今回出品しますのは、ウクライナで春分の日に作る小鳥型のパンを模したぬいぐるみです。
このパンにはジャイヴォロンキ、またはジャイヴォロノクという名があって、いずれもあちらの言葉で『ひばり』という意味だそうです。
TVで『ウクライナ支援』として岐阜県のパン屋さんが作ったこのパンがとても可愛らしくて、自分でもぬいぐるみにしてみようと思い立って出来上がったのがこの子達です。
バターロールうさぎと同じくクリーム色のファーに焼き色を付けて、目はモデルとなったパンの、ぽちっと付いた小さなチョコの目が可愛かったので、ボタンやビーズではなくフレンチノットステッチで表現してみました。
この子達は割れ物や誤嚥の心配のある物は使用しておりませんので、小さいお子様やペットのいるおうちに御迎え頂いても大丈夫です。
色付けはベビー服に使っても問題のない塗料ですのでお口に持って行っても安心です(が、あまりお勧めはしません)。
こちらのぬいぐるみはウクライナ支援として販売し、売り上げの半分を日本赤十字社を通じてゆうちょ銀行より寄付を行う予定です。
(他の募金先になった場合はレターにて報告します)
一月前よりロシアのウクライナ侵攻が始まってテレビを通じて現地の惨状を目の当たりにし、あちこちで黄色と青のウクライナの色を使った支援が広がるのを見ながら、それでも『お金の管理に自信がない』などとうじうじしつつ、散歩で立ち寄る近所の神社の御参りのついでにお祈りする……程度の事しか自分はしておらず、この戦争も今までや今現在各地で起こっている戦争や人道危機と同じく、正直に言って『他人事』でした。
他人事ではなくなったのはTwitterでフォロワーさんにウクライナの方がいると気付いた時でした。
海外の方で殆ど絡まないのでどんな方なのかとふと見た処、とても可愛く温かみのある羊毛フェルトの動物を作られる作家さんでした。
『わあ、素敵❤』と相互をしてプロフィールを見て、その時に気が付いた次第です。
その方だけではありません。
以前FANTANIMAというイベントの公式アカウントで流れて来た、可愛いクリーチャーの赤ちゃんのぬいぐるみに一目ぼれしました。
御迎えは叶わなかったけど、その方の出品ページを見て他の特徴的で可愛いぬいぐるみ達を見て癒されました。
その方もウクライナの方でした。
また別のネットニュースでフェイクファーを使ったとてもリアルで美しいオオカミの精霊のぬいぐるみの写真を見て『こんな動物を作りたい』と強い憧れを抱きました。
その方は確かロシアの方だった気がします。
そうして、海外のテディベアイベントのHPを『いつか参加したい』と眺めていたら、ウクライナの作家さん、ロシアの作家さん、今戦争をしている国の方達の名前が並んでいました。
そうして、作品を生で見たいと思う作家さん、足元にも及ばないかもしれないけれど自分の作品を見て貰いたいと思う作家さん、その方達は今どうしているのだろうと考える様になりました。
会ったこともなければ名前もろくに読めない、思い出せない、知っているものといえば写真で一度見た作品だけなその人達がこの世からいなくなってしまう事、或いは作品を生み出せなくなる事が寂しく悲しい、と思う様になりました。
そして色々と考えた結果、今回の事を起こす事となりました。
今回は『ウクライナ支援』と銘打っていますし、募金先もその目的の処へと振り込みをさせて頂きます。
でも、気持ちの上では国家に関係なくこの戦争で傷付く人達、悲しむ人達、『作品』という己の声に等しい物を止めざるを得なかった人達に届けば良いと願っています。
春を呼ぶ鳥の姿をしたパンのぬいぐるみであるこの子達が、温かな春と美味しいパンと鳥たちが歌う穏やかな日々を取り戻す力となる事を祈って。
けものみせ店主・風間翔
素材:アクリルファー、化繊綿、刺繍糸、ボタン付け糸、染料
今回出品しますのは、ウクライナで春分の日に作る小鳥型のパンを模したぬいぐるみです。
このパンにはジャイヴォロンキ、またはジャイヴォロノクという名があって、いずれもあちらの言葉で『ひばり』という意味だそうです。
TVで『ウクライナ支援』として岐阜県のパン屋さんが作ったこのパンがとても可愛らしくて、自分でもぬいぐるみにしてみようと思い立って出来上がったのがこの子達です。
バターロールうさぎと同じくクリーム色のファーに焼き色を付けて、目はモデルとなったパンの、ぽちっと付いた小さなチョコの目が可愛かったので、ボタンやビーズではなくフレンチノットステッチで表現してみました。
この子達は割れ物や誤嚥の心配のある物は使用しておりませんので、小さいお子様やペットのいるおうちに御迎え頂いても大丈夫です。
色付けはベビー服に使っても問題のない塗料ですのでお口に持って行っても安心です(が、あまりお勧めはしません)。
こちらのぬいぐるみはウクライナ支援として販売し、売り上げの半分を日本赤十字社を通じてゆうちょ銀行より寄付を行う予定です。
(他の募金先になった場合はレターにて報告します)
一月前よりロシアのウクライナ侵攻が始まってテレビを通じて現地の惨状を目の当たりにし、あちこちで黄色と青のウクライナの色を使った支援が広がるのを見ながら、それでも『お金の管理に自信がない』などとうじうじしつつ、散歩で立ち寄る近所の神社の御参りのついでにお祈りする……程度の事しか自分はしておらず、この戦争も今までや今現在各地で起こっている戦争や人道危機と同じく、正直に言って『他人事』でした。
他人事ではなくなったのはTwitterでフォロワーさんにウクライナの方がいると気付いた時でした。
海外の方で殆ど絡まないのでどんな方なのかとふと見た処、とても可愛く温かみのある羊毛フェルトの動物を作られる作家さんでした。
『わあ、素敵❤』と相互をしてプロフィールを見て、その時に気が付いた次第です。
その方だけではありません。
以前FANTANIMAというイベントの公式アカウントで流れて来た、可愛いクリーチャーの赤ちゃんのぬいぐるみに一目ぼれしました。
御迎えは叶わなかったけど、その方の出品ページを見て他の特徴的で可愛いぬいぐるみ達を見て癒されました。
その方もウクライナの方でした。
また別のネットニュースでフェイクファーを使ったとてもリアルで美しいオオカミの精霊のぬいぐるみの写真を見て『こんな動物を作りたい』と強い憧れを抱きました。
その方は確かロシアの方だった気がします。
そうして、海外のテディベアイベントのHPを『いつか参加したい』と眺めていたら、ウクライナの作家さん、ロシアの作家さん、今戦争をしている国の方達の名前が並んでいました。
そうして、作品を生で見たいと思う作家さん、足元にも及ばないかもしれないけれど自分の作品を見て貰いたいと思う作家さん、その方達は今どうしているのだろうと考える様になりました。
会ったこともなければ名前もろくに読めない、思い出せない、知っているものといえば写真で一度見た作品だけなその人達がこの世からいなくなってしまう事、或いは作品を生み出せなくなる事が寂しく悲しい、と思う様になりました。
そして色々と考えた結果、今回の事を起こす事となりました。
今回は『ウクライナ支援』と銘打っていますし、募金先もその目的の処へと振り込みをさせて頂きます。
でも、気持ちの上では国家に関係なくこの戦争で傷付く人達、悲しむ人達、『作品』という己の声に等しい物を止めざるを得なかった人達に届けば良いと願っています。
春を呼ぶ鳥の姿をしたパンのぬいぐるみであるこの子達が、温かな春と美味しいパンと鳥たちが歌う穏やかな日々を取り戻す力となる事を祈って。
けものみせ店主・風間翔
素材:アクリルファー、化繊綿、刺繍糸、ボタン付け糸、染料