「好き」が詰まったお気に入りの壁
いつから、この作業部屋を使われていますか?
ayaneko
この部屋は8年ほど使っていて、机は5年ほど愛用しています。
ayanekoさんが作家活動を始めたのはいつ頃でしょうか?
ayaneko
コロナ禍で家から出られない時期に、ひたすら粘土で恐竜をつくりはじめたことが作家活動のきっかけです。なんで恐竜だったかはよく覚えていないですが、夢中になって作ってました。
作家活動を始める前からこのお部屋と机を使われているんですね!お気に入りスポットはありますか?
ayaneko
好きなものを集めた壁が気に入っています。makomoさんの作品が好きで、吉祥寺のにじ画廊で開催された個展のポスターが特にお気に入りです。
絵本や作品集がアイデアの源
ayanekoさんの作品は、個性たっぷりで「そんな使い方ができるんだ!」と楽しくなるアイテムばかりですよね。作品のアイデアはどんなときに浮かぶのでしょうか
ayaneko
アイデアは机だとあんまり思い浮かばないので、窓側で太陽の光に当たりながら体育座りしているときに浮かぶことが多いです。
作業する場と考える場を分けてらっしゃるんですね。他にも作業環境のこだわりや工夫はありますか?
ayaneko
極力立ち上がりたくないので、作業に必要なものを手が届く範囲に集めています。整理整頓が苦手なので、使いやすいようにただ並べているだけなのですが…!(笑)
ayaneko
あとは、細かい作業が多いので、気持ちがやわらぐものを周りに置いていますね。昔から好きな「11匹のねこ」の絵本、猪熊弦一郎さんやメキシコの木彫り作品が載った本をパラパラめくって休憩することもあります。
作業のおともはコーヒー&iPad
作業部屋にいつも置いているアイテムはありますか?
ayaneko
コーヒーです。最近はスタンレーのマグを使っていて、シルバーでかっこいい気分になるのでお気に入りです。あとは、動画を観ながら作業するのが好きなので、iPadをいつも置いています。
絵の具やヘラなどさまざまな道具が並んでいますが、道具選びのポイントを教えてください。
ayaneko
特にこれ!というこだわりはないです。使いやすさを重視していて、100円ショップで売っているものも使います。絵の具は使い慣れたものを選ぶことが多いですね。おもしろそうだと思った道具を試しに使ってみることもありますが、失敗も多いです。
最後に、作品制作で大切にしていることをうかがいました。
ayaneko
深く考えないことです。普段暮らしていると、意味とか理由とか、考えなきゃいけないことがたくさんありますよね。
ayaneko
大事なことだけど、苦しくなることもあるよなぁと感じていて。なので、わたしの作品を見るときくらいは気軽に、意味なんて考えないで、「へんなのー、おもしろー」と思ってもらえるものを目指して制作しています。
まゆげが愛しい犬のインテリア
ayanekoさんのお気に入り作品をご紹介します。
目が合うと思わず笑みがこぼれる、なんともいえない表情がキュートな「まゆげ犬」。ただの置物ではなく、背面のしっぽ部分にリングを通せる、リングスタンドなんです。普段の暮らしに、ゆるくてかわいいインテリアを取り入れてみたい方や贈り物にもぴったり。
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文/澤田芽乃華 撮影/真田英幸
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(※2)ハンドメイド作品の販売を主軸とするハンドメイドマーケット運営会社2社のIR資料公表数値及びサイト公表数値を比較。2024年1月31日時点、GMOペパボ調べ。
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