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芍薬の花言葉
芍薬の花言葉は「恥じらい」「はにかみ」です。夕方になると花を閉じてしまうという芍薬の習性に由来するという説や、「恥ずかしがり屋で顔が真っ赤な妖精が芍薬に隠れていた」というイギリスの民謡を由来とする説、英語の慣用句「blush like a peony=芍薬のように顔を赤らめる」を由来としている説など諸説あります。
芍薬の色別の花言葉
赤の芍薬の他にピンク、白や紫の品種があり、色によって花言葉が異なります。色別の花言葉をご紹介します。
赤の芍薬の花言葉
赤の芍薬の花言葉は「誠実」「威厳」「荘厳」「はにかみ」です。厳かな花言葉をもつ赤の芍薬は、お祝いや深い愛情を伝えたいときに贈るのにもぴったりです。
ピンクの芍薬の花言葉
ピンクの芍薬の花言葉は「恥じらい」「はにかみ」。芍薬そのものの花言葉と同じです。結婚式用のウェディングブーケに使われることも多く、新郎新婦が恥ずかしがっている様子にぴったり合う花言葉ですね。
白の芍薬の花言葉
白の芍薬の花言葉は「恥じらい」「はにかみ」「満ち足りた心」「幸せな結婚」。色と花言葉から結婚のお祝いに贈るのにぴったりです。贈るときは花言葉を添えると、気持ちがより伝わるはずです。
紫の芍薬の花言葉
紫の芍薬の花言葉は「怒り」「憤怒」。ネガティブなワードが多く、贈り物にはあまり適していません。どうしても誰かに贈りたい場合は、他のお花と組み合わせて贈るようにしましょう。
芍薬の花言葉に怖い意味はある?
基本的に怖い意味を持つ花言葉はありませんが、紫の芍薬には「怒り」「憤怒」という花言葉があるため贈り物にする際には注意が必要です。贈り物にする場合は、選んだ理由や感謝の気持ちを添えるのがおすすめですよ。
芍薬の名前の由来
姿がしなやかでやさしいことを意味する「綽約(しゃくやく)」という言葉が由来とされています。芍薬には「貌佳草(カオヨグサ)」という別名もあり、これは「顔貌が良い(佳い)」を意味しています。また、芍薬の英語名「peony(ピオニー)」は、ギリシャ神話に登場する医療の神パイエオンに由来するとされています。
芍薬の基本情報と特徴
属名: ボタン属
学名: Paeonia lactiflora
英名: chinese peony
和名: 芍薬(シャクヤク)
原産地:中国、朝鮮半島など
花色:ピンク、赤、オレンジ、黄色、白
芍薬と牡丹の違い
・地面から芽を出し、茎に花をつける
・葉に艶がある
・バラのような香りがする
・開花したままの状態で落花する
・落葉低木で、枝に花を付ける
・葉に艶はなく、ギザギザしている
・香りはない
・花びらが一枚ずつ散っていく
芍薬も牡丹もボタン科ボタン属の花です。しかし、芍薬は草に分類され、牡丹は樹木に分類されます。日本や中国では区別されますが、欧米では同じpeonyに分類されており区別されていません。
芍薬の種類
芍薬はどんな種類があるのでしょうか?花の咲き方で分類される芍薬の種類について解説します。
一重咲き
花弁の数は8~18枚ほどで、めしべを囲むようにおしべがあります。花弁同士が重ならず、すっきりとした印象です。
半八重咲き
一重咲きと同じように、めしべを囲むようにおしべがあります。一重咲きよりは花弁が多く、外側から内側に向かって少しずつ花弁が小さくなっています。
八重咲き
一重咲きより花弁が多く、豪華な印象です。バラのように見えることからバラ咲きとも呼ばれます。
翁咲き
一重咲きで、細い弁が花の中心部に集まっています。おしべが細長く花弁化しており、花弁とは異なる色になります。
金しべ咲き
一重咲きですが、おしべは太く少し花弁化して金色になっています。一重咲きより派手さがあります。
冠咲き
翁咲きのおしべの花弁化が進んで、丸く盛り上がったような形をしています。外側の雄しべは花弁化せずに残っています。
手まり咲き
おしべの花弁化が進み、花びらと区別がつきにくくなった形をしています。代表的な品種のひとつ、サラベルナールには八重咲きの品種もあります。
芍薬を贈るのにおすすめのシーン
芍薬はどんなシーンで贈るのがいいのでしょうか。項目別にご紹介します。
大切な人の誕生日
華やかな印象を与える芍薬は、誕生日プレゼントにもおすすめ。5月に見頃を迎えるだけでなく5月の誕生花でもあるので、特に5月生まれの方への贈りものにおすすめですよ。芍薬をいくつか合わせて花束にするのも素敵ですね。
結婚のお祝い
「恥じらい」「はにかみ」「幸せな結婚」などの花言葉を持ち、ウェディングブーケとしても人気の高い芍薬は、結婚祝いの贈り物にもおすすめです。ただし、「怒り」といったマイナスなイメージの花言葉を持つ紫の芍薬は避けるようにしましょう。
中国や韓国でも愛される芍薬
芍薬の原産国は中国北部といわれており、朝鮮半島にも分布しています。韓国では春の結婚式や節句で使用されることが多く、中国では結婚式で用いられるほか、富や繁栄の象徴として春節の時期にも飾られています。また、芍薬はもともと中国から日本へ薬として伝来した花です。現在でも葛根湯など多くの漢方薬に用いられています。
芍薬モチーフの作品8選
ここからは、minneで見つけた素敵な芍薬モチーフの作品をご紹介します。
透かしデザインが美しいリング
花びらが折り重なって咲く様子が表現された、芍薬のリング。モチーフ部分の幅が2.2cmあるので、シンプルながらも存在感を発揮してくれます。
まとめ髪に映えるかんざし
グラデーションが美しい、ディップアートの技法でつくられたかんざしです。思わず飾っておきたくなるほどリアルな表情が魅力。
顔周りを華やかに彩る耳飾り
芍薬モチーフにパールやビジューをプラスして華やかな印象に。ハレの日のコーディネートにプラスするのもおすすめですよ。
親子おそろいのコサージュセット
入学式や卒業式にぴったり。親子で身につけることができるコサージュのセットです。マグネット式なのでお洋服に穴が開かないのが嬉しいですね。
アート作品のような彫刻グラス
いつまでも見ていたくなる美しさ。芍薬と牡丹が咲き誇るさまを彫刻で表現したグラスです。食卓の上がパッと華やかになる一品です。
美しく光を灯すペンダントライト
蝶の羽のように、幾重にも花びらが折り重なった芍薬モチーフのペンダントライトです。洋室はもちろん和室にもすっと馴染んでくれます。
飾っておいてもかわいいキャンドル
透けるほど薄いロウの花びらを数百枚組み合わせてつくられたキャンドル。インテリアのアクセントとして飾っておくのもいいですね。
読書時間が楽しくなる芍薬のしおり
芍薬をモチーフにした、リッチなデザインのしおりです。本のページを開くと、満開の芍薬が現れます。読書好きな方へのプレゼントにもおすすめ。
見ているだけで気分が上がる芍薬モチーフのアイテムを
華やかな印象でいつまでも眺めていたくなる芍薬は、生花だけではなく作品のモチーフとしても人気があります。minneには、そんな芍薬の花をモチーフにした作品がたくさんそろっています。プレゼントにしても喜ばれますよ。ぜひ自分好みの一品を見つけてくださいね。