仕事のパートナーともいえるペンケース。仕事中はデスクの上に置いておくことも多いので、見ているだけで癒されるデザインのものだとうれしいですよね。ある日見つけたこのペンケースは、想像だにしなかったアイデアと表情のゆるさに惹かれて購入しました。
迫力のあるリアルな表情
・「timide」さんのしっかり守る番犬のペンケース
以前より友人がtimideさんの作品を持っていて、minneに出品される前からずっと気になっていた作家さんでした。いつか作品を購入したいな…と思っていたときに出会ったこのペンケース。
番犬だから怖いのかな…?と思いきや、舌をペロッと出した表情や形のゆるさに惹かれて購入しました。出会ったことのない、このフォルムも魅力的。どのような発想で生まれた作品なのでしょうか。
手編みとは思えぬ細かさ
今にも動き出しそうな後ろ太ももから肉球までの胴体への付き具合、そして舌の出し具合がたまらなく好きです。細かなパーツまでしっかりと編まれていながらも、作品自体からにじみ出るほどよい「ゆるさ」が素敵。この独特の「ゆるさ」には、なにかひみつがあるのでしょうか。
どんなにつくりこんでいても、全体的にどこかクスッと笑えるように意識しています。自分の頭の中のシュールな世界観を、刺繍糸やビーズ、毛糸等の柔らかく温もりのある素材で表現しているので、程よい「ゆるさ」が実現できているのかなと思います。
たしかに、ひとつひとつの素材も作品全体の魅力ととても密接に関わっていそうです。ジッパーを開けると内側は、胴体内部をイメージできるワインレッドの生地を使用されているのですが、そういった表からは見えないところのこだわりもすごく好きです。そういったこだわりひとつひとつが集まって素敵な作品が形づくられているのだと感じることができました。
買っていただいた方が、すこしでも心癒されるような作品を目指して、今後はドラマ性のある人をモチーフにした作品もたくさんつくっていきたいです。
これからも、どんな作品が生まれるのかとてもたのしみです。この相棒(愛犬?)を大切に使っていきたいと思います。
昔から映画が好きで、70年代の映画に出てくる古いお城を観ていたときに、(実際には出てこないのですが)そこで飼われていそうな番犬(猛犬)をつくってみたくなったんです。御主人さまにはとても忠実で、外部の人間は寄せ付けぬ、怖い番犬。だけど、そんな猛犬がテーブルの上で一途に「御主人さまのため」と、ペンや消しゴムを一生懸命守り抜いてくれたならかわいいだろうなぁ、と。そんなイメージを膨らませ、ペンケースを制作しました。