木版画で季節のぽち袋　〜葡萄(ブドウ)〜

和紙に木版で葡萄を摺り、ポチ袋をつくりました。 １セット3枚入りです。 葡萄は仲秋の季語です。 葡萄と人類のかかわりはかなり古く、4千年前のエジプトの壁画には葡萄の栽培を示すものがあるそうです。 日本に葡萄が伝来したのは比較的遅く、奈良時代だそうです。平安時代になると貴族の間で珍重されるようになり、『枕草子』や『源氏物語』にも葡萄が出てくるそうですよ。とはいえ、食用としてではなく、観賞用や薬用として扱われていたのだそうです。 縦138ｍｍ×横70ｍｍ（上部折り曲げた状態で、縦121ｍｍ×横70ｍｍ） 手作業でカット・成形しているため、多少のばらつきがあります。 和紙は白い奉書紙で、厚みがあり、しっかりしています。 水彩絵の具や墨に糊をまぜて摺っているので、水がつくとにじみます。 色ごとに版を掘り、手で摺っているので、少しずれたり色がかすれたりします。 木版画の味として楽しんでいただけると嬉しいです。