2024.02.28 更新

【初心者向け】古着とは？種類や魅力とおすすめ作品6選

ヴィンテージ感のある風合いやデザインが人気の「古着」。愛好家が多くおしゃれ上級者が楽しむアイテムといった印象もある古着ですが、実は初心者でも楽しめる魅力がいっぱい。今回は、古着初心者に向けて古着の種類や魅力、失敗しない古着選びのポイントについて解説していきます。ぜひ古着選びの参考にしてみてくださいね。

古着とは？

大阪府のSELECT & USED WEAR STORE「VOLALR（ボラール）」さん

古着とは、過去に着用されたことがある服のこと。中古の衣料品全般を指す、広い意味で使われている言葉です。ひと口に「古着」といってもさまざまな種類があり、リユースショップやリサイクルショップで販売されている衣類も古着です。他にも、都内であれば下北沢や高円寺には「古着屋」と呼ばれる専門店が多数あります。古着専門店では、バイヤーが海外から買い付けたヴィンテージの希少な衣類も取り扱われています。

古着の種類

大阪府のused & vintage clothing shop 「aNz（アンズ）」さん

古着は、大まかに分類することができます。定義を知っておくと、服選びやおしゃれがもっと楽しくなりますよ。代表的な5つの古着の種類について解説します。

ユーズド古着

ユーズド古着とは、中古の衣料品のことです。主にリユースショップやリサイクルショップ、フリーマーケットなどで販売されている古着がこれにあたります。近年では、フリマアプリで売買される機会も増加。ハイブランド品から近年発売されたファストファッションまで幅広く含まれます。古着の中でも手頃な価格で購入できるのが特徴です。一方で、一般の方が個人保管していた衣類が多いため、品質にばらつきがあるというデメリットも。

インポート古着

インポート古着とは、アメリカやヨーロッパなどの海外から輸入した古着のこと。主に古着屋で販売されており、ファッション性の高さや有名ブランドの服が新品と比べて安く手に入る点が魅力です。アメカジやミリタリースタイルを楽しめるアイテムも豊富。アメリカ古着は、当時の労働者が着ていた服が多く丈夫なつくりになっています。カジュアル・スポーツテイストなデザインが多く、太めでビックサイズなシルエットが人気。ヨーロッパ古着は、サテンやレースといった繊細なディテールを楽しめるデザインが豊富です。薄めの素材で細身のシルエットが特徴といわれています。

ヴィンテージ古着

ヴィンテージ古着とは、古着の中でもとくに価値が高く希少な衣類のことです。長い年月を経ても魅力的な姿を保った高品質な古着で、運命の一着に出会えれば一生ものになること間違いなし。丈夫な革やジーンズなどの味わい深い経年変化を楽しむことができますよ。古着のもつ歴史にロマンを感じられることからコレクターも多いジャンルです。ヴィンテージ古着は、主に古着屋で手に入れることができますが、「ヴィンテージ」の定義は店によってもさまざま。発売から30年以上経過しているものをヴィンテージ古着として取り扱う店が多いそうです。

デッドストック古着

デッドストック古着とは、「売れ残り品」を意味し、古い時代に生産された服が着用されていない状態で保管されていたものを指します。誰かが一度着用した服ではないため、厳密には古着ではありません。デッドストックになった理由はさまざま。一度も店頭に並ばなかった、売れ残ったなどなんらかの理由で保管されていたものです。新品のため比較的綺麗な状態のものが多いのが特徴。保管状況によっては傷んでいるものもありますが、欠陥品ではありません。古着屋やネット通販で購入することができます。中には希少な年代ものの衣類が綺麗な状態で残っていることもあり、古着屋では価値が高いデッドストック古着に出会えることも。

古着風ファッション

古着風ファッションといったジャンルもあります。これも厳密には古着ではなく、古着風のデザインを取り入れた新品の衣類のことです。近年、古着の人気が高まっていることもあり、気軽に古着の雰囲気を楽しめるファッションとして生産されています。古着特有の風合いはありませんが、安い価格帯のアイテムが多くコーディネートに取り入れやすい点が魅力。古着風のファッションを楽しみたいけれど、一度着用された古着に抵抗がある人におすすめです。アパレルショップや雑貨屋、ネット通販などで購入することができますよ。

古着の魅力

愛好家やコレクターも多い古着ですが、その魅力とは一体なんでしょうか。ここからは、古着のもつ4つの魅力についてご紹介します。

個性的なファッションが楽しめる

古着の魅力といえば、まず個性的なファッションを楽しめること。古着にしか出せない風合いがあり、個性を演出できます。現代ファッションでは見かけないデザインやシルエットを楽しめるアイテムも豊富で、自分の感性を生かしたファッションが楽しめますよ。

一点もので人と被らない

古着は基本的に一点ものなので、出会いは一期一会です。最近ではファストファッションの流行によって、どうしても他の人と服のデザインが似てしまうことも多いですよね。古着なら、人と被りにくく自分らしい着こなしが楽しめます。ヴィンテージ古着など時代を超えて評価されるアイテムは流行に左右されず、一生ものとして愛用することができますよ。

新品より安く買える

ハイブランドや有名ブランドの服が新品より安く買えることも。新品ではなかなか手が届かない憧れのブランドアイテムも古着なら手に入れやすいのも魅力です。古着だからこそ、ブランドアイテムを自分流にアレンジしたり着崩してみたりといった自分らしいコーディネートも可能。ただし、中には希少価値から値段が高騰している場合もあるのでご注意を。

当時のカルチャーや空気感をファッションに反映できる

古着を取り入れることで、その時代のカルチャーをファッションに反映することができます。自分が生まれる前のファッショントレンドを肌身に感じたり、昔のカルチャーが反映されたポップなバンドTシャツに出会えたりというのも古着の魅力。時代を超えて出会えたお気に入りの古着に、きっとロマンを感じるはず。

古着選びのポイント

ここまで、古着の種類や魅力について解説してきました。「古着ファッションに挑戦してみたいな」と思っている方も多いのでは？ここからは、古着選びで失敗しないための選び方についてもチェックしていきましょう。

状態とサイズを確認する

古着は誰かが一度着用した衣類なので、傷みや汚れ、ほつれはないか？といった状態チェックが大切です。お店の照明だけでなく、窓側など自然光のもとで色味をチェックしてみるのもおすすめ。また、出会いは一期一会の古着ではありますが、ひと目惚れした古着もきちんと試着やサイズ確認をして、自分が着こなせるサイズかどうかも確認しましょう。

目立つ場所にある商品をチェックする

古着屋やリサイクルショップに行ったら、マネキンが着ている服など、ぜひお店の目立つ場所に陳列されている商品をチェックしてみてください。状態がよくお店のおすすめ商品であることが多いです。また、最近入荷した商品も棚の前面に並べられていることが多く、レア商品を他の人より早く見つけられるチャンスかもしれません。

ブランドの商品をチェックする

古着初心者の人や迷ってなかなか決められないという人は有名ブランドの商品を選ぶのがおすすめ。ブランド商品はしっかりとした生地や裁縫のものが多く、長く愛用できるアイテムに出会える可能性が高いのです。憧れのブランドに手が届くのも古着の魅力なので、ぜひ初心者さんは有名ブランド商品からお気に入りの一枚を探してみてください。