先週地元老舗デパートで、文具博の催事があり、去年も出かけて楽しかったので行ってきました。
ハッピーペーパーマーケットというコンセプトで、たくさんの紙モノや雑貨が集められていました。紙好きの私が特に好きなのは、活版印刷で刷られた、レターセットや、ポストカード、メッセージカード、封筒などです。現在はほとんどがオフセット印刷のもので、長い歴史を持つ活版印刷は、どこか懐かしく、温かみを感じる印刷方法です。版を作りインクを載せて、圧をかけて作られますので、ポストカードなど、少し厚みのある紙だと、わずかに凹凸があり、エンボス加工されたような感じです。

明るくポップなカラーの紙モノもたくさんあるのですが、私が心惹かれるのは繊細なラインで、控えめな色使いのモノたちです。
ちょっと高いけど、大切な人のために使いたい、そんな紙モノに又出会えてハッピーになれました。今週もどこか違う都市で文具博開かれているのかな。

　　　　　２０２３年２月２０日　　　　今村みどり

文具博

広島市も桜が満開になりました。以前だと桜は入学式のころに満開というのが普通でしたね。最近は桜の開花が早すぎて、いいのか悪いのかわかりません。でも桜が咲いているのを見ると、あ～春が来たんだなあと、やっぱり嬉しくなります。道端にはきれいな黄色のタンポポがあちこちに咲いているのも嬉しい光景です。ウグイスも声高らかに鳴いて春の到来を告げています。春の気分に乗せられて、何か新しいことを探してみようかな。

２０２３年３月２７日　　　　　今村みどり

お花見

久しぶりに苺ジャムを作りました。子どもたちが小さかった頃は春になると、よくジャムを作っていました。そのころは１パック確か１００円位で、小さくて、そのままでは酸っぱいけれど、ジャムにすると、おいしくなるのです。数日前に通りかかった小さな八百屋さんで、１パック１９８円の小粒の安い苺を見つけました。そうそう、久しぶりにジャムを作ろうっと！苺３パックと、レモンを１つ買って帰りました。

苺を洗い、へたを切り取って、グラニュー糖を５００グラムとレモンのしぼり汁をまぶして、半日くらい置いておきます。ジャムを煮るのはホーロー鍋がいいのですが、壊してしまったのでアルミの鍋で。あくを取りながら１５分位煮ます。何度も吹きこぼれそうになるので、火加減に注意しながら常に木べらでかき混ぜます。台所中に、苺の甘酸っぱい匂いが充満します。まだ熱いうちに、瓶に分けて入れます。

さらさらして、水分の多いジャムですが、冷蔵庫で数日すると、粘度が出てきます。手作りのジャムは何といっても色がきれいです。
トーストにつけたり、ヨーグルトにかけたりするだけで、おいしくて、とても幸せな気分になります。また小粒の安い苺に出会えたら、また作りましょう。　　　
２０２３年４月５日　　　　今村みどり

苺ジャム

数日前、地方統一選挙の投票に行く途中の歩道に、今年も美しいピンクの八重桜が咲いていました。この品種の名前は関山桜だそうで、ソメイヨシノが散った後位に咲き始めます。大型の八重咲で濃いピンクのたくさんの花びらが豪華で、ぽってりとして、小さなボタンの花のようです。
はっきりした濃いピンクが本当に美しくて、春の青空に映えていつまでも眺めていたい。毎年この桜が咲くのを楽しみにしている私です。

２０２３年４月１１日　　　　　　今村みどり

八重桜

先日５月３日、娘と二人で広島県尾道市に高速バスで遊びに行ってきました。この日は快晴で、爽やかな初夏の風を感じられる行楽日和でした。が、バスに乗ってすぐに高速道の事故の影響で渋滞に巻き込まれ、普通なら広島市から１時間半で尾道に着くところが、倍の３時間もかかり、腰は痛いし、トイレは大ピンチ、冷や汗が出ました（笑）

先ずはロープウエイに乗って千光寺公園に行きました。私は子供のころに家族でお花見に来たことがありますが、ここに来るのは本当に久しぶりです。
近いのだから又来ようと思いながら、何年も経っていました。展望台に上がると、あ～そうそう、この景色！尾道水道を挟んで行きかう小さな船や、しまなみ海道をつなぐ橋や、小さな島、マッチ箱のような街並みが眼下に広がって、心がすっと穏やかになるような、そんな美しい景色です。

本当に爽やかな良いお天気で、空を見た時にすぐに気が付きました。虹じゃない、彩雲かしら？娘が、スマホで見ると、環水平アークって言うんだってと、教えてくれました。これが見れるのはかなりラッキーなことで、氷の粒の雲によって太陽光が屈折して虹色に見える現象で、春から夏にかけて、太陽と同じ方向の空の低いところに見えるそうです。

少し離れたところにももう一本見えていて、少しづつ色の濃さや形が変わります。晴天にアークと尾道の懐かしい風景、絶好のビューポイントになりました。帰りは坂道をゆっくりと降りて、アーケードのある尾道本通りを歩きます。尾道ラーメンの店はどこも長蛇の列で、そんなに人気なのね。
帰りのバスはまともに帰れるのかと、高速の事故情報を見ると、えっ！また事故で、現在は通行止めになって、バスは往復チケットを買っていましたが、あきらめて、普通電車で帰ることにしました。なんてこった！みんな遊びに行きたいですよ。こんないいお天気の休日ですから。どうぞみなさんご安全に。　　　　
２０２３年５月６日　　　　今村みどり


環水平アーク

五月の爽やかな風と、穏やかに流れる懐かしい風景の尾道水道です。

尾道千光寺公園からの眺め

昨日からG７サミットが開催されています。広島市内は全国から警察官が集結して厳戒態勢です。交通機関は大幅に減便され、各国の要人が通る道路は封鎖され、用事のない人は市内に来ないでっといった感じです。朝１０時ごろから岸田首相は原爆資料館前で夫人と一人一人をお出迎え。５分から１０分づつ到着時間を調整して、丁寧に迎えられています。皆さんどこのホテルに宿泊されていたのかは発表されていないのですが、最後に到着したバイデン大統領はヒルトンホテルでした。大統領専用車両、ビーストはやはり２台あり、分厚い防弾ガラスが虹色に光って見えました。一段と警備が厳しくなり、どんな状況でテロが起こるかもしれない緊張感がテレビの画面からも伝わってきます。

このお出迎えのシーンは１時間以上ありましたが、各国の要人たちの普段は見れない様子が見れて、とても良かったなと思いました。ニュースなどで知っている方々ですが、歩いている姿や笑顔や話し方、背の高さや体形などが分かって興味深かったです。イタリアのメロー二首相は若くて美人！アイスブルーのスーツに白いピンヒールのパンプスがとてもオシャレで素敵でした。フランスのマクロン大統領はやはりオシャレな雰囲気でイケメン！カナダのトルドー首相も背も高くてカッコいい！そして今回グッと心をつかまれたのがイギリスのスナク首相でした。ご夫婦で参加されていました。奥様もインド系の方でしょうか、とても知的な雰囲気の方でした。スナク首相は前日の岸田総理との会談で、広島カープのロゴ入り靴下をはいて、総理に見せたそうで、やる～！と私も笑ってしまいました。私もカープ女子なので、そんなことを素敵な笑顔でやっちゃうスナク首相が好きになりました。

その後１２時過ぎに皆さんが資料館から出てこられ、原爆慰霊碑に献花をされるときの表情が沈痛で、それぞれに思いがあったように見えました。
私の親族で原爆被害にあった人はいませんが、小学1年生の時から、高校生になるまで、原爆ドームの道路を挟んだところにある西連寺というお寺にあったピアノ教室に通っていましたので、毎週この原爆ドームの下を通って見上げていました。そのお寺には大悲と書かれた扁額がかかっていて、子どもの私にも、二度とあってはならないことだと思いながらいつも見上げていました。

原爆資料館には長いこと行っていません。楽しくなるところではありません。皆さんがどのようなお気持ちになられたかなと思いますが、どうぞ核兵器も戦争もなくせるように、心に誓ってくださいと願います。気の重くなる資料館を見学していただいたことは本当に心に響いたと思いたい。

２０２３年５月２０日　　　　今村みどり




G７サミット

昨日サミットが無事に閉幕し、各国の首脳たちもそれぞれの国に帰っていきました。終わってみればあっという間の４日間でしたが、本当に何事もなく無事に閉幕できて良かったなあと思っています。自分の良く知っている場所に、こんなにたくさんの国の首脳たちが集まり、数日間を過ごしていただけたことはとても嬉しいことでした。きっしーは（首相になる前には頻繁に市内を訪れ、例えば町内会のお祭りや、餅つき、町内会の敬老会などに短時間ですが参加されていました。私たちは気さくなお人柄に、きっしーと呼んでいましたので）
岸田首相は東京のご出身ですが広島市を愛していただき、今回サミットが開催され、できる限りの外交手腕を振るわれて、各国首脳との距離をさらに縮められたと思うので成功したと思います。しかし本当にタフでないと務まりませんよね。ホスト国としてすべての方々に気を使い、サミットを意義あるものにされたと思います。しかし、手厳しい意見もたくさん上がって、非核や、軍縮については温度差もあり、被団協などは何の成果もなく失敗だったとのコメントが新聞に掲載されていました。

でも、各国首脳が平和資料館見学後に書かれた芳名録を読むと、どなたも真摯な言葉で、世界平和を願うメッセージが書かれ、私は心打たれました。核保有国の首脳たちも今すぐに実現できなくても、目指したいと考えてくれる大きなきっかけにはなったと思うのです。
ウクライナのゼレンスキー大統領が参加し、驚きましたが、必死に自国を守るためにできることは何でもする！だからさらに強力な支援をお願いするために来られたのですね。飛行機のタラップから降りてこられたときは、顔が険しくて、目が鋭くて、疲れた様子でした。でも次の日に各国の首脳たちとテーブルを囲んでいるときには表情がかなり穏やかになり、笑顔もありました。一日も早くウクライナで彼が優しく穏やかな表情になれますように。広島市や日本に避難されているウクライナの人々が自国に帰れますようにと願わずにはいられません。

イギリスのスナク首相は、２０日の午前９時過ぎの空き時間に、広島のお好みソースメーカーが作っている、お好み焼き体験施設を訪れ、英国メディア向けに行われていた体験会に参加され、１５分のタイトな時間ではあったけれど、薄くの伸ばした生地にキャベツを載せたりしたそう。カープの赤いソックスにお好み焼き、広島を好きになってくれたらいいなあと思うのでした。
２０２３年５月２２日　　　　今村みどり

G７サミット閉幕

私の住んでいる広島市では梅雨入りがとても早く、湿度の高い日が続いています。洗濯物もすっきり乾かずに、いつも前日の洗濯物が部屋の中にぶら下がっています。そんな嫌いな梅雨ですが、紫陽花の咲く季節ですね。我が家にも数本あるのですが、どうも日当たりが良くないせいか、土が合わないのか、盛大に咲いてくれないのです。よそのお宅の庭には濃いピンクや紫、水色や真っ白や柔らかい白などのアジサイがきれいに咲いていて、毎年うらやましい気持ちで眺めています。やっぱりほったらかしでは咲かないのかなあ。でも、誰もいないような所でもきれいに咲いていたりするので、どうしてうちのアジサイはショボいのかしらと、毎年思うのです。でも今年はいつもよりはたくさん咲きましたので、写真に撮りました（笑）

２０２３年６月１０日　　　　今村みどり

紫陽花

このガラス片はシーグラスと呼ばれています。シーグラスは割れた瓶などが長い時間、海底を漂っているうちに、角が取れ、すりガラスのようになったものです。今年の五月に開催されたG７サミットの会場になった、広島市の元宇品にある、グランドプリンスホテルの傍の小さな浜辺で拾ったものです。
今村家のお墓が元宇品にあり、お墓に参った後は、この海の見えるホテルのラウンジで休憩して帰るのがいつもの事でした。

そのあと、ちょうど浜辺が引き潮の時には、砂浜に行き、いろいろな海藻や、小さな貝殻、私が好きなガラスの欠片がないかなと探します。小さな波が寄せ返す砂浜をピチャピチャ歩くのはすごく暑いけれど、海の水は冷たくて楽しい。瑠璃色のガラスやグリーンのを見つけるとあ～！いいのがあった！と嬉しくなります。お酒の瓶かな、ビール瓶かな、窓ガラスだったのかなと想像しながら。

そして小さな貝殻も結構見つかります。その中でも私の好きなのは、二枚貝のナミマカシワガイ、波間栢貝というんです。画像にあるように、３センチから５センチ位の平たくて儚げな貝殻の内側が、真珠のような光沢があり、淡い黄色や、オレンジ、白っぽいものや茶色などがあります。なんでこんなにきれいなんだろうと、ついつい拾ってしまうんです。シーグラスと一緒に小さな瓶に入れて飾り、時々取り出して眺めていると、波の音が聞こえてくるようです。ちなみに、砂浜で漂着物を探すことをビーチ・コーミングというのだそう。コーミングは櫛で浜をすくようにして、漂着物をさがすこと。
へぇー初めて知りました。

２０２３年８月１０日　　　　Maya and Yuri     今村みどり

シーグラスとナミマカシワ貝

ヒャー、前回レターを書いたのは夏の終わりでした。もう初冬の１２月に入り、冬支度や、クリスマス、年末の大掃除、お正月の支度など、なんとなく気ぜわしくなってきました。と言いながらまだ何もしていないのですが・・・

昨日ポストに投函した帰りに、今年のもみじ、どうなってるかなと見に行きました。タイミングが良かったので、一本の大きな木全体が真っ赤に色着いて、美しい紅葉でした。ちょっと幸せな時間でした。

２０２３年１２月９日　Maya and Yuri


紅葉

少し前に娘と二人（いつもですが）格安バスツアーで、瀬戸内しまなみ海道を渡り、愛媛県今治城、尾道市にある平山郁夫美術館を巡ってきました。
広島市からは、出かける気になればすぐにでも行ける場所ですが、いつか行こうと思いながら何年も経ってしまいました。
新聞のチラシにこのツアーを見つけ、あ、行きたい場所に行けるわと、すぐに申し込みました。

当日お天気は最高！尾道市から四国愛媛県の今治市まで、６個の島をつないだ美しく大きな橋をバスで走ります。ここはサイクリングロードが完備されていて、海風を切りながら、こんないいお天気の瀬戸内の島々を眺めながらサイクリングできたら、それは爽快なことでしょう。

瀬戸内町はちょうどミカンの収穫期で、日当たりの良い斜面のミカンの木にはたくさんの実がなっていました。
画像の橋は一番大きい来島海峡大橋です。６個の島をつないでいるどの橋も美しい。それぞれ違う構造のデザインで、青空に映えて白や銀色に輝いていました。たまにしか目にする機会がない瀬戸内の穏やかな海の景色は、本当に美しい景色でした。

２０２３年１２月９日　　　Maya and Yuri       今村みどり

Maya and Yuri

Maya and Yuriのレター一覧