気温が低くなるにつれて、秋冬らしい落ち着いた色合いの洋服を着ることが多くなってきた今日このごろ。差し色に使える「紫色のアクセサリーがほしいな」と思い、minneで出会ったのがこちらのピアスです。紫は紫でも淡くてやさしい色合いと、繊細なディテールにひと目ぼれ。作家さんに制作の裏側をうかがいました。
小ぶりで、繊細。
・「karamuito」さんのRoseモチーフピアス・イヤリング(S size)
すごく丁寧に包装されていて、わくわくドキドキしながら開けました。ずっと写真では見ていたはずなのに、実物と対面して改めて感動…!バラをそのまま再現した形に思わずうっとり。
こんなに小ぶりなのに、見れば見るほど繊細で緻密なデザイン。どのようにしてつくられているのでしょうか?
私はピアスでオーダーしたのですが、金具部分に少し変更があったとのことでお詫びにつけてくださったヘアゴムもお気に入り。どちらも主張しすぎないラベンダーのような色合いが、陶器の風合いととてもマッチしています。とてもやさしい雰囲気なのに、身につけるとパッと明るく華やいだような印象に。この魅力的なカラーについて作家さんに伺ってみましいた。
父が長年研究してつくり出した釉薬の調合を参考に、アクセサリーに合う色合いを何度も試して調合しています。 淡い色合いの作品が多いのは私の個人的な趣味かもしれませんが(笑)、身につけたときに肌に映える色、それぞれの形を生かす色や艶など" 必然性がある "ことをたいせつにしています。
形と色の化学反応…。
しっかり練られた、こだわりの色だったんですね!本当にお気に入りで、仕事でもプライベートでもつけています。(特に予定はないけれど)フォーマルなシーンにもマッチすること間違いなしです。
自分が使うなら…といつも想像しながら色やデザインを考えています。これは「白のコーディネートに、差し色で紫のピアスがあったら素敵だなぁ…」とイメージしてつくりました。どんどん色のバリエーションは増えていき、管理も大変なのですが、お客さまに選ぶ楽しさを提供できれば、と思っています。
たしかに、白のコーディネートの差し色にしても素敵!最近では、このピアスを中心にコーディネートを考えている私がいます。秋冬はもちろん、春夏の軽やかな洋服に合わせるのも今からとても楽しみです。
私の父は京焼の細工物(置物など)をつくる職人です。繊細な形をつくりだすその技術を生かして、もっと身近なものをつくりたい…との思いから陶器のアクセサリーづくりをはじめました。制作は“土でつくる彫刻”というのがイメージしやすいかもしれません。まずデザインを考え、土を削ったり、つけ足したりしてミリ単位での微調整をくり返し、時間をかけて形をつくっています。