🧵布ナプキンの構成・素材と機能(初心者向け解説)
布ナプキンは、複数の布を重ねてつくられています。目に見えるのは上下の面だけですが、中には吸収や防水のための層があり、それぞれが大切な役割を担っています。ここでは基本的な「一体型布ナプキン」を例に、その構成や素材の特長を説明します。
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【布ナプキンの基本構成】
❶ 肌面(はだめん)
体に直接触れる面。肌触りが良く、やわらかい素材を使用します。
例:無添加・無漂白のフランネルコットン(起毛あり)やガーゼコットン。短めの起毛は経血が見えやすく、観察に向いています。
❷ 吸収帯(きゅうしゅうたい)
経血をしっかり吸ってためる部分。重ねた布でできています。
例:フランネルコットン。吸収力・保水力に優れ、複数枚重ねて必要な量に対応します。
❸ 防水布(ぼうすいふ)
ショーツまで染みないように、経血を防ぐ透湿防水シートを内装。
例:ポリウレタン加工の透湿防水布(サニタリーショーツにも使用)。蒸れにくく快適。
❹ ショーツ面
ショーツのマチ(クロッチ)にあたる面。見た目のデザインも重視。
例:ガーゼ、シャーティング、ローンなどの薄地生地。色柄で気分が明るくなるよう工夫。
❺ その他パーツ
固定用スナップボタン(プラスチック製)や縫い糸など。
布がずれないように、また形をキープするための大切な部分です。
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【素材と構造へのこだわり】
★ 布を重ねすぎない
布ナプキンは洗って再使用するもの。洗浄後に中の状態が見えないため、汚れが落ちやすく、乾きやすいように「必要最小限の重ね構造」にこだわっています。
★ 縫い目の幅も重要
全体に縁縫いを施し、経血の広がりを防止しますが、細かすぎると目詰まりして汚れが落ちにくくなるため、「ちょうどいい縫い幅」に調整。タグや不要な重ね縫いは避け、シンプルで清潔を優先します。
★ ショーツとのなじみ
装着したとき、ショーツにテンション(引っ張り感)が出にくいよう、ウイングの形や生地の裁ち方(バイヤス裁ち)も工夫。立体的な陰部の形状になじむよう、しなやかな構造になっています。
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【絵文字と記号で表す機能】
ギャラリーでは、作品の機能をわかりやすく示すため、以下のような絵文字や記号を使っています。
• ■☔️:全面防水タイプ(月経帯・ホルダー)
• ■☂️:部分防水タイプ(センター・サイド防水ハンカチcloth)
• ■🌂:防水なし(ライナー、padなど)
• ■凸凹:ボタン付き(クロッチで固定、ズレ防止)
• ■凸/■凹:吸収帯やホルダーの組み合わせ用スナップ
• ■🌿:草木染め生地を使用したナプキン
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【サイズの目安(縦の長さ)】
• 月経帯/ホルダー/ライナー:
S:約21cm/M:約24cm/L:約28cm/LL:約30cm
• 一枚型ハンカチcloth(部分防水含む):
M(二つ折り時)16×28cm/L(三つ折り時)24×28cm
• ワイドcloth(センター防水):
縦14〜18cm × 横24cm以上(商品により異なる)
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【よく使われる用語解説】
• 陰部:尿道・膣・肛門が集まる部分。布ナプキンの装着位置の目安。
• 月経血:子宮内膜がはがれて出てくる血液と粘液。経血とも呼ばれる。
• クロッチ(マチ):ショーツの股部分。ナプキンが触れるところ。
• 肌面/ショーツ面:それぞれ皮膚に当たる面とショーツ側の面。
• 吸収帯:吸収層として布を重ねた部分。
• 防水布:経血がショーツに染みないよう堰き止めるシート。
• 多層構造:吸収力UPのため布を複数重ねた設計。
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布ナプキンは、素材・構造・デザインすべてに意味があり、使う人の体と心をやさしくサポートしてくれます。ご自身に合ったデザインやサイズを選ぶ際の参考にしてください。
🧵布ナプキンの構成・素材と機能(初心者向け解説)
布ナプキンは、複数の布を重ねてつくられています。目に見えるのは上下の面だけですが、中には吸収や防水のための層があり、それぞれが大切な役割を担っています。ここでは基本的な「一体型布ナプキン」を例に、その構成や素材の特長を説明します。
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【布ナプキンの基本構成】
❶ 肌面(はだめん)
体に直接触れる面。肌触りが良く、やわらかい素材を使用します。
例:無添加・無漂白のフランネルコットン(起毛あり)やガーゼコットン。短めの起毛は経血が見えやすく、観察に向いています。
❷ 吸収帯(きゅうしゅうたい)
経血をしっかり吸ってためる部分。重ねた布でできています。
例:フランネルコットン。吸収力・保水力に優れ、複数枚重ねて必要な量に対応します。
❸ 防水布(ぼうすいふ)
ショーツまで染みないように、経血を防ぐ透湿防水シートを内装。
例:ポリウレタン加工の透湿防水布(サニタリーショーツにも使用)。蒸れにくく快適。
❹ ショーツ面
ショーツのマチ(クロッチ)にあたる面。見た目のデザインも重視。
例:ガーゼ、シャーティング、ローンなどの薄地生地。色柄で気分が明るくなるよう工夫。
❺ その他パーツ
固定用スナップボタン(プラスチック製)や縫い糸など。
布がずれないように、また形をキープするための大切な部分です。
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【素材と構造へのこだわり】
★ 布を重ねすぎない
布ナプキンは洗って再使用するもの。洗浄後に中の状態が見えないため、汚れが落ちやすく、乾きやすいように「必要最小限の重ね構造」にこだわっています。
★ 縫い目の幅も重要
全体に縁縫いを施し、経血の広がりを防止しますが、細かすぎると目詰まりして汚れが落ちにくくなるため、「ちょうどいい縫い幅」に調整。タグや不要な重ね縫いは避け、シンプルで清潔を優先します。
★ ショーツとのなじみ
装着したとき、ショーツにテンション(引っ張り感)が出にくいよう、ウイングの形や生地の裁ち方(バイヤス裁ち)も工夫。立体的な陰部の形状になじむよう、しなやかな構造になっています。
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【絵文字と記号で表す機能】
ギャラリーでは、作品の機能をわかりやすく示すため、以下のような絵文字や記号を使っています。
• ■☔️:全面防水タイプ(月経帯・ホルダー)
• ■☂️:部分防水タイプ(センター・サイド防水ハンカチcloth)
• ■🌂:防水なし(ライナー、padなど)
• ■凸凹:ボタン付き(クロッチで固定、ズレ防止)
• ■凸/■凹:吸収帯やホルダーの組み合わせ用スナップ
• ■🌿:草木染め生地を使用したナプキン
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【サイズの目安(縦の長さ)】
• 月経帯/ホルダー/ライナー:
S:約21cm/M:約24cm/L:約28cm/LL:約30cm
• 一枚型ハンカチcloth(部分防水含む):
M(二つ折り時)16×28cm/L(三つ折り時)24×28cm
• ワイドcloth(センター防水):
縦14〜18cm × 横24cm以上(商品により異なる)
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【よく使われる用語解説】
• 陰部:尿道・膣・肛門が集まる部分。布ナプキンの装着位置の目安。
• 月経血:子宮内膜がはがれて出てくる血液と粘液。経血とも呼ばれる。
• クロッチ(マチ):ショーツの股部分。ナプキンが触れるところ。
• 肌面/ショーツ面:それぞれ皮膚に当たる面とショーツ側の面。
• 吸収帯:吸収層として布を重ねた部分。
• 防水布:経血がショーツに染みないよう堰き止めるシート。
• 多層構造:吸収力UPのため布を複数重ねた設計。
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布ナプキンは、素材・構造・デザインすべてに意味があり、使う人の体と心をやさしくサポートしてくれます。ご自身に合ったデザインやサイズを選ぶ際の参考にしてください。