とっても小さな世界を表現し、見る人に感動を届け続けているHAYATOさん。そんなHAYATOさんの作品の世界を垣間見れ、体感できるワークショップが昨年末、minneのアトリエにて開催されました。小さくても奥深い、nanoワールドイベントの様子をお伝えします。
プロフィール
HAYATO
「minneのハンドメイド大賞2016」で「話題賞」と「馬場匡平賞」のW受賞。「小さなリアリティー」をコンセプトに、レジンを使用した小さな作品を制作する。
ワークショップで体感する「nanoパーツの世界」
今回のワークショップでは、レジンを使って小さなパーツをつくり、アクセサリーを完成させます。
まず、HAYATOさんお手製のモールドを使用した「nanoアンモナイト」「nano蛍石」「鉱石」の中から、つかってみたいパーツを選ぶところから。小さなnanoパーツでアクセサリーが完成していく様子をレポートします。
ちなみにHAYATOさんの代表作品、その小ささはなんと1円玉以下。とても小さく精密な作品に、多くの方が「可愛い!」と心を奪われ話題となった「屋台nano金魚」。(minneが年に1度開催するコンテスト「minneのハンドメイド大賞2016」で「話題賞」と「馬場匡平賞」のW受賞をされました。)
制作スタートです。まず取りかかるのは、レジンという樹脂への着色です。もともとレジンは無色透明。専用の顔料を1滴たらし、ぐるぐるとよく混ぜます。
どのような仕上がりにしようかとワクワク想像しながら、グラデーションをつくってみたり、カラフルにしてみたり、色付けだけでもとても楽しそうです。
ラメを加えて輝きに変化を加えることも可能です。一見同じように見えますが、ラメの大きさや色が異なる様々なエフェクトをご用意していただきました。
レジンに混ぜる前と後ではガラッと印象が変わり、表現の幅が広がります。試してみたいものに思い切って挑戦してみるのもワークショップの醍醐味です。みなさん、興味のあるものを思う存分お試しいただきました。自分好みの色ができあがったら、さっそくレジンをモールドに流していきます。
nanoパーツをつくるだけあって、HAYATOさんお手製のモールドがすでに極小。一体どうやって隅までレジンを流しこめばよいのでしょう…。
そんな中、便利アイテムとして登場したのは、なんとまち針。まち針でレジンをすくい、モールドの角から伝わせるように流し込んでいきます。思わず笑ってしまうほどの細かい作業が続きます。
集中してレジンを流し込んだあとは、いよいよUVランプに当てて硬化させていきます。
お天気がよかったのでお日さまにもあててみました。硬化したらモールドから外します。とっても小さなパーツなので失くさないように、やさしく取り出していきます。
様々な角度から眺めて「きれ〜い!」と、みなさん大満足。
身につけられるようにと、今回はネックレスやキーホルダーを制作。繊細な作業が続いた分、愛着がわきますよね。
nano蛍石は1粒が、2mm〜4mmという驚きの小ささ。
透かしてみてもとっても素敵です。思いを込めてつくったnanoパーツ。失くさないように大事にお持ち帰りいただきました。
今回、レジンの使用が初めてという方もいらっしゃいましたが、HAYATOさんが細かいコツなどを丁寧に教えてくださったことで、みなさんnanoの世界をお楽しみいただけました。
ぜひ、自分だけのnano作品を探してみてくださいね。
<開催場所>minneのアトリエ 世田谷
随時さまざまなイベントを開催しています。ぜひ、チェックしてみてください。