和歌山産の欅で製作したローテーブルです。ちょっと大きいのでリビングテーブルというべきか。カットを意図的に入れて人工的な直線を作り雰囲気を軽くしています。雰囲気が重すぎると現代的な空間に合わせづらい(特に大きいサイズの一枚板ならなおさら)と考えています。
見た目の通りいい感じの良質な欅。丁寧に加工しているのは当然ですが、たとえ磨き込んだとしても質の良い木でなければこんなに美しくはなりません。光沢があるように見えるかもしれませんが、ツヤ消しのオイルです。つまりこの光沢は素材由来のもので、塗料由来の光沢ではありません。両者の光沢は実際に見れば一目瞭然で違いまして、前者の「素材由来」の方が見た目がいいです。配送の方が「めちゃくちゃ綺麗ですね!」と驚くくらい、良木本来の輝きは見る人間を圧倒します。
欅の性質として、辺材(樹皮に近い白い部分のこと)が心材より弱いです(というか心材が強いだけで比較して弱いというイメージです)。なのでその辺材の硬度や密度で全体の質もなんとなく分かる、と思っています。辺材が良いものは総じて色艶もよく、白の発色というか透明感があるために心材のオレンジ色が映え、全体的に良くまとまってくれます。なので欅は辺材が大事!とは私しか言っていないと思いますが、自分はそう思います。
杢目が好きな人は多いですが、自分はそれほど重要視していません。グワグワと全体的に杢で押してくる素材は逆に敬遠しちゃうことも。でも本材のように全体の中にちょっとあるのは大好きです。本材の杢は「サバ杢」という特に珍しいものでもなんでもない杢で価値もほぼありません。っていうかあんまり好かれないです。材の質がここだけ違うから、他が引っ張られて割れることがあるからです(乾燥期間の話で乾燥しきってしまえばok)。自分は大好きな杢でして、特に欅のサバは大好物です。
本材の魅力はこの心辺材の色のコントラストとサバ杢なんですが、実はなにもないところが良かったりしまして。言語化するのは難しいんですけど、年輪のラインのシャキッと感、間隔が狭い(=詰まってる)、鮮やかな色、派手さは無いのになぜか惹かれるのが欅の魅力だと思います。
以下脚のデザインについて説明。
板の形を勘案するとこの板は床と4点で接地するのがデザイン上まとまります。でも板の角を6つ作っているのでどこから4本だすかが問題。考えた結果がこれです。3本の垂直は等間隔です。横がもうすこし短いほうがスタイリッシュなのは分かっていますが、一応テーブルなので(アートやオブジェでは無い)安定することが最も大事です。
結果的にはけっこう気に入っているデザインです。
※寸法(21目の画像をご参照ください)
よこ : 120.5m
奥行き : 59cm
全高 : 37m
天板の厚み : 2.7cm
和歌山産の欅で製作したローテーブルです。ちょっと大きいのでリビングテーブルというべきか。カットを意図的に入れて人工的な直線を作り雰囲気を軽くしています。雰囲気が重すぎると現代的な空間に合わせづらい(特に大きいサイズの一枚板ならなおさら)と考えています。
見た目の通りいい感じの良質な欅。丁寧に加工しているのは当然ですが、たとえ磨き込んだとしても質の良い木でなければこんなに美しくはなりません。光沢があるように見えるかもしれませんが、ツヤ消しのオイルです。つまりこの光沢は素材由来のもので、塗料由来の光沢ではありません。両者の光沢は実際に見れば一目瞭然で違いまして、前者の「素材由来」の方が見た目がいいです。配送の方が「めちゃくちゃ綺麗ですね!」と驚くくらい、良木本来の輝きは見る人間を圧倒します。
欅の性質として、辺材(樹皮に近い白い部分のこと)が心材より弱いです(というか心材が強いだけで比較して弱いというイメージです)。なのでその辺材の硬度や密度で全体の質もなんとなく分かる、と思っています。辺材が良いものは総じて色艶もよく、白の発色というか透明感があるために心材のオレンジ色が映え、全体的に良くまとまってくれます。なので欅は辺材が大事!とは私しか言っていないと思いますが、自分はそう思います。
杢目が好きな人は多いですが、自分はそれほど重要視していません。グワグワと全体的に杢で押してくる素材は逆に敬遠しちゃうことも。でも本材のように全体の中にちょっとあるのは大好きです。本材の杢は「サバ杢」という特に珍しいものでもなんでもない杢で価値もほぼありません。っていうかあんまり好かれないです。材の質がここだけ違うから、他が引っ張られて割れることがあるからです(乾燥期間の話で乾燥しきってしまえばok)。自分は大好きな杢でして、特に欅のサバは大好物です。
本材の魅力はこの心辺材の色のコントラストとサバ杢なんですが、実はなにもないところが良かったりしまして。言語化するのは難しいんですけど、年輪のラインのシャキッと感、間隔が狭い(=詰まってる)、鮮やかな色、派手さは無いのになぜか惹かれるのが欅の魅力だと思います。
以下脚のデザインについて説明。
板の形を勘案するとこの板は床と4点で接地するのがデザイン上まとまります。でも板の角を6つ作っているのでどこから4本だすかが問題。考えた結果がこれです。3本の垂直は等間隔です。横がもうすこし短いほうがスタイリッシュなのは分かっていますが、一応テーブルなので(アートやオブジェでは無い)安定することが最も大事です。
結果的にはけっこう気に入っているデザインです。
※寸法(21目の画像をご参照ください)
よこ : 120.5m
奥行き : 59cm
全高 : 37m
天板の厚み : 2.7cm
サイズ
作品説明参照
発送までの目安
10日
配送方法・送料
購入の際の注意点
ーご使用上の注意ー
テーブルとしてのみご使用ください。
天板の上に乗ったり飛び跳ねるなどの行為もしくは重量物を乗せる事で想定以上の荷重がかかると事故につながる可能性があります。
ー塗装、経年変化、メンテナンスについてー
天板や脚部の塗装、および経年変化に対する弊社のポリシーは「全作品に共通する加工について①②」「大切にしていること①②」をご参照ください。
メンテナンスについては天板の樹種、板の製材のされ方などでひとつひとつ異なります。詳細はご購入後にメールでご連絡を差し上げております。ご確認をお願いいたします。