布ナプキン用語解説(専門版)
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●経血(けいけつ)
月経周期に伴い子宮内膜が剥離し、血液・粘液・子宮頸管分泌液などと共に排出される生理的排泄物。粘性・色調・性状は周期や体調により変動し、通常2〜7日間持続。
観察対象として量・色・塊の有無・におい・粘性等に注目することは、月経健康の自己把握および体調管理に有効である。
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●布ナプキン(月経帯)
再使用可能な布製の月経処理用品。経血、および多量帯下・軽度の尿漏れにも対応。
吸収構造:単層〜多層(重ね型、一体縫製型)、防水性:有・無、固定方式:ボタン・ホルダー・挟み込み等、多様なバリエーションが存在する。
moonandus_cozyでは、
• 防水層内蔵型(安心設計)
• 非防水型(通気性重視・温活対応)
の2種を展開。
◉使用選定要素
• 排泄物の性状(量・粘性・急速性)
• 月経日数・時間帯(活動中/睡眠中)
• ナプキン面積・堆積厚・吸収層構造
• 防水有無・素材特性(天然素材/速乾性/保温性)
• 交換可能時間の予測
◉吸収量目安(1回排出分)
• Sサイズ:15cc(大さじ1杯)以下
• Mサイズ:30〜50cc(大さじ2〜3杯)
• Lサイズ:75cc前後(大さじ4〜5杯)
◉交換基準
2〜3時間毎を推奨。理想はオーバーフロー前の交換。
定期的な交換・観察・評価の反復により、月経パターンを個別に把握し、適正使用・自己理解が深化する。
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●ライナー
吸収体を内蔵しない、極薄・防水機能なしのショーツカバー布。
主に帯下による下着汚染防止、粘膜の摩擦・刺激予防を目的とし、日常使用向け。
1日1枚を目安とするが、汚染度により適宜交換。
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●一体型布ナプキン
羽根付き使い捨てナプキンの構造を模した、多層一体構造の布ナプキン。
内部構造:吸収帯+防水布が縫合済み、羽(ウイング)部にボタンを装備。ショーツクラッチを包み固定でき、ズレ・横漏れ予防に効果。
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●ホルダー
薄型・防水付きの布カバー。単体での短時間使用も可能。
pad(パッド)やclothを重ねて吸収力を強化する「重ね構造対応型ナプキン」。
特徴:構成を分離できるため洗濯効率が良く、特に2層構造パッドは洗浄性・速乾性・衛生性に優れる。
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●ハンカチcloth
経血吸収に特化した、基本構造の布ナプキン。形状は主に正方形・長方形。
折り畳み式により厚み・吸収量・面積の調整が自在であり、折り方・重ね方次第で多層機能となる。
【活用方法】
• クラッチ幅に合わせて折り調整
• ロール状で陰部の立体構造にフィット
• 材質組み合わせにより布同士の摩擦抵抗が働き、羽無しでも安定使用可
適応例:経血量が多い・夜間・交換困難な環境下など。一体型ではカバーしきれない場面での併用に最適。
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●部分防水ハンカチcloth
ハンカチclothに一部防水布を内蔵・追加した構造。防水位置は折り方により調整可能。
吸収性・自由度は保持しつつ、局所的な漏れ対策を可能とする。ウイング構造を持たないため、固定安定性には工夫を要する。
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●pad(パッド)
布ナプキンに重ね使用する、クラッチ幅サイズの吸収補助布。
• 防水なしタイプ:柔軟で吸収力重視
• 防水ありタイプ:下層ナプキンへの浸透防止
主目的は吸収強化・使用時間延長・洗濯時の汚染分離(パッドのみ取り替える)など。構造分離型ナプキンにおける「可変吸収帯」として機能。
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この専門用語集は、布ナプキン講座・商品解説・養成講座資料・助産師指導等にそのままご活用いただけるよう設計しています。PDF化・図解付き資料化・医療者向けトーンへの調整も可能です。必要であればお知らせください。
布ナプキン用語解説(専門版)
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●経血(けいけつ)
月経周期に伴い子宮内膜が剥離し、血液・粘液・子宮頸管分泌液などと共に排出される生理的排泄物。粘性・色調・性状は周期や体調により変動し、通常2〜7日間持続。
観察対象として量・色・塊の有無・におい・粘性等に注目することは、月経健康の自己把握および体調管理に有効である。
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●布ナプキン(月経帯)
再使用可能な布製の月経処理用品。経血、および多量帯下・軽度の尿漏れにも対応。
吸収構造:単層〜多層(重ね型、一体縫製型)、防水性:有・無、固定方式:ボタン・ホルダー・挟み込み等、多様なバリエーションが存在する。
moonandus_cozyでは、
• 防水層内蔵型(安心設計)
• 非防水型(通気性重視・温活対応)
の2種を展開。
◉使用選定要素
• 排泄物の性状(量・粘性・急速性)
• 月経日数・時間帯(活動中/睡眠中)
• ナプキン面積・堆積厚・吸収層構造
• 防水有無・素材特性(天然素材/速乾性/保温性)
• 交換可能時間の予測
◉吸収量目安(1回排出分)
• Sサイズ:15cc(大さじ1杯)以下
• Mサイズ:30〜50cc(大さじ2〜3杯)
• Lサイズ:75cc前後(大さじ4〜5杯)
◉交換基準
2〜3時間毎を推奨。理想はオーバーフロー前の交換。
定期的な交換・観察・評価の反復により、月経パターンを個別に把握し、適正使用・自己理解が深化する。
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●ライナー
吸収体を内蔵しない、極薄・防水機能なしのショーツカバー布。
主に帯下による下着汚染防止、粘膜の摩擦・刺激予防を目的とし、日常使用向け。
1日1枚を目安とするが、汚染度により適宜交換。
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●一体型布ナプキン
羽根付き使い捨てナプキンの構造を模した、多層一体構造の布ナプキン。
内部構造:吸収帯+防水布が縫合済み、羽(ウイング)部にボタンを装備。ショーツクラッチを包み固定でき、ズレ・横漏れ予防に効果。
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●ホルダー
薄型・防水付きの布カバー。単体での短時間使用も可能。
pad(パッド)やclothを重ねて吸収力を強化する「重ね構造対応型ナプキン」。
特徴:構成を分離できるため洗濯効率が良く、特に2層構造パッドは洗浄性・速乾性・衛生性に優れる。
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●ハンカチcloth
経血吸収に特化した、基本構造の布ナプキン。形状は主に正方形・長方形。
折り畳み式により厚み・吸収量・面積の調整が自在であり、折り方・重ね方次第で多層機能となる。
【活用方法】
• クラッチ幅に合わせて折り調整
• ロール状で陰部の立体構造にフィット
• 材質組み合わせにより布同士の摩擦抵抗が働き、羽無しでも安定使用可
適応例:経血量が多い・夜間・交換困難な環境下など。一体型ではカバーしきれない場面での併用に最適。
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●部分防水ハンカチcloth
ハンカチclothに一部防水布を内蔵・追加した構造。防水位置は折り方により調整可能。
吸収性・自由度は保持しつつ、局所的な漏れ対策を可能とする。ウイング構造を持たないため、固定安定性には工夫を要する。
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●pad(パッド)
布ナプキンに重ね使用する、クラッチ幅サイズの吸収補助布。
• 防水なしタイプ:柔軟で吸収力重視
• 防水ありタイプ:下層ナプキンへの浸透防止
主目的は吸収強化・使用時間延長・洗濯時の汚染分離(パッドのみ取り替える)など。構造分離型ナプキンにおける「可変吸収帯」として機能。
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この専門用語集は、布ナプキン講座・商品解説・養成講座資料・助産師指導等にそのままご活用いただけるよう設計しています。PDF化・図解付き資料化・医療者向けトーンへの調整も可能です。必要であればお知らせください。