インタビュー

母の日に、世界にひとつのレザーバッグを贈るには?

5月14日は母の日。minneで活躍する作家さまにお願いして、素材・デザインの選定や名入れまでほどこした"世界でひとつ"のオーダーメイドバッグをお母さまにプレゼントした、ご姉妹のお話です。

5月14日は母の日。minneで活躍する作家さまにお願いして、素材・デザインの選定や名入れまでほどこした"世界でひとつ"のオーダーメイドバッグをお母さまにプレゼントした、ご姉妹のお話です。

minneで活躍する作家さまが「ありがとう」をカタチに。

minneでは4月に、「作家さまといっしょに相談しながら」素敵な作品を完成させ実際にお母さんにプレゼントしてくださる方を募集しました。
今回は、約200件の応募の中から当選された松本めぐみさんと、そのご姉妹の「母の日ギフト」をお手伝いさせていただきました。

左から、三女さきさん・長女めぐみさん・次女あさこさん。

還暦を迎えるお母さまに、永く使えるレザーバッグを。

まずはご姉妹に、お母さまに「贈りたいもの」を伺ってみました。

めぐみさん 毎年、母の日には姉妹で相談しながら贈りものを決めるのですが、母が「還暦」を迎える今年は、特別な贈りものがしたいと考えていました。普通は”赤いもの”なのかもしれませんが、シンプルで永く使ってもらえるものを贈りたいと考えています。

”永く使ってもらえるもの”ということで、今回は革物作家さんに相談させていただくことに。

プロフィール

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naoao.bag

今回ご相談したのは、レザークリエイターとして活動されているnaoao.bagの渡邉さんです。「プレゼントするならこんなバッグがいいです!」と、めぐみさんがminneの中から選んでくださいました。

「赤いもの」と「タッセル」、目立ちすぎない「名入れ」を

ご姉妹の要望は5つ。
・キャメルやグレーなどの、使いやすいカラーで。
・シンプルでかわいいタッセルをつけたい。
・内側は薄いパープルを使いたい。
・イニシャルを入れたいけれど、目立ちすぎないように。
そして、
・どこかに「赤いもの」を入れること。
そんな要望をもとに、渡邉さんがバッグをデザインしてくださいます。

渡邉さん 持ち手の長さや、底のマチのサイズもご要望にあわせて、つくっていきました。永く使ってもらえる作品にしたいので、いろいろと工夫をほどこしていきます。

そして「完成間近です」と伺い、スタッフは埼玉県の工房に向かいました。

細かな作業が、仕上がりの差に。

すでにバッグの本体は、ほぼ完成。細かな仕上げの作業に移っていくそうです。

渡邉さん ご要望をもとに、薄紫の布地を新たに取り寄せました。

ライターを使って、糸の始末をしていきます。

渡邉さん 細かな作業が、仕上がりの差になります。本体のレザーは、貼って、塗って、ヤスリを3回かけています。切り口にいちばん時間をかけているんじゃないでしょうか。やはり永く使ってもらいたいので、丁寧さにこだわりたいんです。

”永く使ってもらいたい”、松本さんご姉妹と同じ想いを込めて、渡邉さんも制作してくださいます。

手書きの「名入れ」をキーカバーに

キーカバーとしても使える、チャームをつくっていきます。

渡邉さん こうして、型抜きをするんです。このチャームにイニシャルを彫っていきたいと思います。機械の印字ではなく、naoao.bagは電気ペンをつかって手書きで書きます。

迷いのないタッチで、お母さまのイニシャル「M・M」を。熱した電気ペンがレザーの表面に、上品な名入れをほどこします。

工業用ミシンを使って、縫い合わせていけば、キーカバーチャームの完成です。

シンプルなタッセルと赤いチャームを

次に制作するのは「タッセル」です。本体と同じレザーを刃で均等に裂いていきます。

くるりと巻いていけばタッセルの形に。

もうひとつ、渡邉さんはチャームを用意してくれていました。

渡邉さん これ、なんの革だと思いますか?

渡邉さん 実は本物のワニ皮です。もともと、ブランドで職人としてバッグをつくっていたので、今でも貴重な材料を手に入れることができています。今回は、このワニ皮も使用しているんです。

はじめて見る大きなワニ皮に、スタッフ一同びっくり。

渡邉さん ワニ皮を赤く染め、お花もつくってみました。これも、取り外し可能なチャームとしてバッグも持ち手につけたいと思います。

名入りのキーカバー、シンプルなタッセル、高級素材をつかった赤色のチャームが二つ加わり、ついにバッグが完成しました。

最後に、渡邉さんは電気ペンでサッと、なにか書いてくれました。

ー Thank you
バッグを入れた紙袋に、タグとしてそんな言葉を添えてくれました。

渡邉さん 選んでくれて、素敵な贈りものをつくらせていただいて、ありがとうございますという気持ちです。

渡邉さんのあたたかい心遣いに感動しながら、完成したバッグとともにスタッフ一行はめぐみさん姉妹が待つ茨城県へと向かいました。

姉妹からお母さまへ

めぐみさんのご実家では、すでにみなさんが集まっておられました。代表してめぐみさんから、今回の企画のご説明を。

めぐみさん 姉妹みんなで、作家さんに相談しながら作品を仕上げてもらいました。色もサイズも飾りも、みんなで話しあって決めたから、きっとお母さんに喜んでもらえるはず!

お母さまはびっくり。みなさんに促されながら、ゆっくりと包みをあけていきます。

お母さま わあ、すごい。これ、みんなで選んでくれたの?

めぐみさん 選んで買ったんじゃなくて、1から作家さんにお願いしてつくってもらったんだよ。

あさこさん 持ち手の長さも、色も、全部お母さんに似合うようにお願いしたの。

お母さま 本当によくわかってる、ぴったりだもん。お母さんの好きな色だし、大きさも長さもぴったり。どこにでも持っていける!自慢できちゃうね。

めぐみさん 今年は還暦だから、赤い飾りもお願いしました。

お母さま そういうことか…!お花も素敵。いつも布バッグしか持ってないから、本当にうれしい。

バッグの中にはお手紙が。

お母さま 泣いちゃいそうだけど、”いつまでも元気で明るく”って書いてあるから、そうしようと思います。こんなふうにお祝いしてもらえて本当にうれしい。幸せ者ですよね。

お母さま 娘たちからの想いを受け取れて幸せです。素敵な作品をつくってくださった作家さんにも、ありがとうございます。

娘さんたちからの愛情こもった、世界にひとつの贈りものを受け取り、本当に幸せそうなお母さまでした。
 
今回、母の日の「お手伝い」で伺った我々ですが、あたたかく迎え入れていただき、また笑顔が素敵なご家族に、とてもやさしい気持ちにさせていただきました。ご協力本当にありがとうございました!


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minneで名入れアイテムを

minneには、名入れやカスタマイズをお願いできる作品がたくさんそろっています。

作品はこちら

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