minneのアトリエ 世田谷にて、電子のおもちゃ「のらぴか」を製作しているロボット工房 「のらとりえ」さんを講師にお招きし、電子の仕組みや組み立て方を学ぶワークショップ『電子工作教室』を開催しました。電子の新たな世界をつくって楽しむ体験をレポートします。
プロフィール
ロボット工房 のらとりえ
「minneのハンドメイド大賞2016」で「鈴木正晴賞」を受賞。フリーランスのロボットエンジニアとして、さまざまなロボットを開発する傍ら、本物の電子基板を使ったアクセサリーや電子玩具などを製作されています。
仕組みを知りながらつくる楽しさ
開催日が春休みだったこともあり、親子で参加してくださった方もたくさんいらっしゃった今回のワークショップ。minneでも販売されている「のらぴか」という電子のおもちゃを、みんなでつくります。まずは「のらぴか紋」「のらぴか律」「のらぴか刻」「のらぴか継」の中から、つくりたいものをひとつ選びます。
世界でひとつの「のらぴか」に仕上げるため、LEDの色も白青緑赤黄の5色から選びます。実際に点灯してみると、どれも綺麗で悩んでしまいます。
つくるものとライトの色が決まったところで、のらとりえさんから遊び方の説明を聞きます。「のらぴか」にはシークレットモードやふふっと笑ってしまう機能があるようです。早く完成させたくてうずうずしてしまいますね。
コツが必要な「半田ごて」
こちらが今回使う半田ごて。まずは製作前に、のらとりえさんから半田付けのコツを教わります。ご参加された方のほとんどがはじめて半田付けに挑戦するそうです…!
道具の使い方や選び方、うまく半田付けするコツなどを詳しく教えていただきました。コツは「半田ごてで半田付けする場所をよく温めること」慣れるまでは5秒温めるのがポイントだそうです。
コツを教わったところで、さっそく今回のワークショップのメインとなる半田付けにチャレンジ。バラバラのパーツを、ひとつひとつ基盤に溶接していきます。
のらとりえさんに教わったコツにならいながら、はじめはそ〜っと。
はじめての半田付けに、みなさん最初はとっても難しそう。ですが、のらとりえさんがテーブルをまわりながら丁寧に教えてくださるので、みなさんどんどん上達していました。
コツをつかんだ男の子は着々と完成に近づけていきます。その真剣な眼ざしは、まるで職人さんのよう。
ご家族で一緒にひとつの作品をつくりあげる姿も見られました。春休みの忘れられない思い出になりそうですね。
ふわっと煙が立ちのぼり、いつものアトリエとは一風変わって、まるで溶接工場のよう。みなさん道具の使い方にも慣れ、熱を伝える感覚を掴んできたようです。
最初は何もなかった基板に、いろいろなパーツが付きはじめました。完成が楽しみですね。
点灯は、ドキドキの瞬間
すべて半田付けし終わり、ついに電池を入れてスイッチを押してみます。きちんと溶接できていれば点灯します…。ドキドキの瞬間です!
ー 着きました!
最後にネジで、電池の箱をしっかりと止めたら完成です!無事にみなさん点灯し、音もしっかり鳴っています。
さっそくみなさん遊んでみます。今回完成した「のらぴか」は全部で12種類。みなさん自分がつくった「のらぴか」を交換して、他の種類も楽しんでいました。
のらぴかの電子音やみなさんの笑い声でアトリエの中はとっても賑やか。「こっちはもう遊んだ?」「これも面白いよ!」と、みなさんで団欒のひとときを過ごしました。電子のことがちょっぴり分かったあとだからこそ、「のらぴか」を一層楽しむことができました。
今回のワークショップで、普段なかなか体験できない半田付けや電子のことを学んだみなさん。電子の仕組みに興味をもった方は、残ってのらとりえさんに質問もされていましたよ。
のらとりえさんの作品「のらぴか」はminneのアトリエ 世田谷・神戸で展示しています。ぜひ遊びに来てくださいね。
<開催場所>minneのアトリエ 世田谷
随時さまざまなイベントを開催しています。ぜひ、チェックしてみてください。