何かしらハンドメイドしたものを販売したいと
歩み始め、イベントなどに出店していた初期の頃のお話をレターします✉️
具体的に何をやっていくのか決めるためにも、とにかく思い付くものを片っ端からつくってみようと私のチャレンジはスタートしました☝️
ティッシュケース、ブックカバー、ポーチ、ペットボトルカバー、シュシュ、くるみボタンや綿入りリボンのヘアゴム、ピンクッション、トートバッグ、マスク、ガーゼハンカチ、ドイリー、箱ティッシュカバー、ナップサック、ペンケース、木の実のリース、羊毛フェルトやくるみボタンのストラップ、名刺入れ、巾着袋、がま口の小銭入れ、、、
あぁ、何か懐かしいです😁
これらを、手芸店で買った材料と、手元に集まっていた着物のはぎれ ( この話はまたいつか ) と、両方代わる代わる手に取って制作していきました。
ある程度 完成品がたまったところで出店先を探し始めたものの、なかなか参加募集情報にたどり着けず、人口もイベントも多い都会の街と同じ訳にはいかないなと難しさも感じました。やっとみつけて出店しても準備と釣り合う収入は全く得られません。
お客さまの方もイベント慣れしておらず、様子見をする雰囲気でハンドメイド品への購買意欲はかなり低いイメージも感じ取れました。
それでもコツコツと続けることで将来が拓けていくと希望を持ちながら 制作&出店 を数年間繰り返しました。その頃の経験は今の私の活動を絞るためにも大変に重要なものとなりました。
まず、需要とお客さまは千差万別。「水筒ケースはないの?」「アクリルタワシない?」「もっと大きい(或いは小さい)のが欲しい。」「地味(或いは派手)過ぎるなぁ」、、、
最初は全てのリクエストにお応えしたくてあれもこれもと手を出し、結果振り回されることになってしまいました。時間を割いて自分の思いとは違うものをつくるのだけれども、終始違和感が付きまとい何だか苦しく制作・販売することを楽しめない 😓 困りました 😓
そのうち「100人いれば100通りの思いがあるのだから全て叶えてあげることはできないのだ」と、振り回されるのはやめて「自分が『これ!』と思うものをこだわってつくろう。その後は、お客さまへ委ねよう。」という気持ちに落ち着きました。これは「Decopoko らしさ」を固める上でも役立ちました。
同時に、私がこだわり「とびきりお洒落」「すごく可愛い」と感じたものとは裏腹に「ありきたり」「無難でいまいち」と感じるものの方が先に売れていくことにも気が付きました。日本人の集団心理がそうさせるのか、田舎ならではの出る杭とならない意識なのか、単に私のセンスが変わってるのか。
無難なものが選ばれるからと言って無難なものばかりをつくることは単純に私がつまらない。「楽しくつくって、楽しく買い物してもらいたい。」私はどうしてもそこを曲げる訳にはいかず、「自分が信じるものをつくろう」と意識して決めることができました。
またある時には、腕に覚えのあるお友達ご同伴のお客さまが「あぁあぁ、こんなの私がつくってあげる。」と捨てゼリフを残し去って行かれることも複数回ありました。私、「チーン・・・😅」となります。良いんです良いんです。とびきり難しいものをつくっている訳ではないのですから、裁縫をされる方にとっては大したことないのです。
でも、こんなものでも一応こだわりはある訳で、そこが私らしさで、Decopoko らしさ。だから心は折れませんでした。
「『心を込める』ってところは誰にも負けはしないわ~🔥!」とこの頃には胸を張れるようになっていました。
この出店をしていた当時、店名を「手づくりの店 こここ」と名乗っていました ( 今もアカウント名などに名残があります )。
発音から鶏🐔を連想し、アルファベット表記にした時の「cococo」もたまご🐣をイメージさせて、無限大∞の可能性を秘めているとの意味合いが込められています。
そして、「 "ここ" にまた "来" よう」と思っていただけるようなお店作りと、「 "ここ" ろ を "込" めて」お届けします、との想いを込めて名付けた店名でした。
心を込めることは作業全般を通じて私個人本来のアーティスト魂から自然ななりゆきで発動するもので、特に意識せずにかつて絵を描いていた頃と同じようにものづくりにも当てはまりました。そしてそれを大切にしたいと意識するようになっていき自信も産まれました。
非常に時間は掛かるものの、私がつくったものは何だかんだ「いずれは売れていく」という実感がそのうちに得られるようになりました。
全く売れないとなれば諦めもつくのですが、あちらこちらで店頭に並べることを繰り返せば、どこかのタイミングでどなたかが気に入ってお金を出して買って行ってくださるのです。本当にありがたいことです。
「もっと沢山の人の目に触れられたならば・・・。」「いつかどこかに欲しいと思ってくださる方が必ずいらっしゃる。」との希望が、少しずつ自信へと変わっていきました。
「売れるものを売れる場所に置けば売れる」との当たり前の確信が、これらの経験を経てしっかりと固まりました。
さて、Decopoko を必要としてくださる方はどこにいらっしゃるのでしょう? 毎日のように制作して、たま~に市内で出店していても在庫が溜まる一方です。
少しずつ少しずつやりたいことをみつける旅は歩みを進めていきました。毎日つくって、それが収入とならなければ生業とはなりません。商売として成り立たせる必要性も家庭と私個人の事情からも出てきました。
「もっと沢山の方に見てもらい、楽しんでもらいたい。」との欲求がどんどん募り『販路は全国にあり!』と、ネット販売を検討するに至りました。
とにかくいろいろなものをつくってみて、目の前で品定めしてくださる様子を見る。この経験があってからのネット販売開始で今の Decopoko へとつながっていったので、本当に得難い貴重な期間となりました
Decopoko 初期の出店していた頃のお話をレターさせてもらいました✉️
読んでくださりありがとうございました😊