https://www.youtube.com/watch?v=AvbLLT7IClk
動画もございますのでご参考にして下さい。
切子工房 箴光(しんこう)ホームページURL:https://www.kirikoshinkou.com/
独立切子士 斉藤光が手掛ける切子。
創業100年以上を誇る江戸切子の工房で秘伝の手磨きの技術を体得し、生産性や採算が悪いことを考慮しても伝統を大切にし、本物の切子をユーザーに届けたいということで、当工房も手磨きの技術を大切に考えております。
伝統的なデザインを踏まえつつ、普通の江戸切子職人がやらないような面白いデザインを作ることを心がけておりますので、きっとあなたの心の琴線に触れるような良い作品が見つかるかと思います。
瑠璃(るり)と赤の2種類を製作しているので、一覧に欲しい色が無い場合はメッセージでご連絡頂ければ少しお時間かかるかもわかりませんが、製作いたします。
全体的に製品が3,000~4,000円ほど安くなったので、ギャラリーの他の作品もぜひご覧ください。
製品説明
伝統的なデザインでありながら、よりグレードの高い作品を作ろうと考えたのがこのデザインです。
平透かし菊繋ぎタンブラーが概ねベースになっており、このタンブラーを更にグレードを上げるとどうなるかというところでデザインを考えました。
平透かし菊繋ぎタンブラーのデザインの意図するところは「下部がクリアに透けていて、飲料の色を十分に楽しむことができる」というデザインです。
それを踏襲しつつ,グレードを上げました。
・菊繋ぎだけでなく、更に難易度の高い菊籠目を追加した。
・太い線などの枠組みで分断するのではなく、菊繋ぎと菊籠目を同じ線の延長上でカットした。
・菊繋ぎの1個当たりのサイズを小さくし、より細かいデザインにした。
・口元を傾斜をつけて擦り、口当たりを良くした。
・側面にざっくりカットを入れて、切子特有のエッジの手触りの良さを追加した。
・側面の大きな平は当工房の割と特殊な機材でカットしているので、他の職人さんでは多分表現できない。
・底全体の色を抜くことで、クリアの抜けを良くして綺麗に見えるようにした。
菊繋ぎのサイズを小さくすると、より美しく見えますが、作業工数が著しく伸びるので、ユーザーに提供できる値段のことも考えると小さいサイズを削ることはほとんどしませんでした。
しかし、今回伝統的なデザインのまま、グレードを上げるという命題により、時間はかかってもサイズの小さい菊繋ぎを削ることにしたという経緯です。
菊籠目が上で、菊繋ぎが下に配置されているのも意味があります。
何度も削るうちに菊籠目と菊繋ぎで綺麗に見えるサイズが違うというところに私は行き着きました。
このタンブラーは口元側に天開しており、上の方が円周も長く、このデザインの場合、菊籠目のサイズと菊繋ぎのサイズが2mmも変わってきます。
菊籠目はサイズが小さすぎると真ん中の色の残りが潰れて綺麗に見えなくなってしまうため、小さければ小さいほど美しく見えるというわけではありません。
そういう論理があって、菊籠目が上になっており、下が菊繋ぎになっております。
また、菊繋ぎの方が色が抜けるので、飲料を入れた際に下から上がっていきますので、
色を見るのにも適しているというところで考えております。
底の色を抜くのは現代では、ほとんどの工房がやっておりません。
正直、私以外にやっている職人は見たことがありません。
底の色を抜くとクリアの抜けが良くなり、とても美しく見えます。
口元は10パターンくらい削って、半円状に擦るのが一番口当たりが良いと断定しましたので、その形状を採用しております。
構造的にはグラスの真ん中らへんを帯状に削るというベーシックなデザインです。
しかし、細部や使い心地なども考慮してこだわることで、他の職人さんがやらないことや多分できないことがそのままデザインの差別化になっていると感じます。
職人の知恵と技術が詰まっているグレードを上げた伝統的なデザインです。
自分用、贈り物、お店のブランドイメージアップなどにご検討頂ければ幸いです。
動画もございますのでご参考にして下さい。
切子工房 箴光(しんこう)ホームページURL:https://www.kirikoshinkou.com/
独立切子士 斉藤光が手掛ける切子。
創業100年以上を誇る江戸切子の工房で秘伝の手磨きの技術を体得し、生産性や採算が悪いことを考慮しても伝統を大切にし、本物の切子をユーザーに届けたいということで、当工房も手磨きの技術を大切に考えております。
伝統的なデザインを踏まえつつ、普通の江戸切子職人がやらないような面白いデザインを作ることを心がけておりますので、きっとあなたの心の琴線に触れるような良い作品が見つかるかと思います。
瑠璃(るり)と赤の2種類を製作しているので、一覧に欲しい色が無い場合はメッセージでご連絡頂ければ少しお時間かかるかもわかりませんが、製作いたします。
全体的に製品が3,000~4,000円ほど安くなったので、ギャラリーの他の作品もぜひご覧ください。
製品説明
伝統的なデザインでありながら、よりグレードの高い作品を作ろうと考えたのがこのデザインです。
平透かし菊繋ぎタンブラーが概ねベースになっており、このタンブラーを更にグレードを上げるとどうなるかというところでデザインを考えました。
平透かし菊繋ぎタンブラーのデザインの意図するところは「下部がクリアに透けていて、飲料の色を十分に楽しむことができる」というデザインです。
それを踏襲しつつ,グレードを上げました。
・菊繋ぎだけでなく、更に難易度の高い菊籠目を追加した。
・太い線などの枠組みで分断するのではなく、菊繋ぎと菊籠目を同じ線の延長上でカットした。
・菊繋ぎの1個当たりのサイズを小さくし、より細かいデザインにした。
・口元を傾斜をつけて擦り、口当たりを良くした。
・側面にざっくりカットを入れて、切子特有のエッジの手触りの良さを追加した。
・側面の大きな平は当工房の割と特殊な機材でカットしているので、他の職人さんでは多分表現できない。
・底全体の色を抜くことで、クリアの抜けを良くして綺麗に見えるようにした。
菊繋ぎのサイズを小さくすると、より美しく見えますが、作業工数が著しく伸びるので、ユーザーに提供できる値段のことも考えると小さいサイズを削ることはほとんどしませんでした。
しかし、今回伝統的なデザインのまま、グレードを上げるという命題により、時間はかかってもサイズの小さい菊繋ぎを削ることにしたという経緯です。
菊籠目が上で、菊繋ぎが下に配置されているのも意味があります。
何度も削るうちに菊籠目と菊繋ぎで綺麗に見えるサイズが違うというところに私は行き着きました。
このタンブラーは口元側に天開しており、上の方が円周も長く、このデザインの場合、菊籠目のサイズと菊繋ぎのサイズが2mmも変わってきます。
菊籠目はサイズが小さすぎると真ん中の色の残りが潰れて綺麗に見えなくなってしまうため、小さければ小さいほど美しく見えるというわけではありません。
そういう論理があって、菊籠目が上になっており、下が菊繋ぎになっております。
また、菊繋ぎの方が色が抜けるので、飲料を入れた際に下から上がっていきますので、
色を見るのにも適しているというところで考えております。
底の色を抜くのは現代では、ほとんどの工房がやっておりません。
正直、私以外にやっている職人は見たことがありません。
底の色を抜くとクリアの抜けが良くなり、とても美しく見えます。
口元は10パターンくらい削って、半円状に擦るのが一番口当たりが良いと断定しましたので、その形状を採用しております。
構造的にはグラスの真ん中らへんを帯状に削るというベーシックなデザインです。
しかし、細部や使い心地なども考慮してこだわることで、他の職人さんがやらないことや多分できないことがそのままデザインの差別化になっていると感じます。
職人の知恵と技術が詰まっているグレードを上げた伝統的なデザインです。
自分用、贈り物、お店のブランドイメージアップなどにご検討頂ければ幸いです。
サイズ
口元直径φ74mm×高さH105mm
発送までの目安
3日
配送方法・送料
宅配便
1000円(追加送料:0円)
全国一律
全国一律
購入の際の注意点
当工房の切子は江戸切子の伝統的な手法である「手磨き」という今は数えるほどの工房でしか行っていない失われつつある技術を用いて磨いています。
一方、世の中には「酸磨き」という酸にガラスを浸けてガラス全体をボロボロに溶かしながら磨くものもございます。
デパートに並んでいるものもこの粗悪品の場合もあります。
カットのエッジまで溶かしてしまうため、切子本来のインパクトが薄れてぼやっとした見た目になるほか、手触りもよくありません。
そのような切子は「スポンジで優しく洗ってください」というような表記がなされているはずです。
当工房の切子はカット面を1本ずつ研磨して磨いておりますので、ガラス本来の強度は失われておらず、たわしでゴシゴシ洗って頂いても構いません。
私も自作の切子を8年ほど使っておりますが、欠けたりせずにずっと使えておりますので、強度に関しては一般的なガラス製品のレベルで問題ありません。
熱湯、電子レンジ、食器洗い機は他のガラス製品と同じように使用できませんのでご注意ください。
取り扱い方については工房のホームページにて詳しく解説しております。
切子の取り扱い方、使い方→https://www.kirikoshinkou.com/kirikoatukaikata.html