特集

ふたりの手でつくるコラボ作品 OTO OTO × harapecora

minneの雑誌「みんなのハンドメイド本 minne HANDMADE LIFE BOOK vol.7」の企画をきっかけに、二人の作家さんの手によって素敵なコラボ作品が誕生したと伺いました。なんと作品はシリーズ化され、4話完結の物語になっているんだとか。特別に制作の裏側とあわせてご紹介いただきます。

minneの雑誌「みんなのハンドメイド本 minne HANDMADE LIFE BOOK vol.7」の企画をきっかけに、二人の作家さんの手によって素敵なコラボ作品が誕生したと伺いました。なんと作品はシリーズ化され、4話完結の物語になっているんだとか。特別に制作の裏側とあわせてご紹介いただきます。

「コラボ作品」の取材を経て

昨年12月、「コラボ作家さんの作品作り」という誌面企画でOTO OTOさん、ナガキパーマさん、harapecoraさんにお越しいただきお話を伺いました。

以前のコラボ作品のご紹介とともに、アイデアとアイデアで広がる作品の可能性を存分に語っていただき、撮影は大盛り上がり。そして、その撮影の場をきっかけにOTO OTOさん×harapecoraさんによる新たなコラボ企画が始動したとのお話を伺い、今回改めて取材をさせていただくことにしました。お二人の魅力が見事に融合した素敵な作品が、またひとつ生まれようとしていました。

「ふたつ」の個性で「ひとつ」をつくる

“折紙の輪っか飾り”をテーマに作品を制作されているOTO OTOさん。昨年末は「minneハンドメイド大賞」にて、『鈴木修司賞』『話題賞』の2部門を受賞されました。馴染み深くなつかしい”輪っか”と、アクセサリーや雑貨の出会いは、どれも新鮮でたのしい驚きをあたえてくれます。

OTO OTOさんのギャラリー

「すきなものを すきなときに すきなだけ」をコンセプトに、作品を手がけているharapecoraさん。ふっと笑顔になれるようなイラストを主役にしたアクセサリーや雑貨がそろっています。キャラクターたちの、なにか言いたげな愛くるしい表情は一度目があえば思わずとりこに。

harapecoraさんのギャラリー

そんな、ふたつのブランドの魅力が重なりあうコラボ作品。いったい、どんな仕上がりになっているのでしょう。

「恋物語」をピンバッジに

その名も「オトくんとペコラちゃんの恋物語」。第1弾が発売される3月にふさわしく、卒業式の日にラブレターで想いを告げる黒猫「オトくん」と驚く「ペコラ」ちゃんの様子が、シーンにぴったりの輪っか飾りとともに見事に表現されています。 ※3月23日(金)19:00〜 数量限定で発売されます。

コラボ作品を見る

OTOOTOさん 雑誌で紹介いただいたコラボ作品は、すでに販売を終了しているものでした。お客さまに手にとっていただけないことを残念に感じ、せっかくの機会なので今回の企画をはじめることにしたんです。

こちらが実際の企画書。アイデアがあふれ、作品の概要が次々と固まっていった様子がよくわかりますね。

harapecoraさん 関東と関西で距離が離れているので、最初の打ち合わせは雑誌取材の続きですぐに行いました。その段階で大まかな企画、ストーリーやキャラクターを決めましたね。それ以降はメールで写真を送り合い、進行状況の報告とあわせて細かい箇所を詰めていきました。

共通するのは「物語」を感じる世界観

「オトくん」の愛の告白からはじまるこのシリーズ。12月の第4弾で完結するラブストーリーは、その行方が気になるばかり。

OTO OTOさん いつも、リボンの色に物語を込めて作品制作をしているんです。たとえば今回の作品だと、「卒業式の告白」というストーリーなので「学校」「制服」「桜」「恋心」などをリボンの色で表現しました。

OTO OTOさん harapecoraさんとは、SNSの出会いをきっかけにハンドメイドイベントではじめてお話したのですが、不思議とはじめてお会いする気がしませんでしたね。きっと、作品を拝見する中で「harepecoraさんの作品にも物語が溢れている!」と自分がたいせつにしているものとの共通点を感じていたんだと思います。

harapecoraさん イベントで声をかけさせてもらったときは、わたしも勝手に運命的なものを感じていました(笑)たしかに、この作品も4つで完結する「物語」になっているので、2匹の猫の気持ちの変化をイラストで表現できるようこだわっていますね。

作品の背景に流れる「物語」や「想い」が伝わってくるような作風に、お互い共感されていたというお二人。息ぴったりにストーリーをつくりあげた、そのたのしい企画会議が目に浮かぶようです。

ふたりの手から生まれるもの

お互いの強みを活かし、ひとりでは実現できなかった作品をつくりあげることができるというのも、「コラボ」の醍醐味です。

OTO OTOさん 共感することが多い反面、わたしは絵を描くことができないので、自分にない才能をお持ちのharapecoraにとても惹かれるんだと思います。とても謙虚な方なんですが、出てくる発想には遊び心があふれていて、静かに面白いことを企んでいる方だと感じています。

harapecoraさん OTO OTOさんは、気遣いのひと。作品にもお客さまにも本当に丁寧に真摯に向き合われている印象です。”輪っか”のコンセプトからブレずに、それでいて、柔軟に新しいものづくりにもチャレンジされているところにとても尊敬させられますね。今回のコラボもOTO OTOさんとだから実現した内容になっています。

この物語ははたして…

今後のお二人の展開をおしえてください。

OTO OTOさん 共同の個展やイベントでの共演など、空間のコラボにもチャレンジしたいですね。

harapecoraさん 同じブースで出展するのはとてもたのしそうですね。ディスプレイにもこだわりたいです!

そして2匹の恋の行方は

OTO OTOさん 愛の告白の第1弾からはじまり、12月の第4段までお話はすすんでいきます。
デートを重ね、心が近づいていく2匹。はたして最後に、2匹の気持ちはつながることができるのか…!

harapecoraさん ぜひ完結までおたのしみください。

今回のコラボ企画作品は、minne他、4月27日から行われる 「minneのハンドメイドマーケット2018」でも販売される予定です。

※第一弾は、3月23日(金)19:00〜 数量限定で発売されます。

コラボ作品を見る

  • Xでポストする
  • Facebookでシェアする