写真の憂鬱

写真の憂鬱

ネット販売にとって、商品写真は必須項目です。 私はこの(商品)写真を撮影するのが大の苦手です。 新作の豆本がようやく完成に近づくと、完成を迎える喜びよりも「写真を撮らなくてはならない。。。」と思うと、憂鬱でゆううつで一気にテンションが奈落の底に。。 写真は昔から苦手で、センスのかけらもなく、才能はゼロだと自負(えばるな)しています。 それでも、商品写真を撮らざる得ない身の上になってからは、少しでもまともな写真が撮れるように、ネットや書籍などで調べたり勉強をして、それらを試してみました。 それでもなかなか上達しないと、自分の腕前を棚上げして、道具のせいにし始めます。 「あの高価な一眼レフのデジタルカメラで撮影すれば、きっと素晴らしく撮れるに違いない。」 「撮影ボックスなるものを使用すれば、センスの良い写真が撮れるに違いない。あまり安いものでなくて、ちょっとお高いもののほうがいいかな。」 などなど、お金で解決できるものだと、自分を納得させたりします。 写真というのは、アートなのだと思います。 被写体を通して、自分の内面や生き方を表現をする芸術なのだとも思います。 商品写真にはそれほどまでの芸術性は必要ないと言われますが、それでも精魂込めて作ったもの(作品)を少しでも良く見せたい、作品に込めた思いをも写真に表現したい、少し大げさですが作品というものは、自分の分身のようなものであるように思います。 外注に出すことも考えましたが、自分の作品の良さは作者自身が一番理解しているものだとも思うので、お金もかかることだし、今後も少しずつでも努力してゆきたいと思っています。 アイキャッチ画像は、Amazonで購入してみた撮影ボックスです。 (金で解決しようとしていないか?(笑)) 新作の豆本「老人と海-ヘミングウェイ」はこの撮影ボックスで撮影しました。 「うん、確かに明るく撮影できる、画像レタッチも随分ラクだし。」 写真は見違えるほどにはなってはいませんが、こればっかりは一朝一夕にはゆかないものでもありますし、少しでも憂鬱が解消できればと思う今日この頃です。

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