和歌山産の欅で製作したローテーブルです。ちょっと大きいのでリビングテーブルというべきか。和歌山にはおもしろい木材屋さんがおりまして(インスタ @i_am_daikiman 榎本林業 よかったらご覧ください! )そこから仕入れた欅です。自らを材木屋と呼んでますが、山の管理、木の育成、伐採、運び出し、製材、不動産事業、建築施工、内装などすべてを一社でやれる会社でして、実はそんなことできる会社は日本にほぼありません(5社らしい)。5年程前からのお付き合いですが、それを知ったのは最近。すごい!!おいてかないで!!
さて本材について。
見た目の通りいい感じの欅。もう画像だけで伝わっちゃってます。丁寧に加工しているという点も自分としては大きな声で最低2回くらいは言いたいのですが、たとえ磨き込んだとしてもやはり質の良い木でなければこんなに美しくはなりません。光沢があるように見えるかもしれませんが、ツヤ消しのオイルです。この光沢は素材由来のもので、塗料由来の光沢ではありません。両者の光沢は実際に見れば全然違いまして、文脈からお察しの通り、前者の「素材由来」の方が優です。配送の方が「めちゃくちゃ綺麗っすね」と驚くくらい、その美しさは見る人間を圧倒します。
欅の性質として、辺材(樹皮に近い白い部分のこと)が心材より弱いです(というか心材が強すぎるんですけど)。なのでその辺材の硬度や密度で全体の質もなんとなく分かる、と思っています。辺材が良いものは総じて色艶もよく、白の発色というか透明感があるために心材のオレンジ色が映え、全体的に良くまとまってくれます。なので欅は辺材が大事!とは私しか言っていないと思いますが、自分はそう固く信じています。
杢目が好きな人は多いですが、自分はまあそれほどでも、って感じです。グワグワと全体的に杢で押してくる素材は逆に敬遠しちゃうというか、自分は脚も作っているので「杢じゃなくて脚みてよ!」となっちゃうというか。でも本材のように全体の中にちょっとあるのは大好きです。本材の杢は「サバ杢」という特に珍しいものでもなんでもない杢で価値もほぼありません。っていうかあんまり好かれないです。材の質がここだけ違うから、他が引っ張られて割れることがあるからです(乾燥期間の話で乾燥しきってしまえばok)。自分は大好きな杢でして、杢はもうサバ杢だけでいいですってくらい。
本材の魅力はこの心辺材の色のコントラストとサバ杢なんですが、実はなにもないところが良かったりしまして。言語化するのは難しいんですけど、年輪のラインのシャキッと感、間隔が狭い(=詰まってる)、鮮やかな色、派手さは無いのになぜか惹かれるこの感覚。きっと自己満足ですハイ。
脚のデザインについては、好みがあると思います。板の形がこれなので4点で接地するのがデザイン上まとまります。でも普通に4本の脚を板の角から下ろせませんでしょ?6本になっちゃいますやんか。6本は無理ですよ、そんなデザイン無理に決まってます。
そんなこんなで結論がこれ。3本の垂直は等間隔です。
横がもうすこし短いほうがスタイリッシュなのは分かっていますが、一応テーブルなので(アートやオブジェでは無い)安定することが第一です。一枚板テーブルって使う天板の形や重量などが原因でデザイン上の制約が多いんです。自由にデザイン出来ないこのモヤモヤは実際にお作りいただければ体感していただけるはず!でもこの制約の中でもがくのが楽しいんですかね。いやどうだろう?
ただ結果的にはけっこう気に入ってます。
※寸法(21目の画像をご参照ください)
よこ : 120.5m
奥行き : 59cm
全高 : 37m
天板の厚み : 2.7cm
和歌山産の欅で製作したローテーブルです。ちょっと大きいのでリビングテーブルというべきか。和歌山にはおもしろい木材屋さんがおりまして(インスタ @i_am_daikiman 榎本林業 よかったらご覧ください! )そこから仕入れた欅です。自らを材木屋と呼んでますが、山の管理、木の育成、伐採、運び出し、製材、不動産事業、建築施工、内装などすべてを一社でやれる会社でして、実はそんなことできる会社は日本にほぼありません(5社らしい)。5年程前からのお付き合いですが、それを知ったのは最近。すごい!!おいてかないで!!
さて本材について。
見た目の通りいい感じの欅。もう画像だけで伝わっちゃってます。丁寧に加工しているという点も自分としては大きな声で最低2回くらいは言いたいのですが、たとえ磨き込んだとしてもやはり質の良い木でなければこんなに美しくはなりません。光沢があるように見えるかもしれませんが、ツヤ消しのオイルです。この光沢は素材由来のもので、塗料由来の光沢ではありません。両者の光沢は実際に見れば全然違いまして、文脈からお察しの通り、前者の「素材由来」の方が優です。配送の方が「めちゃくちゃ綺麗っすね」と驚くくらい、その美しさは見る人間を圧倒します。
欅の性質として、辺材(樹皮に近い白い部分のこと)が心材より弱いです(というか心材が強すぎるんですけど)。なのでその辺材の硬度や密度で全体の質もなんとなく分かる、と思っています。辺材が良いものは総じて色艶もよく、白の発色というか透明感があるために心材のオレンジ色が映え、全体的に良くまとまってくれます。なので欅は辺材が大事!とは私しか言っていないと思いますが、自分はそう固く信じています。
杢目が好きな人は多いですが、自分はまあそれほどでも、って感じです。グワグワと全体的に杢で押してくる素材は逆に敬遠しちゃうというか、自分は脚も作っているので「杢じゃなくて脚みてよ!」となっちゃうというか。でも本材のように全体の中にちょっとあるのは大好きです。本材の杢は「サバ杢」という特に珍しいものでもなんでもない杢で価値もほぼありません。っていうかあんまり好かれないです。材の質がここだけ違うから、他が引っ張られて割れることがあるからです(乾燥期間の話で乾燥しきってしまえばok)。自分は大好きな杢でして、杢はもうサバ杢だけでいいですってくらい。
本材の魅力はこの心辺材の色のコントラストとサバ杢なんですが、実はなにもないところが良かったりしまして。言語化するのは難しいんですけど、年輪のラインのシャキッと感、間隔が狭い(=詰まってる)、鮮やかな色、派手さは無いのになぜか惹かれるこの感覚。きっと自己満足ですハイ。
脚のデザインについては、好みがあると思います。板の形がこれなので4点で接地するのがデザイン上まとまります。でも普通に4本の脚を板の角から下ろせませんでしょ?6本になっちゃいますやんか。6本は無理ですよ、そんなデザイン無理に決まってます。
そんなこんなで結論がこれ。3本の垂直は等間隔です。
横がもうすこし短いほうがスタイリッシュなのは分かっていますが、一応テーブルなので(アートやオブジェでは無い)安定することが第一です。一枚板テーブルって使う天板の形や重量などが原因でデザイン上の制約が多いんです。自由にデザイン出来ないこのモヤモヤは実際にお作りいただければ体感していただけるはず!でもこの制約の中でもがくのが楽しいんですかね。いやどうだろう?
ただ結果的にはけっこう気に入ってます。
※寸法(21目の画像をご参照ください)
よこ : 120.5m
奥行き : 59cm
全高 : 37m
天板の厚み : 2.7cm
サイズ
作品説明参照
発送までの目安
10日
配送方法・送料
購入の際の注意点
ーご使用上の注意ー
テーブルとしてのみご使用ください。
天板の上に乗ったり飛び跳ねるなどの行為もしくは重量物を乗せる事で想定以上の荷重がかかると事故につながる可能性があります。
ー塗装、経年変化、メンテナンスについてー
天板や脚部の塗装、および経年変化に対する弊社のポリシーは「全作品に共通する加工について①②」「大切にしていること①②」をご参照ください。
メンテナンスについては天板の樹種、板の製材のされ方などでひとつひとつ異なります。詳細はご購入後にメールでご連絡を差し上げております。ご確認をお願いいたします。