特集

あの人の作業机​​ ビーズ刺繍・アクセサリー作家・hamonihamoniさん

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になる作家・ブランドのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、持っているだけで明るく楽しい気持ちになれる、繊細でポップなビーズ刺繍作品を多数手がけるhamonihamoni(ハーモニハーモニ)さんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

hamonihamoni
持っていることで楽しい気持ちになれる鮮やかな色合いやご機嫌なデザインのビーズ刺繍アクセサリーを制作。
https://minne.com/@lisa216

試行錯誤が楽しめる、大きな机

いつから、この作業机をお使いですか?

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机は引っ越しをきっかけに3年ほど前に買い替えました。以前はもっと小さな机を使っていましたが、大きな机にしたことで作業がとてもしやすくなりました。

作業が捗りそうな、とっても大きな机ですね!

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大きめのL字型の机は作業部屋の一番のお気に入りです。新作を制作する際は、たくさんのビーズを出して試行錯誤するので、小さな机を使っていた頃はビーズを出したりしまったりするのが大変でした。この机なら同時にたくさんの素材や道具を広げて作業できるのでとても快適です。

hamonihamoniさんのビーズ作品のようにカラフルな作業部屋は、見ているだけでワクワクします!幼い頃からビーズを使った作品をつくっていたそうですね。

hamonihamoni
幼い頃からビーズが大好きで、アクセサリーやマスコットなどをつくって遊んでいました。ビーズから離れていた時期もありましたが、また自分用のアクセサリーがつくりたいと思うように。2019年頃から制作を再開し、作家活動も始めました。

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始めはビーズ刺繍ではなく、ビーズを使った指輪やブレスレットなどのアクセサリーを制作・販売していました。でも、手元のカラフルなビーズを見ているともっといろいろなモチーフの作品をつくってみたいと思うようになり、ビーズ刺繍を始めたんです。

作業部屋=自由に楽しく遊べる空間

文房具や小物にいたるまで、個性的でかわいいものがたくさんそろっていますよね。作品づくりの参考やアイデアのきっかけにもなっているのでしょうか。

hamonihamoni
この部屋は制作のときだけでなく、1日の長い時間を過ごしている自室なので、リラックスできるようにしています。制作に使う以外の家具や照明は、昔から家で使っていて愛着のあるものも多いです。

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あまり統一感などは気にしていません。その時々で、お気に入りのものを飾ったり、趣味や遊びに使えるものもたくさん置いたりしていつも楽しく過ごせるようにしています。

hamonihamoni
アイデアは遊びの延長で浮かんでくることが多い気がします。ビーズ刺繍とは関係のないアクセサリーづくりや編み物などをしているときに、デザインのアイデアが浮かんでくることも。だからこそ、ここは楽しく自由に遊べる空間にしていたいです。

作業環境のこだわりポイントはありますか?

hamonihamoni
照明や刺繍枠を机に固定していることです。特に照明は、作業中に角度や高さを変えたくなることが多いのですが、机に固定されていることで、動かしても倒れる心配がなく、安心して作業できます。刺繍枠も以前はスタンドタイプのものを使っていましたが、固定式にしたことで、両手が楽に使えるようになり、作業に集中できるようになりました。

作業効率を高める収納術

作業部屋にいつも置いているアイテムはありますか?

hamonihamoni
ノートとiPadです。ノートは、ふとしたアイデアを書きとめたり、制作中に足りなくなってきた素材をメモしたりするためにいつも手元に置いています。iPadはメモアプリを使って、それぞれの作品に使ったビーズや素材、制作の過程で気づいた細かなコツなどを記録するために使っています。

机の上のカラフルなケースが印象的ですが、ぜひ整理整頓術を教えてください。

hamonihamoni
制作時の動線を意識して、同じタイミングで使うものは同じところに収納していますね。

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他にも、ビーズは種類も量も多いので、よく使うものは全て透明の袋に入れてラベリングをし、色別に整理しています。

道具選びのポイントを教えてください。

hamonihamoni
どんな繊細な作業にも対応できる、鋭くてしっかりとしたものを選ぶことです。ビーズ一粒一粒のちょっとした角度を調整したり、ワイヤーを細かく曲げたり、0コンマ何ミリのこだわりまで再現できるようにピンセットやハサミは使い分けています。

最後に、作品制作で大切にしていることをうかがいました。

hamonihamoni
「ビーズ」という素材そのものに、胸がきゅんとするような可愛さが詰まっていると思うんです。その魅力が伝わるよう、それぞれのビーズの色や質感を生かした作品づくりを心がけています。

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幼い頃、カラフルなビーズを集めて眺めているだけでもワクワクしたこと、一生懸命に配色を考えてつくったブレスレットが完成して嬉しかったこと、あの頃のときめくような気持ちをいつまでも大切にしたいです。

「hamonihamoni」さんのショップはこちら

文/澤田芽乃華 撮影/真田英幸

今後もminneとものづくりとでは、みなさんの「作業机」を募集しております。「#わたしの作業机」(「#minneとものづくりと」をお忘れなく!)の投稿をお待ちしております。

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