緋珠璃庵（ひだまりあん）/吉祥

豆本（ミニチュアブック）を一冊ずつ手作業で作っています。
ページは糸で綴ってあり、小さいながらもハードカバーの仕様です。
よほど手荒に扱わない限り、壊れることはほとんどありませんので、安心して180度開いてお読みになれます。
綴じから組み立てまですべて手作業にて丁寧に製作しております。

※緋珠璃庵の豆本の本文データは青空文庫で公開されている著作権の切れた作品ファイルデータを使用させていただいております。
豆本を販売するにあたり「青空文庫収録ファイルの取り扱い規準」（青空文庫のファイルは、有償・無償であるかを問わず、自由に複製・再配布・共有することができます。）に従い、作品の著者、翻訳者、データ入力者に敬意を持って文学作品の豆本化をしています。

豆本づくりは本来として、自分のオリジナル小説作品を豆本にしたい、という希望があるのですが、如何せん有名な文学賞（芥川賞とか直木賞とか）などには縁がなく、たとえ自分の作品を豆本にしても、誰も買ってくれないでしょう？(^◇^)ということで、往年の文豪の作品を豆本にして商っております。
デザインするのが好きで得意なので、豆本の装丁デザインを楽しみながら豆本製作を続けています♪

レターに豆本にまつわるあれこれエッセーを書いています。
お気が向かれましたら、お読みいただければ幸いです♪

「緋珠璃庵の豆本製作工程」

01・本文のテキストを入手
02・Adobe InDesignにて本文校正/面付、書籍用紙に両面印刷
03・本文の断裁（48㎜×80㎜にカット）
04・折丁づくり（2枚合わせて二つ折り、8ページ分で1折丁）
05・折丁を糸でかがる（かがり後、丸背/角背をかたち作る）
06・背固め（かがった折丁の背にすき間ができないように、背の山に糊ボンドを付けこする）
07・見返し付、花布付、背を寒冷紗紙で補強（中綴じ本文完成）
08・表紙（ハードカバー）づくり/表紙で中綴じ本文をくるむ
09・ミゾの糊入れ/見返し貼
10・表紙カバー/スリップケース/帯など、をAdobe Illustrator（& Adobe Photoshop)にてデザイン/印刷
11・本体に表紙カバーをかけ、スリップケースに収めて完成

本が大好きです。
本に埋もれて生活していますが、もうこれ以上本を増やせないか、、と思うと哀しくて、それなら小さな豆本ならばまだスペースを確保できる！かもと、豆本づくりをはじめました。
昨今は電子書籍も一般的になりつつありますが、私はやっぱり紙の本が好きです。

女子美術大学短期大学部 生活デザイン学科にて、陶器・木工・金属工芸・デザインを学び、卒業後、生活における様々なデザインの仕事を経て現在に至っています。
多趣味でして、いろいろなクラフトや手芸、音楽やコンピューターも趣味としています。