あこがれの「ミシン刺繍」
ハンドメイドでも大人気の刺繍。バッグやポーチにオリジナルの刺繍を加えれば、それだけで自分だけのデザインになり特別感もアップします。刺繍といえば、手縫いで作品をつくりあげていく「手刺繍」をまず想像しますが、「ミシン刺繍」ならもっと本格的できれいな刺繍が仕上がりますよ。
一方で、なんだか複雑で難しそうな印象もあるミシン刺繍。今回は、ブラザーの機材を使用して刺繍の作品を制作しているminneの人気作家anemoiさんに、ミシン刺繍を取り入れた作品づくりの魅力、作品づくりへの想いを実際に制作する様子とあわせてお話を伺いました。
ご協力いただいたのは、minneの人気作家・anemoiさん
今回、お話を伺ったのは、かわいくて温かみのある絵柄の刺繍作品やTシャツプリントなどを数多く手がける、作家「anemoi」さん。普段からブラザーの機材を愛用し作品づくりをしています。
服飾の専門学校卒業後パタンナーとなり、繊維業界に数十年携わってきた経験、知識を生かしてハンドメイド作家へ。プリントと刺繍ミシンをメインで使用し、作品づくりをしていらっしゃいます。
企業ユニフォームの縫製をする仕事をしていたとき、ミシン刺繍は刺繍専門店さんにお願いするのが当たり前だと思っていました。商品を提案する際、刺繍でロゴや名前を入れてサンプル提案をするのですが、刺繍を外部に依頼をすると高額なため、なんとか自分でもできないかなとインターネットで情報収集し、家庭用の刺繍ミシンを購入したのがきっかけです。
きっかけは本業で使用するためにブラザーの業務用刺繍専用ミシンを購入したことです。企業ユニフォームに刺繍を入れた実物を見せて提案すると、高く評価していただけるようになり、そこから本格的に作品の幅を広げながら刺繍作品を販売するようになりました。
刺繍を入れることで、作品にオリジナリティがプラスされ、お客様にも喜んでもらえてやりがいを感じます。
ここからは、anemoiさんが実際に使用して感じたブラザー製の機材の特徴、またミシン刺繍の魅力をご紹介します。
はじめてのミシンは、ブラザー
昔からものづくりが好きで、どうしても縫製を学びたいと思い、親を説得して専門学校に行きました。そのときに出会ったのがブラザーさんの職業用ミシン。自分でお金を貯めてはじめて購入した学校専用特別仕様の職業用ミシンでした。全然壊れなくて、今でも現役で活躍していますよ。
はじめてのミシンがブラザーさんでしたので、とにかく安心感があります。実際にこの刺繍ミシンを使ってみて使いやすいと気に入っているのが、「ライブカメラ機能」。刺繍の位置合わせが楽になって、各段に効率が上がりました。
刺繍する前に、モニターに刺繍データを表示して位置を微調整できるだけでなく、刺繍する範囲を事前確認できる機能もあるので、失敗することが少なくなりました。仕上がりイメージに合わせて位置調整ができるのは、初心者にとっても心強く、使いやすいです。
「ライブカメラ機能」なら、ミシンについている液晶ディスプレイで縫製物と刺繍データを同時に表示でき、刺繍の角度や位置を微調整できます。作品のデザインに影響する位置合わせのストレスを軽減してくれますよ。
ミシン刺繍だから、できること
もともと、縫製で作品づくりをしていたのですが、刺繍を入れることで作品にオリジナリティがでて愛着がわき、お客様にも喜んでもらえ、やりがいを感じています。手刺繍だと時間がかかったり、左右のバランスやクオリティのばらつきができてしまうことがあるのですが、ミシン刺繍だとミシンが刺繍をしてくれるので、精密で仕上がりのクオリティが高いことが魅力です。また、糸の光沢感もキレイで、立体感がでてとても美しく仕上がるのでつくっていて楽しいです。
「刺しゅうPRO」という刺しゅうデータ作成ソフトがあります。文字の刺繍データを作成する場合は、フォントを選んで文字を入れるだけで簡単につくれるんです。事前に自分の持っている糸を登録しておくことで、フォントの色を変えると刺繍糸の色番号も確認できます。仕上がりのイメージがしやすく、刺繍するときの糸選びもスムーズです。
また、文字だけでなく、「うちの子ワッペン」という刺繍ワッペンもつくっているのですが、飼い主さんにペットのお写真をお送りいただき、そのお写真をもとにペットの毛色や模様など特徴をイラストに反映しています。オリジナルのワッペンを作成したり、入園入学の時期はお名前ワッペンも作成したりしています。
最近では「推しぬい」 の表情を刺繍ミシンでつくりたいというご相談があり、試しに作ってみた作品。刺繍デザインや表現力は奥が深いので、これからも色々チャレンジしてみたい、とのこと。
ブラザーならではの安心感
機能はもちろん、トラブルの際のサポートの充実と価格など検討し、この刺しゅうミシンにしました。ブラザーの刺しゅうミシンは独自の「カメラ機能」など、作業を楽にしてくれるので効率もアップしてとても助かっています。更にサポート体制も充実しているので初心者でも使用できるのが嬉しいポイントですね。
ミシン刺繍をこれから挑戦したいという方にぜひおすすめしたいです。まず、ブラザーさんの製品は機能に対して価格がリーズナブル。さらに販売店がたくさんあり、実際に触らせてくれるので、自分に合っているミシンかどうかも試せますよね。「刺しゅうPRO11」も無料のお試し版があります。あとは、ブラザー製品は家庭用ミシンから業務用の刺しゅうミシンまでラインナップが充実しているので、そういった意味では初心者からプロまで使いやすい製品だと思います。
anemoiさんの作品は、シンプルでかわいいイラスト刺繍やインテリア性のあるおしゃれな刺繍命名書などさまざま。精密で光沢のある美しい刺繍はやはりミシン刺繍ならではですよね。ブラザーの刺繍ミシンだからこそ「手軽に」も「こだわって」にも応えてくれ、刺繍をより身近にしてくれます。
「刺しゅうPRO」はIllustrator（Adobe社のデザインソフト）との互換性があるのも便利なポイントです。自分がデザインしたデザインが刺繍で出来上がると達成感を感じます。ミシン刺繍は奥が深いので最初は無理せずにコツコツと。継続は力なりです。みなさんが想像するよりも実は難しくありません。まずは刺繍ミシンをお店で触ってみてはいかがでしょうか？
最新のブラザー製刺しゅうミシンとソフトをご紹介
数多くのハンドメイド作家さんが愛用しているブラザーの最新製品をご紹介します。
業務用刺しゅうミシン「PR1055X」
ミシン刺繍の繊細な表現力はもちろん、初心者からベテランまで使いやすさを求めた高い操作性&安全性を兼ね備えた刺繍専用機。「ライブカメラ機能」は、カメラで映した縫製物と刺繍データを液晶ディスプレイに同時に表示し、仕上がりイメージを確認しながら位置合わせができるため、こだわりの作品づくりで重宝します。また、10針により糸交換や縫製停止時間のロスを抑え、作業効率を大幅にアップさせてくれます。
PC刺しゅうデータ作成ソフトウェア「刺しゅうPRO11」
オリジナルの刺繍データをつくることができるのが刺しゅうデータ作成ソフトウェア「刺しゅうPRO11」です。オリジナルでデザインを作成するのはもちろん、デザインデータ（ベクトル画像形式）やイラストなどの画像データを刺繍データに変換することもできます。さらに、写真を美しい刺繍データにする機能も搭載。「刺しゅうPRO11」があれば、作品デザインの表現の幅が広がりますよ。
ブラザーの刺繍ミシンで作品がランクアップ
手刺繍では難しい精密な刺繍作品を仕上げられるミシン刺繍。気になってはいたけれど、何からはじめていいのかわからない…とお悩みだった方も多いのでは？ミシン刺繍のハードルを下げ、作品づくりの幅を広げてくれるブラザーのミシン。普段からものづくりをしている人も、そうでない人も、まずはぜひ一度「刺しゅうPRO11」でオリジナル刺繍の楽しさを一度体験してみてくださいね。
Sewing Oasis(ソーイングオアシス)
ブラザー販売株式会社では、つくりたいものも、つくり方も見つかるソーイング情報サイト「ソーイングオアシス」を展開しています。動画でレシピやミシン縫いのコツが公開されていたり、商用利用可能な壁紙が無料でダウンロードできたり、豪華賞品が当たるプレゼント企画など情報が満載。ソーイングをしている方、興味がある方はぜひご覧ください。
アンケートご協力のお願い
ただいまミシン刺繍についてのアンケートを実施しています。
回答いただいた方の中から抽選で10名に500円分のデジタルギフトカード「QuoカードPay」をプレゼントいたします。
アンケート回答期限：2024年12月31日（火）23:59まで
文 / 澤田芽乃華
写真 / 真田英幸
企画・ディレクション / 田中大三
