特集

【新作おしえて】雪男のnpatiグッズ作家・npa.sukeさんの「npaザウルス」

SNSで編集部の目にとまった素敵な作品を、制作の背景と交えてご紹介していきます。今回は雪男のnpatiグッズ作家・npa.sukeさんの「npaザウルス」です。

作り手はnpa.sukeさん
ふわふわもこもこの雪男・npati(ンパティ)のグッズを中心に、刺繍作品などを制作。
https://minne.com/@n-miho28

npa.sukeが生まれるまで

npa.suke
母がものづくりが好きで、小さな頃から母がつくった洋服を着たり、小物を持って育ちました。今、そのころの写真を見返してみても、手作りの洋服はとてもかわいく、写真でも特別な温かみを感じられ、当時嬉しかった気持ちを思い出します。そんな環境で育ったこともあり、自分自身も絵を描くことや手芸が大好きになり、自然とものづくりを始めました。ソーイング、編み物、刺繍、パンチニードル、ビーズなど、たくさんの素材・材料に触れてきました。

npa.suke
人へ贈り物をすることも大好きだったので、学生の頃にはクラス全員にシュシュをつくったり、友人の結婚式にはウェルカムボードをプレゼントしたりしました。当時は歯科衛生士として働きながら、休憩時間にものづくりをするというような生活を送っていましたが、販売することへのハードルが高く、挑戦できずにいました。

npatiがポーチからにょきっと出てきたようなデザインのポーチ。
「半立体npatiポーチ(グリーン小花)」

npa.suke
出産し娘に洋服をつくったことが販売のきっかけとなり、minneへ登録。販売当初は、刺繍を入れたお洋服や小物を販売していましたが、活動していく中で、もっと自分の好きなものをつくり出してみたい!と思い「昔から好きなものはなんだろう?」「自分自身はどんなものにときめくだろう?」と考えることに。

npa.suke
すると、昔から収集していた雑貨の中に、雪男モチーフが多いことに気づいたんです。毛むくじゃらで、怖い雰囲気の雪男ではなくて、かわいい雪男をつくってみたい!と思って生まれたのが、オリジナルキャラクターの「npati(ンパティ)」です。
説明書が苦手なので、新しいジャンルのものづくりに取り組むときも、特に何かを見たりせず、自分の感覚で制作していてその過程が大好きです。頭の中で思い描いたものを、実際に紙におこし、手を動かしながら形にしていきます。

人それぞれ違う“かわいい”に寄り添う

思わずぎゅっと抱きしめたくなるようなnpatiのグッズが並ぶnpa.sukeさんのショップページ。制作のこだわりについてうかがってみました。

キーリング部分をはずしてぬいぐるみとしても楽しめる、npatiのキーホルダー。
「手足が動く雪男npatiキーホルダー」

npa.suke
特にこだわっていることは、表現に変化をつけることです。ぬいぐるみひとつをとっても、大きさはどのくらいがいいのか、平面か立体なのか、キュート、ポップ、スタイリッシュ…どんな表情がいいのか…。素材や材料の使い方次第で、たくさんの表現方法があるので、いろんな“かわいい”を見つけ出すことを楽しみながら制作しています。

雪男npatiがひよこに擬態した手足が動くぬいぐるみ。
「npapiぬいぐるみmini(Easter npati)」

npa.suke
人それぞれ“かわいい”の基準が違うと思うので対面で販売するときはもちろん、minneの作品ページやSNSでは、あまり想いを乗せすぎないことも心がけています。だからこそ、受け取ってくれたお客さまのレビューやコメント、メッセージがとても参考になりますし、励まされています。一目惚れしていただくことが多くとても嬉しいです。

npa.suke
また、自分の手でつくり出すことも大切にしています。同じ素材や材料で制作しても、ひとつとして同じものはありません。ハンドメイドの特別感、あたたかみを、お客さまのもとへ渡ったときに感じてもらえるように、できるだけ自分の手で、ひとつひとつに想いを込めて制作しています。

新作はnpaザウルス

npa.suke
npatiは雪男ですが、色や素材で楽しんでもらうために「擬態シリーズ」を制作しています。これまでに、ひよこ、にわとり、牛、カフェオレなどに擬態してきました。

npa.suke
今回、npaザウルスに使用しているグリーンの生地に一目惚れし、「これは何かに使いたい!」と考え、グリーンの食べ物や、動物をたくさん調べました。形にできそうなものがあまりなく、悩んでいたところに、息子が気に入っている映画を一緒に見ていて「あ!恐竜があった!」となり、決めました。恐竜といえば?という連想ゲームをしながら、擬態するためのパーツを子どもたちと考えました。

npa.suke
擬態シリーズを制作するときは、npatiに上手に擬態してもらいつつも、npatiらしさも残すことを大切にしています。npaザウルスは、npatiのかわいらしさを残しつつも恐竜のちょっぴり怖いところも取り入れたく“背ビレがあるけれど、素材は柔らかい毛糸”“爪があるけど、かわいらしい丸いビーズで表現”するなど、工夫をしました。

npa.suke
また、つい集めたくなるような、サイズ感や意外性を大切にしています。連れて歩いてくださるお客さまや、おうちの癒しスペースに飾ってくださるお客さまなど、さまざまな楽しみ方をしていただいているので、これからもnpatiが上手に擬態する手助けをしていきたいです。

最後に、記事を読んでくださったみなさんに向けてメッセージをいただきました。

npa.suke
これまでにnpa.sukeの作品をお迎え下さったお客さま、いつも応援してくださるお客さま、本当にありがとうございます。そして、記事を読んでくださった皆さま、気になるものがひとつでもあると、嬉しいです。これからも、喜んで頂けるようなものづくりを楽しんでいきたいと思います。

npaザウルス

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文 / 堀田恵里香

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