「minneハンドメイド大賞2017」にて、森本千絵さんによる「審査員特別賞」を受賞されたこちらの作品。この何ともいえない質感と木の上で上手に寝る猫ちゃんの姿にひと目惚れして即購入を決めました。お部屋の片隅でいつも私を癒してくれるお気に入りインテリアです。
窓辺でまどろむ猫ちゃん。
・「クマゲラ工房」さんの三ツ口フラワーベース
この作品を知ったきっかけは「minneハンドメイド大賞2017」。素朴ながら不思議な存在感の強さに心惹かれて、すぐに我が家に迎えいれました。
植物を活けることで、猫ちゃんに木陰をつくってあげられるというユニークな発想には驚かされました。物語の一部分を切り取ったようなモチーフですが、そこにはどんなストーリーがあるのでしょうか。
クマゲラ工房さんご自身も猫ちゃんを飼われていたからこその、このリアルな表情なのですね。デザインはもちろんですが、このあたたかみのある質感もとてもお気に入り。独特な心地よさを感じる手触りでずっとなでていたくなってしまうんです。
釉薬に木灰を使用し、若干低めの温度で焼成しているため、マットで少々ざらついて使い込まれたような質感を実現できています。
たまに、移動。
出窓部分以外にも、玄関スペースなどに移動させることがあります。葉っぱの大きな植物を活けていることが多いのですが、何かおすすめのアレンジはありますか?
ズバリ! 直感とアドリブで好き勝手にアレンジして楽しんでほしいです。 とは言え、題名が「ネコノ木」なので、木の葉をメインに活けてもらえると木陰の居心地も快適ではないかと思います。猫くんを起こさないようにそ~~っとお願いしますね。
この寝顔を見ていると「起こさないように…」と、思わず息をとめてそ~っと植物を活けてしまいます(笑)これからも、この猫ちゃんに癒されながら、たくさんの植物を活けてたのしみたいと思います。
実は「ネコノ木」は思いつきで制作したところがあり、特にストーリーは意識していませんでした。しかし、いま思うと『不思議の国のアリス』に登場する猫のイメージや、今は亡き愛猫のクマちゃんのことが頭の隅にあったのかもしれません。クマちゃんは、庭の栗の木に登っては執拗にモズの巣を狙っていたんです。(結局モズは取れずじまい…)