モツァレラ・わたげにはサーモフィラスと
ブルガリカスという2種類の乳酸菌を
使っています。
この2種類の乳酸菌はセットで使われる事
が多いです。
たとえば、ヨーグルトなんかには必ず、
セットで入っています。
サーモフィラスは牛乳に酸味を与えます。
ブルガリカスは風味を与えます。
どちらもそれぞれ特技があり、自分の
役割をこなしてくれます。
この2種類の乳酸菌はとても仲良しです。
牛乳をどんどん乳酸発酵させて、酸味を
出すサーモフィラスですが、
ブルガリカスがいないと途端にペースダウン。
サーモフィラスだけになると発酵のスピード
が落ちるのです。
普段、サーモフィラスがどれだけ仕事が
早いかというと、モツァレラを作る時に
発酵が終わったら冷やすという工程が
あるのですが、冷やすのが5分遅れると、
モツァレラの食感が大きく損なわれます。
発酵させる温度にもよりますが、15分
遅れると、もう形にならないくらい、
練る作業でドロドロと溶けていきます。
目の離せないヤツです。
皆さんの周りにも、そんな人いませんか?
親友と一緒だと、お調子者で盛り上げるのが
上手くて、でも一人になると途端に静かになる
そんな人が。
ちなみにカチョカバロは、サーモフィラスのみを
使っています。
サーモフィラスはブルガリカスと手を組めば、
仕事が早いのは十分、承知の上ですが、
10日ほど熟成期間が必要なカチョカバロは
ゆっくりじっくり、落ち着いて仕事を進めて
欲しいのです。
あなたは一人でも、やればできる。
期待してますよ。
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