今回は、手づくり作家 Decopoko が 「職人」ではなく『作家』であることについてレターしますね ✉️
肩書きを「手づくり作家」と決めた時には、具体的に何をやっていくのかまだまだ決められない状況でした。思い付くものを次々とコツコツつくり、いろいろな経験を経て今に至ります。その間に「自分は職人ではない。」との気付きがあり、「作家」を目指して進むようになりました。
手づくり作家 Decopoko の最大のコンプレックスは和裁も洋裁も専門的に学んでいないこと。裁縫は高校学習レベル。中学でパジャマ、高校で最後に作ったのはブラウス…だったかな?と記憶しています。その後、何かを縫おうと試み始めたのは…実に15年後のこととなります。
高卒で事務職に就いた私にとっては「職人」はなりたくてもなれない高くて遠い存在でした。
「職人」とひと言で言っても各業界、各々の分野に於いて多種多様にその道を極めた達人・匠の方々が君臨しておられますよね。ここではものづくりに特化してお話ししますが、修行や開業に苦心を重ね、長年腕を磨き高度な技術を高度なまま慣行し続け、飽くことなき探求を続けるその精神、いつでも良いものを良い状態に寸分違わぬ完璧な動線で同じようにつくり上げ続けるその姿勢、尊敬して止みません。
もう、職人さんとなると私はどっぷりと憧れちゃって「凄い、凄過ぎる!…んも、かっこいい~😍😆😍😆❗」っとなってしまう性分です😳。
そんな職人業に憧れる一方、『自分には無理だな。』『私じゃ職人にはなれないな。』とすっかり諦めるのにはいくつも理由があるのですが・・・、大きな点を正直に挙げますと「ひとつのことをずっと長く極めていけない。悪く言うと『飽きっぽい』。良い用に言うと『常に新しいアイデアで変革したい』から。」です☝️
教えられたことを守りながら技を磨き高度な技術を保ち続けるストイックな職人技に心酔するのは、自分には出来ないことだからであり、本当に心から尊敬の念を抱くと同時にそうなりたくてもなれない自分を思い知ることにもなります。そしてますます格好いいと思うし羨望の眼差しを向けるのです。
ある時私の作品に対し「職人技ですね。」との褒め言葉をいただいたことがあります。しかし私は
「いやいやいやいやいやいや💦💦💦」です😓!
その言葉を素直には喜べない自分、『私は職人ではないのだ。』『職人になりたい訳でもないのだ。』ということをしっかりと確信しました。
私に「職人技ですね」との言葉を送ってくださった方にはここまで意味深い思惑はなく、率直素直な褒め言葉としてチョイスしてくださったので何の意図もないというのはわかっているのですが、私に気付きを与えてくださったこと、本当に感謝しています。( あと、単純に褒め言葉として身に余る光栄、恐悦至極、恐縮しまくり、そしてそしてぇ~、ぁリがトぅござぃマス……デス。)
ものづくりを生業としたいけれども職人になりたい訳ではないのだと気付き、では目指すのは何かというと私の特性を鑑みて、それは【「アーティスト系クリエイター」の『作家』】と落ち着いたのでした。
勿論ものづくりを続ける以上、職人技には届かないまでも腕を磨く努力は惜しみませんし、常に上を目指して歩んで行きます!
ストイックな職人の皆様に対するリスペクトはかなりの比重で私の中に鼓動し続けるし、職人技には遠く及ばないまでも自分なりの独自のこだわりを追及して職人魂を常に意識しながら Decopoko ワールドを構築していくつもりでいます。
私がアーティスト系クリエイターの『作家』であると意識したのは「職人ではない」との気付きから派生して「自分は何の専門家だろうか」と考えられたことが良いきっかけとなりました。
世の中 何でも平均的にできる人もいらっしゃるのでしょうが、私には凸凹が多く振り幅も大きい。自分の特性を得意・不得意、向き・不向き、好き・嫌い、などでピックアップした結果、「新しい作品を生み出し続ける『作家』」が自分にとっては自然体に近い状態で臨める仕事になり得るし、いずれは天職になるのではないかと展望が開けた気がしたのです。
同じ作業を長年続ける職人程の根気は私にはない一方、新しいアイデアを閃き自ら実現へと導き試し誕生させていく自信はなぜかあり続けられる気がします。
その新しいアイデアを練り込んで試作を繰り返しながら商品化できるまでにブラッシュアップしていく工程で、そのアイデアが自分のものになる感覚を掴みます。
難しければ難しい程燃えてきますし、或いはイメージ通りに一発で完成する場合も稀にあり、それらはもう自分のオリジナルであるとの気持ちに確信が持てます( "オリジナル" についてはまた今度 )。
【自分が閃いたアイデアを形にして皆さまへお届けすること】を続けていけたなら「こんな幸せなことはないな」と。「これが私がやりたいことなのだ」と。今でははっきりと自覚して目指せるようになりました。
私、手づくり作家 Decopoko は「職人」ではなく『作家』でした。肩書き先行で歩み始めた訳ですが『手づくり作家』は私にぴったりだったと非常に気に入っています。
今回は私、手づくり作家 Decopoko は「職人」ではなく『作家』というお話をレターさせてもらいました ✉️
読んでくださり、ありがとうございました😊