コラボで生まれた美しいノートたち

コラボで生まれた美しいノートたち

2021年の手帳におすすめのノートシリーズの紹介です。 https://minne.com/items/24762432 このノートシリーズは、3年前に立ち上げたso notebooksという独立したブランドの作品です。 2016年から商標登録の準備を進め、2017年4月に国内の商標登録、その後、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、韓国、香港、台湾でも商標登録しました。 その後、自分のネットショップや対面での販売、国内・海外ともに販売できるモール系サイトに出品などしてきました。 本年5月にminneデビューしたので、minneでも販売させていただくことにしました。 このノートを作り始めたきっかけは、4年前、500pxというSNSで、ある写真を見たことでした。 500pxというのは写真愛好家向けのSNSで、自分でも投稿していましたが、他の方の作品もよく見ていました。 ノート作りのきっかけになった写真はアメリカのビジネスマンの投稿したもので、金色の空間に小さな窓のようなスペースがあるごくシンプルな写真でした。 それを見たとき、なんとなく、「クフ王のピラミッド」というタイトルを思いつきました。 大昔にエジプトに旅行に行きましたが、当時はクフ王のピラミッドの中に入ることができました。 その時の印象をビジュアル化したら、こんな写真になるだろう… そんなイメージの写真だったのです。 そして、まったく唐突に、 「こんな表紙のノートがあったら欲しいなぁ」 と思いました。 当時、私は手帳ジプシーで、自分が使いたいと思う手帳が見つからず、かなりのフラストレーションがたまっていました。 そこで、折角表紙に使いたい作品が見つかったのだから、自分の手帳くらい自分で作ればいいんじゃない? と、ごく気軽に、このプロジェクトをスタートさせることになったのです。 ところが、実際に始めてみると、ことはそう簡単ではありませんでした。 まず、ブランドロゴを作り、それをノートに使用するにあたり、商標を取っておかないと非常にリスキーであることを知りました。 また、グローバル販売するつもりなら、海外の商標登録は、国内とは別に行う必要があることも知りました。 それからは、ロゴデザイナーの選定、商標登録を進めるための特許事務所の選定、ノートデザインの選定とデザイナーとの交渉に契約、ノートの印刷と製本を依頼する業者さんの選定…と、いわば「協力者探し」に奔走することになりました。 特許事務所は、最初は東京で二社当たって、どちらも諸事情から不可となり、結局、大阪の特許事務所にお世話になることに。 ロゴデザインは、当時、東京で書家として活躍していた若手の女性アーティストに制作を依頼しました。 彼女の初個展を銀座で見て、この人しかいないと思って頼んだところ、快諾していただけました。 印刷と製本を依頼する業者さん選びは難航を極め、最終的には九州の会社さんに頼むことに。 そして肝心の表紙デザインは、500px仲間の一人にお願いすることにしました。 残念ながら、そもそものきっかけになった「クフ王のピラミッド」写真を撮った方からは断られた(泣)ため、他の方に…。 私のものとは違って、とてもドリーミーで幻想的なデジタル作品を作る方です。 500pxの彼女のポートフォリオを見ていて、ノートの表紙に使いたいものが次から次へと見つかるので、リクルートさせていただきました。 こんなわけで、非常に多くの方に協力していただいて、ようやく: ・大阪の特許事務所の尽力で商標登録できた東京の書家デザインのロゴを使い ・5つの作品をアメリカの写真仲間に提供してもらって ・九州の会社で印刷と製本、品質チェックを担当してもらった 8デザインのノートシリーズ第一期が生まれたのです。 さらにその後: ・大阪の作曲家に楽曲提供いただいて ・映像コンペに参加経験ありの東京の元同僚に宣伝用のイメージ動画を作ってもらい ・二期シリーズのデザインをオーストラリア在住の版画家に依頼 しています(笑)。 こうして、コラボ作品として生まれた美しいノートシリーズですが、今年、minneでの販売に当たっては、カレンダーシールとセットで購入できるようにしました。 手帳として使う場合は、カレンダー機能がついている方が便利ですよね。 また、このノートシリーズは、同じ表紙デザインで、ハードカバータイプとソフトカバータイプを用意しています。 4年前、ノートの仕様を決める際、amazonと楽天のノート製品のレビューコメントを全部チェックしました。 その際、ハードカバーを好む人とソフトカバーを好む人、それぞれに納得の理由があることが分かりました。 ハードカバー派の方の言い分は、 「台がなくても表紙を台代わりにして書けるのが便利」 ソフトカバー派の方は、 「表紙が柔らかいと、丸められるのが便利」 だそうです。 実際、これまでの販売経験上、どちらも同程度の割合で選ばれています。 minneご利用の皆様も、お好みの方をお選びくださいませ。 2021年は、美しいノートとともに、テンション高く希望に満ちた一年を過ごしていただければ幸甚です。

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アニメーション作家

ねこのおなか
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