L字レイアウトで”事務所感”を演出
いつから、この作業部屋を使われていますか？
うふふまいこ
思い立ったらすぐに模様替えをするので、今のレイアウトになったのは1ヵ月ほど前ですね。しっくりきているので、しばらくこの配置のまま過ごせそうです。
制作にぴったりなレイアウトに模様替えできたんですね。どんなポイントがお気に入りですか？
うふふまいこ
お気に入りは机と棚をL字に配置したところです。リビングに作業机があるので、この配置にすることで自分の空間が確保でき、事務所のような雰囲気を醸し出すことができました。
生活と作家活動をL字の配置でうまく切り分けているんですね！うふふまいこさんが作家を始められたきっかけを教えてください。
うふふまいこ
学生時代、自分がつくったもので友人たちを笑顔にできた瞬間、「わたし、生きてる！」と幸せを感じていました。卒業後は広告代理店に就職し、アートディレクターとしてお菓子のパッケージデザインも担当。その際、街で自分のデザインしたお菓子を子どもたちが大事そうにぎゅっと持っている姿を見かけたんです。
うふふまいこ
その瞬間、嬉しさと同時に、自分ひとりの力でオリジナル商品や作品を生み出して、もっと多くの人を笑顔にしたいと感じました。この新たな夢を叶えたいとフリーランスになる決意をして、作家活動を開始。七夕の日に退職届を書いたのが思い出深いです…！
香るアイテムをすぐそばに
うふふまいこさんの作業部屋には、センスの良さが光るインテリアや花瓶などがたくさん。作業環境のこだわりや作業机にいつも置いているお気に入りのアイテムはありますか？
うふふまいこ
陽の光が当たる、窓際に近いところで作業したいですね。作業机にいつも置いているのは、香水やお香、アロマディフューザー、花、コーヒーなど。香りに敏感なので、香りがするものを近くに置いています。
アイデア出しや作業のしやすい環境づくりの工夫はありますか？
うふふまいこ
身の回りにはデザインの仕事や作品制作に使用するものだけを置くようにしています。それと、アイデアのヒントになりそうなスケッチやお気に入りの本、参考になりそうな資料なども置いていますね。
ものを「お家」に戻す整理整頓術
とてもきれいな作業部屋ですが、うふふまいこさん流の整理整頓術があればぜひ教えてください。
うふふまいこ
ものの住所を決めていて、使い終わったらすぐに住所のお家に戻してあげるようにしています。以前は整理整頓がとても苦手で、気がつくとすぐ散らかってしまい、ものを探す時間も増えてストレスになっていました。
うふふまいこ
しばらく使わなかったものや不要と判断したものは作業机から倉庫にうつし、模様替えのタイミングで断捨離をしています。
ものに“お家”となる住所を決めてあげるという発想は、道具への愛着もさらにわきそうです。道具選びのこだわりはありますか？
うふふまいこ
色や形がきれいに仕上がり、手に馴染むものを中心に選んでいます。
一度、気に入ると同じものを複数購入したりします。
鉛筆や色鉛筆、カッターなど、学生の頃からずっと愛用しているものもありますよ。
一度、気に入ると同じものを複数購入したりします。
鉛筆や色鉛筆、カッターなど、学生の頃からずっと愛用しているものもありますよ。
最後に、作品制作で大切にしていることをうかがいました。
うふふまいこ
作品を受け取ってくれた人の笑顔や反応を思い描いて、自分自身がワクワクしながらつくることと、何度も試行錯誤を重ね、納得のいく一番素敵な形に仕上げることです。
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文／澤田芽乃華 撮影／真田英幸
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