ヘアアクセサリーやリースを手がける、フラワー作家・Atelier co+さんに、minneで販売されている花材を使って、ウェディングにぴったりなリースブーケとヘッドドレスをつくっていただきました。今回はその様子とともにレシピをご紹介します。
プロフィール
【フラワー作家】Atelier co+さん
アーティフィシャルフラワー&グリーンを使った、ヘアアクセサリー、リース、アレンジ、フレームなどを手がける作家さん
華やかなリースブーケとヘッドドレス
今回は、ピンクやホワイトの華やかな花材と存在感のあるグリーンを使い、ウエディングにぴったりなリースブーケと髪飾りのレシピをご紹介いただきました。
使用する道具はこちら
- ワイヤー
- ワイヤーカットハサミ
- フローラルテープ
- リボン(色はお好みで)
- グルーガン
リースに使用する花材はこちら
横浜ディスプレイミュージアムさんの花材を合計9種類を使って、上品なピンクが華やぐリースブーケをつくっていただきます。(使用した花材は記事の最後でご紹介しています)
<1> 花材を小さくカット
まずは長い茎のついた花材を、リースに装着しやすいサイズにカットしていきます。花材の茎の部分にはワイヤーが入ってるものがほとんどなので、すこし力が必要です。ワイヤー用のハサミをご利用ください。
大ぶりなお花たちは、茎を抑えて手で簡単に花首を外すことができます。
<2> リース台に接着していきます。
カットが終わったら、グルーガンを使ってリース台に花材を接着していきます。グルーをつける位置はリースではなく、花材の裏の茎の部分です。
メインとなる大ぶりなローズから順番に接着場所を決めていきます。茎を土台の枝の隙間に挿し込んでいくイメージで接着。手で数秒抑えるとしっかり固まります。
大ぶりなローズの両隣には小ぶりのローズをセットすると、バランスをとることができます。
<3> 小ぶりの花で隙間を埋めます。
大ぶりの花材のセットが完了したら、小さな花材で隙間を埋めていきます。左右のバランスも見つつ、配置していきましょう。
リースを立てて、内側の表情までチェック。
ワイヤーがしっかりとしているリモニウムは、奥の方に挿し、茎をまげるようにして隙間を埋めていくと、全体に動きと立体感が出ます。
<4> グリーンを挿し込んでいきます。
ここでグリーンの茎もカットしていきましょう。ユーカリピックは、すこし茎を長めに残しておくのがポイント。
カットしたユーカリピックは、最初は折りたたんでグルーガンで接着します。
つけた後は葉をひらいて、お花の下に隠れすぎないように顔を出してあげます。
存在感のあるアスパラリーフピックとバーラッシュグラスピックは、中央は短めに、先端は長くカットすることで、リースに付けた時にとてもバランスよく、立体感を演出してくれます。
<5> 最後にリボンを添えて
すべての花材の飾り付けが終了したら、最後はリボンを結んで完成です。
メインのローズの真上よりも少し外した場所に結ぶとバランスよく整います。
今回は白いリボンを使用しましたが、リボンの色によって表情が変わってくるのでお好みでお選びください。
リボンをカットしたら…
完成です!
短い時間で、こんなに素敵なリースが完成しました。大ぶりのローズと、小ぶりの花々・グリーンがバランス良く、華やかながら品の良いデザインに仕上がっています。ピンクやホワイトのドレスにもぴったり。
ヘッドドレスに使用する花材はこちら
リースと同じ花材を使用して、ヘッドドレスづくりに挑戦です。
(使用した花材は記事の最後でご紹介しています)
<1> ワイヤーを加工します。
まずはグリーンの地巻きワイヤーを12cm(3分の1)にカットします。これを21個用意しておきます。
12cmにカットしたワイヤーはすべて半分に折り曲げます。花材に装着することも考えて、折り目はすこし細めにしておきましょう。
<2> ワイヤーを花材に取り付けます。
続いて半分に折ったワイヤーを花材につける作業です。オールドローズのように後ろに芯が残っている場合は、ワイヤーの折り返している部分を芯に挿し込みます。
芯のない花材には、ワイヤーの折り曲げ部分にグルーをつけて穴に挿し込みます。
アジサイやグリーンなど、枝が付いているものには、枝分かれ部分にワイヤーを引っ掛けます。
用意したすべての花材にワイヤーを取りつける作業を行います。
全ての花材にワイヤーを取り付けることができました。
<3> フローラルテープで巻きつける。
フローラルテープは伸ばすと粘着力が出てくるので、しっかりと引っ張りながら巻くことで、ワイヤリング部分を隠していきます。
髪飾りは髪色になじませるため、グリーンではなくブラウンカラーのテープを使用するのがおすすめ。
花首部分とワイヤーをしっかりと固定させて、テープで茎を巻き込んでいきます。
テープの端と花首の根元をしっかりと抑えたら、フローラルテープを引っ張りながらお花を回して巻きつけます。
ワイヤーの先の余ってしまったテープ部分も、伸ばして出てくる粘着部分を利用し、くるっと巻きつけます。
こんなにきれいに仕上がりました!
枝分かれにワイヤーを引っ掛けている花材も同様にフローラルテープをしっかりと巻きつけます。すべての花材をテープで巻いたら…
完成です!
リースとお揃いのヘッドドレスが完成しました。ヘアスタイルと配置で、「ガーリー」にも「ナチュラル」にも演出できる、素敵なヘッドドレスに仕上がっています。
小ぶりな花材たちをつける時は、「隙間を埋めること」と「どの角度から見てもきれいに」ということを意識してつけていきます。