あの人の作業机​​ 編み物作家・112(いちじゅうに)さん

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、1月〜12月まで季節を問わずに楽しめる編み物作品や編み図の制作を手がける、112(いちじゅうに)さんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

112(いちじゅうに)
“1月から12月まで季節問わず楽しめる作品を”という想いのもと、ファッションのアクセントになるニットアイテムや編み図を制作。
https://minne.com/@112ichijuuni

白でまとめた作業スペース

いつから、この作業部屋を使われていますか?

112(いちじゅうに)
1年ほど前にこの家に引っ越してきて、そこから作業部屋として自宅の一室を使っています。使用している机は3年前に購入してから気に入っており、引っ越し後も続けて使っています。普段は夫が在宅ワークなので、その隣に机を並べて作業をしています。編み図をつくる際には毛糸を編みながらパソコンで操作することがほとんどなので、ふたつの作業ができる広い机はとても使いやすいです。

ご夫婦が並んで仕事や作品づくりに取り組める素敵な環境なんですね。机の真っ白なカラーが印象的です。

112(いちじゅうに)
作業机のまわりをなるべく白でそろえることにこだわっています。毛糸の色が目に入りやすく、色選びをするときも集中しやすいんです。

112(いちじゅうに)
撮影をする際にも毛糸の本来の色を引き立てることができるので一石二鳥だと思っています。

作業部屋の中でとくにお気に入りのスペースはありますか?

112(いちじゅうに)
パソコン前のちょっとしたスペースが気に入っています。編みかけの毛糸や編み物に使う道具を一時的に置く何気ないスペースです。昨夜出しっぱなしだったものを朝になって改めて見ると「かわいい!」と再確認でき、編み物が好きであることを実感できる場所です。

毛糸のことを考えた、カラフルな収納

白を基調にした作業部屋に、カラフルな収納が映えますね。作業部屋の整理整頓で心がけていることはありますか?

112(いちじゅうに)
作業机の裏の棚にボックスを置いて、大体の種類や色に分けて毛糸を収納しています。最初の頃は、棚に毛糸をきちっと並べていたこともあるのですが、色合わせをする際にあれこれ引っ張り出していると、どうしても元通りにできず乱れてくるので、この収納方法に落ち着きました。

112(いちじゅうに)
密閉しないことで換気もできるので、毛糸を良い状態で長く保管できるメリットもあります。

使いやすさと機能性が考慮された収納なのですね。作業の効率アップやアイデアが浮かびやすくなるような工夫はありますか?

112(いちじゅうに)
作業スペースの広さを確保するようにしています。いくつかの作品を並行作業することもあるので、編みかけを置いておくこともでき便利です。かぎ針を使った作品のアイデアを練るときは、たくさんのモチーフを並べて配色を考えています。

SNS投稿に欠かせないカメラ

作業机の上に必ず置いているアイテムはありますか?

112(いちじゅうに)
カメラです。Instagramへ投稿するために、制作している様子や些細なことをたくさん撮影しています。色選びなどで迷ったときには、ひとまず撮影をして客観的にデザインを見てみるために使うことも。かわいい毛糸や作品たちの成長過程を記録しているような感覚でもあります。

制作に使用する道具選びにこだわりはありますか?

112(いちじゅうに)
「長く使えるかどうか」を考えています。編み物で使うかぎ針や棒針は、使えば使うほど手に馴染んでくるので一生ものだと思っています。だからこそ、買うときも慎重に選ぶんです。といいつつ最近はかわいいデザインの道具も多くあるので、そちらについつい手が伸びることもありますね。


最後に、作品制作で大切にしていることをうかがいました。

112(いちじゅうに)
「続けること」を大切にしています。作家活動を始めてからは、毎日Instagramへ写真を投稿しています。もちろん日によって投稿内容の濃度は異なりますが、毎日欠かさず続けていることが自信にも繋がっているんです。投稿したくなるものづくりができていることが嬉しくて、編み物の作品づくりをさらに好きになっている気がしています。

「112(いちじゅうに)」さんのショップはこちら

文/澤田芽乃華 撮影/真田英幸

今後もminneとものづくりとでは、みなさんの「作業机」を募集しております。「#わたしの作業机」(「#minneとものづくりと」をお忘れなく!)の投稿をお待ちしております。

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